川崎は33長谷川の3Pシュートで先制すると、22ファジーカスと00デービスのインサイド、さらに14辻の3Pシュートで開始2分に10-2と先行する。その後も積極的なプレスディフェンスが機能して富山の攻撃を封じると、ターンオーバーからの速攻などで得点を重ね、2Q残り3分には44-28とリードを広げることに成功。しかしここからターンオーバーで流れを富山に渡すと、連続でシュートを許し47-36で後半へ。
後半に入っても1Qのような攻撃を展開できず、さらに33長谷川、15谷口が負傷により交代するなどアクシデントも続き、点差を5点にまで詰められて第4Qへ。
第4Qでは、さらに22ファジーカスの出血や6小澤のファウルアウトでベンチメンバーの状況も危機的となり、残り2分30秒に82-80と1ゴール差まで詰められてしまう。ここで川崎はチームディフェンスで富山にタフショットを打たせると、時間を使いながら00デービス、7篠山竜青らが得点。残り1秒、富山34ウィラードが3Pシュートを放つが外れ、88-85でタイムアップ。
度重なるアクシデントにも見舞われる中、最大18点のリードを追いつかれる展開となったが、最後までリードを渡すことなく勝利をあげることができた。
#33長谷川の3Pシュートからスタートすると、#22ファジーカス、#00デービス、#14辻、#0藤井と全員が得点し、残り6:10、12-4で富山のタイムアウト。その後も、川崎は、#0藤井→#14辻→#33長谷川のブレイク、#22ファジーカスのパスから#23ジュフのゴール下バスケットカウント、#6小澤の3Pシュート、#7篠山のミドルシュートと怒涛のオフェンスを魅せ、29-17の12点リードで第2クォーターへ。
ディフェンスで富山のミスを誘うと、#15谷口のドライブ・ブレイクで残り8:12、35-19。その後も、川崎は、ディフェンスを粘り、#00デービスのブレイクで、残り4:45、42-24。中盤、富山は#33ヴァイニーにボールを集め得点をされ、残り2:03、44-29で川崎のタイムアウト。終盤も、富山に立て続けに得点されるが、ラストプレー、#7篠山が1on1で得点し、47-36の11点リードで前半を折り返す。
立ち上がり、富山#10岡田に連続して3Pシュートを決められるが、#11野本がテンポよくパスを裁き#22ファジーカス・#14辻の連続ブレイクと得点し、残り4:58、59-44とリードを奪う。しかし、その後、川崎は単調なミスが続いてしまい、富山に走られ、#10岡田・#33ヴァイニーに得点される。ラストプレー、#00デービスがリバウンドから押し込み、67-62の5点リードで最終クォーターへ。
立ち上がり、川崎はディフェンスからリズムを作り、ブレイクに繋げていき、残り8:08、72-64。富山に#45ピットマンのインサイドで攻められ、一進一退の展開が続き、残り4:38、76-70。富山は#33ヴァイニーを起点に得点を重ね、川崎は#00デービスのインサイドで残り0:48、84-82。直後、#7篠山のドライブで、残り0:37、86-82。富山#33ヴァイニーに3Pシュートを決められるも、勝負所、#14辻が2本のフリースローを沈め、88-85の3点差で勝利。今シーズン、11勝目をあげた。
試合後コメント
北 卓也
勝つことが一番、チームにとってはいいこと
「昨日負けて、色々な修正点を選手は修正してプレーしてくれたと思います。
最後、クロスゲームになりましたけど、こうやって勝つことが一番、チームにとってはいいことだと思います。まだまだ課題はたくさんありますし、後半(失点が)49点、3Pが7/13と高確率で決められています。来週、天皇杯3次ラウンドでお互い勝ち上がったらもう1回戦うことになりますので、また来週に向けていい準備をしたいと思います。」
辻 直人
チーム力をもっともっと上げていかないと
「出だしはチームとしてのディフェンスもできていましたし、よかったんですけど、2Q、3Qですね。そこでチーム力をもっともっと上げていかないと、こういう接戦になってしまいます。
接戦になっても勝てたことはよかったですけど、点差も開いていたのに詰められてこういう苦しい展開になるってことは、まだまだチーム全体の力を上げていかないと、と思いました。」
篠山 竜青
ブレイブサンダースファンの皆さんのおかげ
「タフな連戦になりましたが、2日目我慢強く戦って勝利できたのは、応援してくれたファンの皆さん、富山まで駆けつけてくれたブレイブサンダースファンの皆さんのおかげだと思います。
1勝1敗で終わりましたが、これをしっかり2勝で終われる力をつけないといけないですし、それができる能力はあると思うので、個人としてもチームとしても、もっともっと成長していかなければいけないと思います。」
ジョシュ・デービス
何とか勝つことができた
「とてもタフな試合で、相手に何回か流れを掴まれましたが、うちは我慢強く最後まで粘って、一丸となって頑張って何とか勝つことができたと思います。
(次週は)自分にとっては初めての天皇杯なので、とてもワクワクしています。相手がどこであっても、とにかく準備していいプレーをできるように頑張るだけです。」