琉球は開始から12マーティンがゴールにアタックし、インサイドから次々に加点していく。川崎は14辻のバスケットカウントや00デービスのドライブなどで得点し対抗すると、残り4分を切って33長谷川技の3Pシュート、22ファジーカスのジャンプショット、14辻のフリースローと連続得点をあげ、17-11とリード。そのままリードを維持しながら試合を進めるが、第2Q終盤に琉球12マーティン・33ブラウンに連続ダンクを浴びると、残り1秒に14岸本の3Pシュートが決まり、34-28の川崎6点リードで試合を折り返す。
第3Qに入ると、14岸本・51古川のアウトサイドシュートに加え、好調の12マーティンの連続ゴールなど、琉球にこのクォーター24得点を許し52-47で第4Qに入ると、さらに得点が伸びない川崎は、残り6分で10点のビハインドを背負う。ここから川崎は22ファジーカスの連続ゴール、スティールから14辻の速攻などで猛追し、残り2分に14辻のフリースローで同点に追いつく。さらに00デービスのダンク、7篠山のジャンプショットで残り10秒67-64とリードするが、残り4秒で琉球14岸本に対する0藤井のブロックがファウルの判定。フリースロー3本を決められ、67-67で延長戦に突入。
延長戦では川崎が先行し73-69とリードするも、琉球がタイムアウトを取ると試合の流れは琉球へ。残り2分からは1ゴール毎にリードチェンジを繰り返し、手に汗握る展開に会場のボルテージは最高潮に。しかし残り20秒で琉球14岸本に3Pシュートを決められ2点ビハインドを背負うと、逆転をかけた川崎14辻のラストショットは外れ、77-79でタイムアップ。
アウェーの会場の凄まじい雰囲気の中、琉球はハードにプレーしてくるが、川崎は#14辻のバスケットカウント、#00デービスのドライブと得点する。その後、川崎はディフェンスの質を高め、パスを素早く展開し、#33長谷川の3Pシュート、#22ファジーカスのゴール下で、残り1:50、15-10。#14辻がフリースローを決めて、17-11の6点リードで第2クォーターへ。
お互いに激しいディフェンスの中、#17アマンドソンがリバウンドショット・ミドルシュートと加点し、残り7:30、22-11。川崎は2分間ノーゴールとなるが、#0藤井の3Pシュートバスケットカウントで残り5:00、26-16。その後、川崎はミスが多くなり、残り2:46、28-20で川崎のタイムアウト。川崎は球際のミスが続くが、#0藤井の3Pシュートと得点するも、琉球#14岸本に3Pシュートのブザービーターで決め返され、34-28の6点リードで前半を折り返す。
#22ファジーカスのパスから#18鎌田のゴール下、#22ファジーカスのミドルシュート、#22ファジーカスのブレイクとパスを回しながら#22ファジーカスにボールを集める。しかし、#22ファジーカスがファウルトラブルになり、琉球に球際を粘られ、#14岸本に連続3Pシュートを決められ、残り2:47、44-45と逆転を許す。その後も、琉球の3Pシュートは止まらず、47-52の5点ビハインドで第4クォーターへ。
第3クォーター同様、琉球の3Pシュートが止まらず、川崎は我慢の時間帯が続き、残り6:02、49-59で川崎のタイムアウト。川崎はなかなか得点出来ないが、#22ファジーカスのミドルシュートで残り4:53、51-59。ディフェンスの意識を高めると、琉球のミスを誘い、#22ファジーカスのパスから#00デービスのアリウープで、残り1:23、63-61と逆転に成功する。しかし、琉球#14岸本の3Pシュートで、残り0:33、65-64で川崎のタイムアウト。#14辻→#0藤井→#00デービス→#7篠山のミドルシュートで残り0:09、67-64。しかし、3Pシュートのファウルをコールされ、フリースローを決められ、67-67でオーバータイムへ。
川崎はディフェンスに集中し、琉球のミスから#14辻が得点を奪い、残り3:34、73-69。今度は琉球に連続得点され逆転を許すも、#22ファジーカスのフェイドアウェイで再逆転。しかし、琉球#14岸本の3Pシュートで残り0:19、77-79で川崎のタイムアウト。ラストプレー、#14辻に3Pシュートを託すが、リングに嫌われ、77-79の2点差で敗戦。
今シーズン、17敗目を喫した。
試合後コメント
北 卓也
この雰囲気の中で逆転するところまでこれたことは今後に向けて明るい材料
「大変残念ですけど、こういう雰囲気の中でたくさんのファンの方の前でエキサイティングなゲームができたのは非常によかったと思います。
最大11点差がついたのをカムバックできたところが成長だと思いますし、この雰囲気の中でカムバックするのはかなりのメンタルが必要になってくると思います。そこで我慢強くディフェンスして逆転するところまでこれたのは、今後に向けては明るい材料かなと思います。
勝負どころで、ちょっとしたことですけどフリースロー1本とか、琉球さんは岸本選手、古川選手がフリースローを確実に入れましたし、そういうところで勝負が分かれたかなと思います。特に岸本選手ですね、32点やられましたので、スリーポイントが今日入っているところに終盤アジャストできればよかったかなとは思います。
ただ本当に選手はよくやってくれましたし、沖縄のファンの皆さんも熱狂的だと思いました。2日間ありがとうございました。」
篠山 竜青
ディフェンスのレベルは高くなってきている
「振り返ればいろんな連携ミスとかまだまだあると思いますけど、ディフェンスのレベルは高くなってきていると思いますし、そこは収穫だったと思います。
ただ、僕が33分くらいプレーして2得点とか、そういうもったいないところが最後響いたかなと思います。
この1勝1敗の反省をしっかりと次に生かして、アウェーでも2勝する力をつけていきたいと思います。(次の三遠戦も)アウェーでも会場や映像で応援してください。」
辻 直人
あのシュートが決められるようにもっと練習して仕上げていきたい
「タフな試合になったんですけど、個人的には最後のシュートが外れたのはもっと練習しろってことだと思うので、チャンピオンシップに向けて、あのシュートが決められるようにもっと練習して仕上げていきたいと思います。」