開始4分で2-11とリードを許した川崎は試合の主導権を取り戻せなまま第1Qで13点のビハインドを背負う。第2Qに入り6小澤・0藤井が激しいディフェンスを仕掛け流れを掴むと、33長谷川、22ファジーカスの3P攻勢で一気に点差を縮め、終了間際に22ファジーカスのタッチダウンパスから33長谷川がバスケットカウントによる3点プレーで逆転し、44-43で後半へ。
後半、14辻のシュートが決まり出すもチームファウルがかさむなど勢いに乗れず、拮抗した展開のまま試合は終盤へ。同点で残り1分を切ったところで、川崎は14辻のアシストから7篠山がジャンプショットを沈めると、最後までそのリードを守りきり、85-83で逃げ切り勝利した。
川崎は00デービス、7篠山、14辻、22ファジーカス、33長谷川のスタメン5人が2桁得点。6小澤はプロ初のフィールドゴールを3Pシュートで沈め、会場を沸かせた。
立ち上がりSR渋谷に簡単にパスを展開され、3本の3Pシュートを決められ、残り6:00、2-11で川崎のタイムアウト。その後も、SR渋谷の猛攻を止めることが出来ない。川崎は#7篠山・#14辻を下げ、#0藤井・#9栗原を投入するも、大きく流れを変えることが出来ず、15-28の13点ビハインドで第2クォーターへ。
#6小澤がディフェンスでSR渋谷のミスを誘うと、#18鎌田・#0藤井のミドルシュートと得点し、残り7:17、21-31でSR渋谷のタイムアウト。#7篠山のドライブバスケットカウント、#33長谷川・#22ファジーカスの3Pシュートで、残り2:56、32-35。#33長谷川の3Pシュート・ブレイクバスケットカウントで逆転し、44-43の1点リードで前半を折り返す。
#7篠山・#14辻が前半の鬱憤を晴らすかのように互いに起点となり、ドライブ・ミドルシュートと得点を重ねる。しかし、川崎はファウルが嵩み、#7篠山・#14辻を交代する。#18鎌田がディフェンスで身体を張り、#0藤井がミドルシュートで繋ぎ、62-60の2点リードで最終クォーターへ。
#0藤井のアシストパスから#6小澤の3Pシュートで会場が盛り上がり、#00デービスのリバウンドショットと得点する。お互いにミスが続く中、#14辻が交代直後に3Pシュートを沈め、残り4:02、75-73。SR渋谷に連続で決められるも、#22ファジーカスのリバウンドショット、#00デービスのゴール下で、残り1:14、83-81。勝負所、#14辻のパスから#7篠山のミドルシュート、そして、SR渋谷の2回のオフェンスを守り切り、85-83の2点差で勝利。今シーズン、5勝目をあげた。
試合後コメント
北 卓也
最後まで諦めないこととか執念が、勝利を掴むプレーになる
「非常にタフなゲームで、最後の最後、どちらが勝つかわからない試合でしたけど、ホームで勝利をお見せできてよかったと思います。
最後のオフェンスがどちらもいいシュートで終われなかったのは残念ですけど、2点取られてもおかしくないところを、よくジョシュがハリーバックしてスティールしてくれたなと思います。
こういう、最後まで諦めないこととか執念が、勝利を掴むプレーになると思いますので、これを継続してやっていけたらと思います。
やっぱり出だしの28点というのが、デイフェンスがソフトというか、向こうのファストブレイクに対して受けてしまったかなとは思いました。ただ、2Qで盛り返してくれました。ディフェンスの強度を上げようというのはこの前の北海道の敗戦からいっていますので、もっともっとディフェンスのレベルを上げていきたいと思います。
また明日、いい準備をして臨みたいと思います。」
長谷川 技
明日は仕掛けていきたい
「序盤はちょっと流れが悪かったんですけど、ディフェンスをすることによってオフェンスも上手くいったので、そのまま後半もいい流れで入れました。
明日もタフな試合になると思いますが、ディフェンスから入って自分たちの流れに持っていきたいと思います。
(個人的には)ノーマークで3Pを決めるところは決められたので、もう少し自分で仕掛けられればな、と。明日は仕掛けていきたいと思います。」
辻 直人
僕もちゃんとやらないと
「出だしは重かったですね。前半が終わって、このままじゃいけないな、(前半で7得点4アシストの)篠山さんと一緒に代表に行った僕もちゃんとやらないとと思って、後半の出だしから積極的にシュートを狙っていきました。」