ハイライト

川崎は22ファジーカスのフローターショットで先制すると、33長谷川の3Pシュート、22ファジーカスのフックシュートと、開始2分で7-0のランとリードする。さらに栃木に1Qだけで8つのターンオーバーを犯させるなどディフェンスも機能し29-12で1Qを終了。2Qに入ってもディフェンスは機能するが、攻撃がちくはぐになり得点が伸びず、40-26で試合を折り返す。

前半のチャンスを生かせなかったツケがまわってきたのか、後半に入ると息を吹き返した栃木にトランジションの早い攻撃を展開され、3Q残り5分には48-43と5点差まで詰め寄られる。ここで川崎は33長谷川が3Pシュートを沈めるとようやく落ち着きを取り戻し、11野本のバスケットカウントや7篠山の連続ジャンプシュートで59-51と再度点差を離して最終クォーターへ。第4Qに入っても7篠山・22ファジーカスのゴールで再び点差を2桁にした川崎は、粘る栃木の攻撃を00デービスの連続ブロックショットなどでしのぎきり、80-71でタイムアップ。

00デービスは12得点・12リバウンド・4アシスト・4ブロックと大車輪の活躍。特に4Qでの6リバウンド・3ブロックはチームに流れを大きく引き寄せた。この試合で7篠山に替わって先発を任された0藤井は得点こそ5点に止まったものの、24分間の出場でターンオーバー1と司令塔の役目をきっちりと果たした。そして、この日のヒーローに選ばれた22ファジーカスは、この試合でBリーグ最速となる通算2,000得点を達成した。

ゲームレポート

1Q
川崎 29-12 栃木

#22ファジーカスのフローター、#33長谷川の3Pシュート、#22ファジーカスのパスから#14辻のブレイクバスケットカウントと開始3分半で13-2とリードを奪う。その後、一進一退の展開が続き、栃木にフリースローから得点される。終盤#6小澤がハードなディフェンスを魅せ、#23ジュフのリバウンドショットバスケットカウントで、29-12の17点リードで第2クォーターへ。

2Q
川崎 40-26 栃木

お互いに速い展開を作り、連続してミスが続く中、#6小澤のバックシュート、#00デービスのドライブと得点し、残り4:46、34-16。その後、川崎は、ミスが続き、なかなか得点することが出来ない。川崎は、チームでディフェンスを粘り、我慢を続け、40-26の14点リードで前半を折り返す。

3Q
川崎 59-51 栃木

栃木は#32ロシターを主体に得点を重ね、川崎は#22ファジーカスの3Pシュート、#11野本のゴール下と得点する。しかし、栃木に得意の速い展開を作られ、残り5:34、47-40で川崎のタイムアウト。苦しい中、#33長谷川の3Pシュート、#11野本のリバウンドショット、#7篠山の連続得点でしのぎ、59-51の8点リードで最終クォーターへ。

4Q
川崎 80-71 栃木

立ち上がり、#7篠山・#22ファジーカスの連続得点で、残り8:08、65-53。#00デービスが球際を制し、#14辻の3Pシュートで繋ぎ、残り4:44、68-59。川崎はパスを展開して、#33長谷川の3Pシュート、#00デービスのダンク、#22ファジーカスのドライブと続き、残り1:01、76-65。終盤もボールをキープし、80-71の9点差で勝利。
今シーズン、10勝目をあげた。

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試合後コメント

ヘッドコーチ

北 卓也

気持ちが前面に出た内容だった

「昨日の本当に悔しい負けから切り替えて、今日は出だしから選手たちはいいプレーをしてくれたと思います。
2日間本当にたくさんの方に来ていただいて、今日は勝利をお見せできてよかったです。
昨日の負けは、最後のスリーポイントという敗因はあるですけど、やはり、栃木さんにレイアップシュートとセカンドチャンスで31点やられている。元々強いチームではあるんですけど、31点やられているのはどうなのかということで、今日は、リバウンド、ルーズボール、レイアップをさせないということを(選手が)押さえてくれましたし、気持ちが全面に出た内容だったと思います。
力のあるチームなので、連勝することは難しいながらも、今日勝って連敗を避けられたのは収穫かなと思います。
またまだ(試合が)続きますし、次節に向けていい準備をしていきたいと思います」

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SG/SF

長谷川 技

川崎はディフェンスから流れを作るチーム

「昨日、最終的にはああいう結果で終わってしまいましたが、今日は、昨日のことは忘れてリバウンド、ルーズボールをみんな意識して入りました。
(1Qのリードは)ディフェンスができた結果、オフェンスにも繋がったので、やっぱり川崎はディフェンスから流れを作るチームだと思います。」

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SG

辻 直人

大事なことが得られた試合だった

「セカンドチャンスであまりやられなかったのが、逃げ切れた要因かなと思います。(自分達のディフェンスが)甘くなってきたところで仕切り直して、相手にシュートもイージーにやられなかったですし、チームとして「こうしないといけない」ということが体現できて、その結果勝てたので、チームにとってやるべきことが分かったのかなと思います。
チームとして大事なことが得られた試合だったと思います。」

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SG

小澤 智将

持ち味を出していこうと思っていました

「少しでもチャンスをもらえたら自分の持ち味を出していこうと思っていました。ディフェンスが自分の中でも良く、ハードにプレーできたんじゃないかと思います。
今後、ハードにプレーするのは当たり前にしていって、自分はオフェンスではキャッチ&シュートが中心になるので、そこで辻さん谷口さんみたいに1本目で決めきれるように、オフェンスでも少しは貢献できるように頑張っていきたいです。」

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