#12スパングラーがダンクを連続で決めるが、秋田に連続して3Pシュートを決められ先行される。第2クォーターに#0藤井がディフェンスで秋田のリズムを狂わせ、速い展開から一気にリードを広げると、後半もプレーをコントロールしながら盤石のゲーム運びでリードを守り、82-60の22点差で勝利。
開始早々、#22ファジーカスのパスから#12スパングラーのダンクで始まるが、秋田#5田口・#3安藤の3連続3Pシュートが決まり、秋田の会場の雰囲気に呑まれ、後手に回るスタートとなる。落ち着きを取り戻すと、#14辻と#12スパングラーのピック&ロール、速い展開から#22ファジーカスの3Pシュート、#12スパングラーがスティールからワンマンブレイクダンクを沈め、残り5:24、13-12で秋田のタイムアウト。しかし、その後、自分たちのミスから速い展開で秋田に連続得点され、なかなかリズムが掴めない。終盤、#12スパングラーのブロックショット、#22ファジーカスのパスから#12スパングラーのアリウープ、ディフェンスから#33長谷川のブレイクと加点し、18-22の4点ビハインドで第2クォーターへ。
川崎は#0藤井のスティールから#25ジュフのブレイク、#25ジュフのパスから#12スパングラーのブレイク、パスを回して#15谷口の3Pシュート、#12スパングラーのドライブ、#9栗原のミドルシュートと加点するのに対し、秋田は#3安藤の1on1を中心に加点し、残り4:50、29-25でオフィシャルタイムアウト。直後、#0藤井がディフェンスで徹底して前からプレッシャーをかけると、#0藤井の3Pシュートバスケットカウント、#22ファジーカスのリバウンドショット、再度#0藤井の3Pシュートと抜け出し、残り2:24、38-27で秋田のタイムアウト。その後も、#22ファジーカスのポストプレー、速い展開から#9栗原の3Pシュート、#22ファジーカスのゴール下バスケットカウントと加点し、このクォーター、秋田を5点に抑える鉄壁のディフェンスを魅せ、46-27の19点リードで前半を折り返す。
#7篠山のパスから#25ジュフのゴール下、スクリーンを使い#14辻のミドルシュート、#22ファジーカスのゴール下、#43永吉のパスから#7篠山のブレイク、#22ファジーカスのリバウンドショットと連続得点し、残り6:25、56-32で秋田のタイムアウト。その後も、パスを素早く回して#14辻の3Pシュート、#43永吉のフリースロー、#22ファジーカスのゴール下、ディフェンスではプレッシャーをかけ、ローテーションを速くし、秋田のミスを誘発する。しかし、終盤、足が止まり、パスの回りが悪く、オフェンスが重くなり、ミスが続き、65-41で最終クォーターへ。
#12スパングラーのフックシュート、#25ジュフのリバウンドショット、パスを展開して#12スパングラーの3Pシュートと得点するが、自分たちのミスから秋田にブレイクを出され、残り6:52、72-47で川崎はタイムアウト。直後、秋田のゾーンディフェンスに対し、パスを回して#12スパングラーの3Pシュート、#15谷口のドライブと得点し、残り4:57、77-51でオフィシャルタイムアウト。その後、ミスも重なるが、#0藤井のミドルシュート、#43永吉の左フックシュートと加点していき、残り1:18、82-57で秋田のタイムアウト。終盤、#18鎌田を投入し、#11野本が秋田#15パルマーを徹底して抑え、オンザコート0で戦い抜き、82-60で勝利。
試合後コメント
北 卓也
北卓也ヘッドコーチ
「秋田さんはモリソン選手(秋田#13スコット・モリソン)が不在ということで、インサイドでうちに分があったので、そこをうまくつけたかなと思います。ですが、ターンオーバーが非常に多かったですし、終盤オフェンスリバウンドも取られていますから、こういう精度の低いプレーをしていては、まだまだ上を目指していくのは難しいので、イージーなミスを減らして制度を上げていくことが必要だと思っています。また明日、モリソン選手が出場するかは分かりませんが、しっかり準備をして臨みたいと思います。」
第1クォーターはビハインドを背負っていましたが、試合の入り方としては悪くなかった印象ですか?
「悪い、ですね。出だしが絶対大事だよ、モリソン選手がいないから絶対走ってくる、3Pシュートを打ってくるよと話をしていたんですけど、気持ちよく打たれてしまったというのはあります。前節までハードなスケジュールだったので、今週は練習量をいつもより落としていたので、試合の入り方は心配はしていたのですが、的中してしまって。ただ、第2クォーターにセカンドユニットの選手たちがよくがんばってくれて、ゾーンディフェンスをされた時間帯も、ボールを回して良いシュートを打ってくれて、相手の得点も5点に抑えてくれたので、そこが大きな勝負の分かれ目になったと思います。」
ゾーンディフェンスに対しての指示はされたのですか?
「スカウティングで秋田がゾーンをやってくるのは分かっていたので、準備はしていました。モリソン選手がいないということもあって、インサイドを守るためによりゾーンを敷いてくると思っていました。ゾーンをしっかり攻められたというよりは、リバウンドからの速い展開で、相手がゾーンを組まれる前にシュートまでもっていって攻略できていましたし、あとはうまくパスを回して栗原(川崎#9栗原貴宏)がシュートを沈めるという展開が作れたので、そこは良かったかなと思います。」
谷口 光貴
#15 谷口光貴
“兄弟対決”と煽られていた中で、今日の試合を振り返っての感想をお願いします。
「(兄弟対決を)意識しない、というのは無理なんですけど、自分のプレーをしてチームに貢献するということを最優先に考えて、その中で活躍できればいいな、という気持ちでした。今までプロの世界で対戦したことがなくて、どんな感じなのかなという気持ちでいたんですけど、意外といつも通りの感覚でやれました。コートに入った時に、秋田のブースターのみなさんが拍手を送って温かく迎え入れてくれて、それにはじーんときました。」
試合前には谷口大智選手と話をしたりしたんですか?
「昨日、家族が秋田に来ていたんで、兄貴の家で一緒にご飯食べて過ごしました。バスケの話というよりはお互いの生活の話とかが話題になっていました。家族は(川崎と秋田)どっちのチームグッズを着て応援する?みたいな話もしてたみたいなんですけど、結局どっちのも着ずに試合を見てました。」
第2クォーターで谷口選手のシュートで逆転し、良い流れを作れていたように思います。
「1本目のシュートが入って、自分としては気持ちよく試合に入れました。」
お兄さんのプレーはどうでしたか?
「今日はあんまり調子は良くなかったと思うんですけど、懸命に体を張ったプレーをしていて、そこは自分にはない部分で尊敬しています。明日は今日みたいな調子というわけではないと思うので、やられないように、自分も気持ちを入れて臨みたいと思います。」
最近お兄さんに似てきていると言われるのはイヤ?
「はっきり答えられないですけど・・・正直あんまり嬉しくはないかな(笑)。最近は兄貴が「俺がお前に似てきてた」と言ってて、それならまぁいいかって思ってます(笑)。