ダイジェスト

特別ルールの5分ハーフ前後半制で行われるGAME3。先手を取ったのはA東京。24田中の連続得点で0-5とされるも、7篠山のフローターショット、22ファジーカスのゴール下バスケットカウントなどで巻き返し、8-11の3点ビハインドで試合を折り返す。後半、川崎は7篠山のフリースロー、22ファジーカスのゴール下で1点差に迫ると、激しいディフェンスでA東京のミスを誘い、残り3分に22ファジーカスのフリースローでついに逆転。2ギャレット、24田中の3Pシュートで猛追を図るA東京に対し、川崎はしっかりとディフェンスリバウンドをものにし、パス連携から12スパングラーが連続得点をあげてリードを広げ、26-18でタイムアップ。チームを後押しする大声援を受けた川崎が躍動し、ファイナルへの切符を掴んだ。

ゲームレポート

1Q
【前半】川崎 8-11 A東京

立ち上がり、A東京#24田中の3Pシュート・ドライブと連続得点されるが、川崎は#22ファジーカスがポストプレー、ゴール下バスケットカウントと決め返す。A東京#2ギャレットに連続得点を許すが、#7篠山のフローター、#14辻のパスから#12スパングラーの合わせで決め返し、残り1:03、8-9でA東京のタイムアウト。その後、A東京#15竹内にポストプレーをねじ込まれ、8-11で前半を折り返す。

2Q
【後半】川崎 26-18 A東京

開始早々、#7篠山がファウルをもらいフリースローを決め、A東京#24田中にフローターを決められるが、#22ファジーカスのフローターで決め返す。その後、東京のオフェンスを24秒間守り切ると、#22ファジーカスがフリースローを2本沈め、#7篠山のパスから#12スパングラーがゴール下を決める。そして、A東京のオフェンスをシャットアウトし、#22ファジーカスがフックシュートを沈め、残り1:57、18-13でA東京のタイムアウト。川崎は東京のオフェンスを全員で凌ぐと、#12スパングラーがドライブを決める。A東京#2ギャレットに3Pシュートを決めれるが、勝負所、#12スパングラーがリバウンドショットを沈め、#22ファジーカスのフリースローで勝負あり、26-18の8点差で勝利。

3Q
4Q

試合後コメント

ヘッドコーチ

北 卓也

選手が落ち着いてやってくれたことが一番だった

「激戦でしたが、本当に勝てたことは選手が最後まで諦めずにハードにプレーしてくれたおかげだと思いますし、ホームアドバンテージですね。沢山のブレイブサンダースファンの方々が味方になって後押ししてくれた結果が第3ゲームの終盤、力を貸してくれた。それがこのような結果になったと思います。
東京さんとは毎試合毎試合タフなゲームになるんですけど、今日の2試合目もそうですけど一つのミスが勝敗に関わってくるという事になりますので、2試合目は残念ながら勝負所でうちがミスが多くて勝利が東京さんの方に行ってしまった。逆に3試合目の終盤はうちが精度の高いプレーをして勝利を掴んだという結果だと思います。本当に勝敗を分けるのは1つのプレーで変わるというところだと思います。初めて3試合目まで戦いましたけど3試合目の前半は劣勢になってて、ここからどう巻き返せば良いか色々考えてましたけど、私が考えることなく選手が落ち着いてやってくれたことが一番だったと思います。
後はニックとライアンですね。第3試合、26得点のうち二人で22得点ですから第2試合の終盤彼らのミスで負けたとたぶん彼らは思っていて第3ゲームで晴らしてくれた、これが本当に素晴らしいと思いますしチーム力の結果だと思います。あと1試合、27日1試合でBリーグ初代チャンピオンが決まりますので良い準備をして臨むだけです。」

''
PF

ライアン・スパングラー

チームにエナジーを与える事ができた

「個人的なパフォーマンスについては、特に第3戦は自分らしいプレーが出来たと思います。
走ったり、レイアップ決めたり思い切りチームにエナジーを与える事ができたので、自分が目指しているプレーが出来たと思います。チームとしては第2戦、終盤まで良いプレーできたと思います。ただ最後終盤にミスが多くて結局ああいう結果になってしまったと思うんですけど第3戦、全員が良く頑張って良いチームプレーが出来たと思います。」

''
C

ニック・ファジーカス

こういう勝ち方でファイナルまで進む事が出来て嬉しい

「ファイナル進出が決まって、最高の気分ですね。シーズンの初めからファイナルまで行くのが目標でしたので第3戦までいってこういう勝ち方でファイナルまで進む事が出来て嬉しいです。」
ゲーム3を戦ってみて---
「延長に似ている感じなんですよね、もちろん普通の延長より大きいですけど慣れてなかった部分があったのでどうすれば良いか分からなかったんですけど、こういったフォーマットは難しいと思いますがとてもエキサイティングなゲームだったと思います。 」
ゲーム3への気持ちの切り替えはーーー
「第2戦の終盤に勝負所で大事なフリースロー2本落としましたのでチームに迷惑をかけて少し落ち込んでたんですけど、第3戦が始まる前にそのことを忘れて切り替えて第3戦は新しい試合でしたので何とかチームを引っ張ってチームが勝つために頑張りたいという気持ちで戦いました。」

''
SG/SF

長谷川 技

(ディフェンスで)チームに貢献できたことが嬉しいです

「(北HCが試合後、自身のディフェンスをポイントに挙げていたことは)嬉しいです。北さんにそう言ってもらえて、頑張った甲斐があったかなと。それでチームに貢献できたことが嬉しいです。
ファイナルは楽しみです。どうなるかわからないですけど、やれることをしっかりやって、全力で試合に臨みたいです。」

''
PG

篠山 竜青

第3戦をものにできるという自信はあった

「第2戦の負け方は、うちのシュートが外れてしまったからという負け方だったので、しっかりと10分間自分たちのプレーをすれば第3戦をものにできるという自信はあったので、冷静に入れました。
ファイナルは一発勝負なので、どちらが自分たちのバスケットを出せるかという戦いになると思います。いい準備をして、いい環境で(試合を)やれることを楽しみたいです。」

''