ゲームレポート

1Q
川崎 28-16 横浜

立ち上がり、#22ファジーカスの1on1、横浜のミスから#7篠山のブレイク、#14辻の3Pシュート、#12スパングラーのダンク、#22ファジーカスのゴール下と得点し残り6:06、13-2のリードを奪い、横浜のタイムアウト。その後も、ディフェンスでプレッシャーをかけ横浜に簡単に得点をさせず、#14辻の3Pシュート、#22ファジーカスのステップバックショット、#7篠山・#14辻の3Pシュートと攻撃の手を緩めず、テンポよく得点を重ねていく。終盤、横浜にも交代で入った#25竹田がミドルシュートを決め、#1川村に3Pシュートを決められ、28-16の12点リードで第2クォーターへ。

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2Q
川崎 43-36 横浜

川崎は横浜のゾーンディフェンスに対してパスを回して、#43永吉のミドルシュート、#0藤井の3Pシュート、#9栗原のスティールから#0藤井のブレイクと得点するのに対し、横浜は#42ウォッシュバーンを起点として得点し、残り4:54、40-25でオフィシャルタイムアウト。その後、川崎は約2分間ノーゴールとなり我慢の時間帯となるが、ディフェンスで#14辻がスティールから速い展開で3Pシュートを自ら沈め、残り2:14、43-29で横浜のタイムアウト。その後、自分たちのミスから横浜#0細谷、#1川村に連続得点され、一気に一桁差まで詰め寄られ、43-36の7点リードで前半を折り返す。

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3Q
川崎 56-62 横浜

開始早々、単純なミスが続き、横浜#0細谷のドライブ、#1川村の1on1、#42ウォッシュバーンのドライブ、#2高島のブレイクと連続得点で一気に逆転され、残り4:23、47-50で川崎はタイムアウトを取り、修正を図る。その後、オフェンスを組み立て直し、#22ファジーカスのフリースロー、#14辻のブレイク、しかし、横浜に確率よくミドルシュートを決められる。終盤、#12スパングラーのポストプレー、#7篠山の3Pシュートで踏ん張り、56-62の6点ビハインドで最終クォーターへ。

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4Q
川崎 83-81 横浜

お互いにディフェンスの激しさが増す中、横浜は#42ウォッシュバーンのフックシュート、#4パーマーのドライブ、川崎は#22ファジーカスのポストプレー、#12スパングラーのゴール下、#0藤井の3Pシュートと得点を重ね、残り4:42、68-74でオフィシャルタイムアウト。直後、#14辻が3Pシュートを決め、#33長谷川が徹底して横浜#1川村にプレッシャーをかけ、24秒オーバータイムを奪い、#0藤井が球際を制し、ゴール下を決め、残り2:55、73-74で横浜のタイムアウト。その後、#14辻の3Pシュートで逆転に成功し、#22ファジーカスのステップインバスケットカウントで残り2:02、79-76。横浜#4パーマーがテクニカルファウルを犯し、#22ファジーカスのフリースロー、そして#14辻と#22ファジーカスのピック&ロールで得点し、残り0:46、83-78で横浜のタイムアウト。しかし、横浜#1川村に3Pシュートを決められ、残り0:30、83-81。その後、時間を使ってオフェンスを行い、横浜#4パーマーの最後の3Pシュートは外れ、タイムアップ。83-81の2点差で勝利。
前半はリズムあるオフェンスでリードを奪うが、後半、連続得点で逆転され、シュートが入らず我慢の時間帯が続く中、勝負所でエースの#14辻と#22ファジーカスがシュートを決め切り、#33長谷川や#0藤井がディフェンスを粘り、苦しい展開ながらも10勝目をあげた。

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試合後コメント

ヘッドコーチ

北 卓也

北卓也ヘッドコーチ

「神奈川ダービーの第2弾ということで、沢山のお客さんが集まってくれて、観てる側としてはスリリングな試合だったかと思いますが、ヘッドコーチからしてみれば終盤劣勢の中でよく逆転してくれたなと思います。こういうクロスゲーム(接戦)を勝てたということは、チームにとっては非常に大きいと思います。出だしは良かったんですけど、第3クォーターのところでオフェンスがうまくいかなくて13点、逆に横浜には26点を取られたことが、こういうゲーム展開になった理由かなと思います。チームもケガ人が出ていまして、チーム力をしっかり見せようという話はしたんですが、オフェンスは良くなかったですし、オフェンスリバウンドも取られていたので、その辺りを修正して、明日また良い準備をして臨みたいです。」

ー第3クォーターは追い上げられる展開が続いていましたが、残り4:23までタイムアウトを取らなかったのは何か理由があったのでしょうか。
「(追い上げられている時間帯に)取られているのがレイアップだけだったので。うちのポイントゲッターであるニック(#22ニック・ファジーカス)だったりにヘルプが寄っているのが分かっているのに、そこにパスをして、ミスをしたりタフショットを打って走られて、というだけだったので(タイムアウトを取りませんでした)。まぁ我慢もしましたけど、特にまだタイムアウトを使う必要はないかなと思って我慢してました。」

—第4クォーターに6点前後のリードを許す時間帯が続いていましたが、その間も冷静でいられたのでしょうか?
「向こうには入れられてましたが、こっちもシュート決まってましたし、6点差だったので。おそらく向こうは40分近く出てる選手がたくさんいたので、終盤バテるんじゃないかなぁとも少し思ってて、我慢じゃないですけど、どっちに転ぶかなぁと。これ以上点差が開いたらタイムアウト取らなきゃいけないとは思ってましたけど、6点くらいでしたら2~3回の攻撃で追いつけますので、まだ静観していたというか、状況を見てました。ニックが4つ目のファウルをしたときはどうしようかと思ったんですけど、我慢せずファウルしないことを信じて出し続けました。」

ー#14辻直人選手はここまでずっと10点前後の得点だったのが、今日は20得点で終盤にも逆転シュートを決めて活躍を見せていましたね?
「今日は3Pシュートが6/9ですので、彼の強みがしっかり出た試合だったのかなと思います。開幕当初はコンディショニングも良くなかったですし、日本代表として世界で戦ってきて感じるものがあるらしく、色々試しているようなので、僕はそれを我慢しながら見てます(笑)。ただ忘れて欲しくのないのは、彼の強みは3Pシュートだということですね。色んなことをやりたいという欲が出るのは素晴らしいことだとは思うんですけどね。私も現役の時に色んなことをやりたがっていたので。色んなことをやると自分の強みが出づらくなって、相手に対して脅威でなくなってしまうので、自分の強みを出しつつ色んなことをやっていって欲しいと思います。彼はこれからだと思っています。今日は最後勝負所で決めてくれたので、今日の活躍は素晴らしかったと思います。」

ー点数が伸びなかった時間帯は控えのメンバーが出ていた時間だったと思うんですが、試していたりということがあったんでしょうか。
「控え選手たちは色々と課題もあるんですが、今回はママドゥ(#25ジュフ磨々道)がいないというところで、永吉(#43永吉佑也)と鎌田(#18鎌田裕也)でどういうオフェンスができるかなと思っていたんですけど、ヘルプされて(抑えられて)しまいまして。ただ永吉は良いシュートが何本か決まってますので、明日も続けていきたいなと。第3クォーターにヘルプされたところで、ワンサイド(片側)だけで攻めすぎてしまったというのがありますので、サイドチェンジしながらボールを動かしてオフェンスするというのが課題かなと思います。」