ハイライト

序盤は互いにシュートが決まらない立ち上がりとなったが、開始3分で北海道15トラソリーニがベンチへ下がると、川崎が一気に攻勢に出る。ディフェンスからの速攻で次々に点を重ねて、残り3分には17-4と点差を広げる。川崎はその後も前半のターンオーバーが2とミスこそなく試合を進めるものの、シュートミスから北海道に崩されてリードを縮められる場面もあり、38-30で試合を折り返す。

第3Qに入ると北海道にジリジリと点差を詰められるが、14辻がフリースローから加点すると、14辻→33長谷川の速攻が連続で決まり、残り4分で54-39と再びリードを広げる。14辻は第3Qだけで5アシストを記録。

このままリードを保ちたい川崎だったが、第4Qに入ると北海道のアグレッシブなディフェンスに攻め手を失い、再び点差を縮められてしまう。0藤井が3Pシュートを決めるなど気を吐くが、諦めない北海道のまえにジリジリと追い上げを許し、残り4秒でついに1点差まで迫られる。それでも最後は北海道のファウルゲームに対し、14辻がしっかりとフリースローを沈めて82-79でタイムアップ。北海道との対戦成績を4勝2敗とした。

川崎は22ファジーカスの26得点をはじめ、7篠山・14辻・33長谷川の4選手が2桁得点。14辻直人は第3Q途中のフリースローで、Bリーグ通算1,000得点を達成したほか、アシストも9本を記録した。

試合後コメント

ヘッドコーチ

北 卓也

20点差はセーフティーリードではなくなっている

「同地区の北海道さん相手に連勝して勝ち越せたことは非常に嬉しいですし、選手がよく頑張ってくれたと思います。
昨日出だしがよくなかったので、今日は出だしから、昨日の後半のようなハードなプレーをしていこうという話をしました。第1Qはいい流れで来たんですけど、いいシュートは打っていたけどなかなか決まらず押し戻されたという展開になりました。第4Qの頭にターンオーバーが3つくらい起こっていますので、そこで追いつかれたという展開になってしまいましたので、その入りのゲームコントロールをうまくできればよかったと思いますし、こういうところがもっともっと成長していければいいと思います。
ただ、本当にバスケットは何が起こるかわからないので、昨日はうちが逆転しましたけど、20点とかはセーフティーリードではなくなっていますので、いいゲームコントロールをするということがこれからも重要になってくると思います。そのへんはPGともしっかり話し合ってやっていきたいと思います。

来週、1週空きますので、疲労を取って、また3月、横浜戦にむけていい準備をしていきたいと思います。
両日たくさんの川崎ファンの皆さんに来ていただいて、カワサキコールが選手の後押しをしてくれたと思いますので、大変嬉しかったです。」

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SG

辻 直人

自分が崩して打たせようと思っていた

「(得点だけでなくアシストが多かったことは)相手もゾーンディフェンスだったので、自分が打つことも考えていましたけど、そんなにシュートタッチも良くなかったので、オープンになった人に(打たせよう)、という意識で自分が崩そうと思いました。
同じ地区の北海道に2連勝できたのは、チームにとっていいことだと思います。上位2チームとの対戦が残っているので、そこは何とか2勝できたらと思っていますので、そのための準備をしたいと思います。」

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PG

篠山 竜青

見習わなきゃいけない部分がたくさんあった

「ここまで(北海道とは)2勝2敗だったので、何としても連勝して勝ち越さないといけない節だったんですけど、昨日は苦しい展開から我慢強く戦って逆転勝利できたことはよかったですし、その反省を生かして今日は出だしからいいリズムで試合ができたのは、チームとしての成長をある程度感じることができたかなと思います。
ただ、北海道さんは外国籍選手が1人いない中であれだけタフに戦ってくるのは僕らも見習わなきゃいけない部分がたくさんありましたし、ああいうハードなプレーをもっともっと出して、東地区で順位を上げられるように努力していかなきゃいけないなと感じました。」

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PF

ルー・アマンドソン

今日の試合はよくチームが我慢した

「今シーズンの北海道戦を、勝ち越しできてよかったと思います。これからチャンピオンシップに向けて勢いに乗っていきたいと思います。
今日の試合はよくチームが我慢したと思います。特に第4Q、相手が勢いに乗ってリードを縮めてきたけど、よくチームとして我慢して逃げ切ることができたと思います。」

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ゲームレポート

1Q
川崎 21-9 北海道

立ち上がり、お互いにロースコアな展開となるが、北海道#15トラソリー二の交代をキッカケに、川崎は主導権を握り、残り5:51、9-4。その後も、川崎はディフェンスで北海道のミスを誘い、走る展開を作り、立て続けにブレイクを出し、21-9の12点リードで第2クォーターへ。

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2Q
川崎 38-30 北海道

立ち上がり、北海道に連続得点され、残り8:40、21-14で川崎のタイムアウト。その後も、北海道のゾーンディフェンスに対して、外のシュート決まらず、3点差まで詰められ、川崎は主力を投入する。川崎は#22ファジーカスが起点となり、内外と得点を重ね、38-30の8点リードで前半を折り返す。

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3Q
川崎 62-48 北海道

立ち上がり、一進一退の展開が続くが、#14辻がファウルを誘い、フリースローから得点を取ると、流れが動き出し、#18鎌田、#33長谷川と続き、残り6:37、46-35。#33長谷川がリバウンドに絡み流れを渡さず、#14辻がアシストで魅せる。終盤、#0藤井が3Pシュートを沈め、62-48の14点リードで最終クォーターへ。

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4Q
川崎 82-79 北海道

開始早々、北海度に10得点を浴び、残り7:55、64-58で川崎のタイムアウト。#33長谷川が流れを変えると、#0藤井の3Pシュートで、残り6:02、74-61。その後、川崎は、北海道の猛攻に逢い、4点差まで詰められるが、#33長谷川のゴール下で、残り1:27、77-72。しかし、北海道に連続得点を許し、残り0:03、80-79。勝負所のフリースロー、#14辻が冷静に2本沈め、82-79の3点差で勝利。

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