ハイライト

序盤の拮抗から抜け出したのは川崎。横浜のテクニカルファウルから22ファジーカスのフリースロー、00デービスのダンクで開始5分14-9とリードする。そのまま優位に試合を進めるが、第1Q残り3秒で横浜4パーマーに3Pシュートを決められて21-20の1点差に詰められると、第2Qは積極的に仕掛ける横浜に対しミスを連発。不用意な連携ミスも重なりリズムを失ってしまう。18鎌田が要所で得点し繋ぐも、37-40で前半終了。

第3Qに入ると、開始こそ横浜#34サビートに連続ゴールを決められるが、33長谷川の3Pシュート、22ファジーカスのバスケットカウント、18鎌田のゴール下などで連続10得点をあげ逆転。その後、脚の止まりだした横浜に対して、ディフェンスから走る展開に持ち込み64-59で第3Qを終えると、第4Qは何度もオフェンスリバウンドを奪って得点を重ね、一時はリードを最大17点にまで広げながら、91-80でタイムアップ。

川崎は00デービス、14辻、22ファジーカスのスタメン3人に加え、18鎌田も2桁得点。また、チーム全体で22本のオフェンスリバウンドをあげたことが、後半チームを勢いづけた要因となった。

試合後コメント

ヘッドコーチ

北 卓也

横浜さんのプレッシャーが昨日と全く違った

「神奈川ダービー、2日間盛り上がってよかったと思いますし、2連勝できてよかったと思います。
横浜さんのディフェンスのプレッシャーが昨日と全く違って、昨日はボールがスムーズに回ったんですが、今日は(横浜の)ボールプレッシャーにしてもそうですし、ディナイ(パスを通させないための守備)もそうですし、ボールが思うように回らなくて、ボールが孤立してなかなかいいシュートが打てなかったのが前半だったのかなと思います。
ゲーム開始にターンオーバーが2つ3つありますので、ああいう入り方は相手チームに勢いを与えるので、そこは改善しなければいけないと思います。
後半、プレッシャーがきついので、アタックしていけばズレができるんじゃないかという話をしたところ、うまい具合にドライブとオフボールも使いながら、ノーマークができて、後半は横浜さんがスタミナが切れたのかディフェンスの足が止まってきたので、そこで第3Q走れてリードを奪えたのかなと思います。
まだまだ(試合が)続きますので、また次節に向かっていい準備をしたいと思います。」

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PF/C

鎌田 裕也

きっちり決めるのが今後の課題です

「2Qの出だしで逆転されましたが、そこでチームで我慢してプレーし続けて、3Qにつなげられて自分たちの流れでプレーできたのがよかったと思います。
(2桁得点は)ボールがよく回って、自分のところに回ってきてそれを決めることができました。落としたところもあるので、きっちり決めるのが今後の課題です。」

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PF

ジョシュ・デービス

赤い服を着たファンたちがエナジーをくれた

「前半はチームとして苦しんで、メンタル的なミスもいくつかあって、あまりよくなかったですけど、後半みんながよく頑張って、前半の分を取り戻すというかチームとして一丸となってこういう結果を残すことができたと思います。
(アウェーゲームではあるが)赤い服を着て応援してくれるファンの姿は間違いなく見えましたし、声も聞こえました。チームを後押ししてくれて、いいエナジーをもらえて、とても素晴らしかったと思います。」

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SG

辻 直人

後半は自分たちが先手を取れた

「出だしが相手の勢いというかエナジーを出したディフェンスに後手に回ってしまってミスが多かったんですが、後半は修正して出だしから自分たちのやりたいバスケットができて、後半は自分たちが先手を取れたので、そのままいい形でゲームを運べたと思います。
(代表戦を通して)アジアで戦うには自分がまだ足りないということも分かり、厳しいマークにあってもそこで自分のプレーができるかというのが、このリーグを通して求められることだと思うので、1戦1戦、そういうところを意識して激しくやらないといけないと思いながらやっています。」

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ゲームレポート

1Q
川崎 21-20 横浜

立ち上がり、川崎はミスが多いが、トランジションを速くしてブレイク、#14辻の3Pシュート、#22ファジーカスのパスから#00デービスのアリウープと先手を取る。その後も、一進一退の展開が続くが、#00デービスがエナジー溢れるプレーを続ける。ラストプレー、横浜に3Pシュートを決められ、21-20の1点リードで第2クォーターへ。

2Q
川崎 37-40 横浜

川崎は2分間ノーゴールとなり、残り7:45、21-22で川崎のタイムアウト。#11野本を投入し、プレーに緩急を作るが、流れを掴むところで、チームとしてミスが多く、残り4:56、24-28。その後も川崎は不用意なミスが多く、球際で横浜に競り負け、リズムを作れない。終盤、#18鎌田が奮闘し、#14辻の3Pシュートで、37-40の3点ビハインドで、前半を折り返す。

3Q
川崎 64-59 横浜

川崎はパスを素早く展開して#33長谷川の3Pシュート、#22ファジーカスのバスケットカウント、#18鎌田のブレイクと一気に逆転し、残り7:10、45-43。その後も、横浜のミスを誘い、オフェンスではパスが面白いように回り、得点を重ねる。しかし、横浜にもインサイドで得点され、64-59の5点リードで最終クォーターへ。

4Q
川崎 91-80 横浜

開始早々、#14辻の3Pシュート、#14辻のパスから#00デービスのゴール下で、残り8:52、69-59で横浜のタイムアウト。#0藤井の3Pシュート、#22ファジーカスのパスから#00デービスのダンクバスケットカウントと加点し、残り4:57、78-66。#33長谷川・#14辻とパスが冴え、#00デービス・#22ファジーカスがフィニッシュで応え、91-80の11点差で勝利。
神奈川ダービーを2連勝で飾り、今シーズン27勝目をあげた。

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