ハイライト

川崎は怪我で戦列を離れていた7篠山が復帰しスタメン出場。その篠山のフリースローで川崎が先制するが、その後はことごとくシュートが外れ、残り4分で千葉に1-14とリードされる展開。この時点で既に前半2つのタイムアウトを使い果たした川崎は、残り3:20に22ファジーカスがようやくチーム最初のフィールドゴールを決めると、14辻が2本の3Pシュートで続き、26-14で第1Q終了。

ここから立て直したい川崎だったが、第2Qに入るとターンオーバーを連発し、千葉が得意とするトランジションの速いバスケを展開され、27-49とさらにリードを許し後半へ。
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既に後がない川崎だったが、第3Qに入っても千葉の勢いを止められない。残り7分には34-64と,この日最大の30点差をつけられる。22ファジーカスのフリースロー、33長谷川の3Pシュートで食い下がるも、47-73で最終クォーターへ。その後も点差を縮められないまま試合は進み、65-87でタイムアップ。

3Pシュートの成功率は千葉が15/26(58%)に対し川崎は5/21(24%)と、3Pシュートだけで30点のビハインド。さらに第3Qまでのターンオーバーが千葉の5に対して川崎は13と、堅実なオフェンスを展開できなかったことが完敗を喫した要因となった。

試合後コメント

ヘッドコーチ

北 卓也

千葉さんよりも強い気持ちでプレーをしないといけない

「一方的なゲームになったのは非常に残念ですが、千葉さんが素晴らしいゲームをしたと思います。
出だしがすべてだったと思います。あそこで追いかける展開になってしまって、千葉さんペースになったのは間違いないです。
明日、プレー云々よりは、千葉さんは全体で2位、東地区で1位、うちは全体7位、ワイルドカードなので、あと、ホームコートアドバンテージはないので、千葉さんよりも強い気持ちとハードなアグレッシブなプレーをしないといけないと思います。明日、頑張ります。」

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PG

藤井 祐眞

GAME2の40分にこの1年間のすべてをかける

「千葉の強さを見せつけられた、強い部分が顕著に出た試合だったと思います。
自分自身、何の役にも立てなかったです。チームにもっと貢献しなきゃいけないポジションなので、ああいう展開になったからこそ自分が何か流れを変えるべきだったかもしれないですし、自分が変えなくてもリズムを作るきっかけを作れればよかったんですが、「何もできなかった」の一言です。
(明日のGAME2は)負けたら終わりなので、まずは40分にこの1年間のすべてをかけて、第3戦にいけるように全力でチーム一丸となってやるだけです。」

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PG

篠山 竜青

明日はさらにいいプレーが出せると思う

「出だしがすべてだったと思います。うちがイージーシュートを外したり、ターンオーバーから走られてしまったので、 一番やられてはいけないことを出だしでやられてしまって、終始、うちは重くなってしまいました。
(怪我からの復帰戦だったが)今日、しっかりとコートに立ってプレーできることは分かったので、明日はさらにいいプレーが出せると思います。
千葉と戦うときは、負けるときは走られているし、勝っているときはリバウンドで粘って相手のトランジションを止めるというのがデータとして出ているので、明日はそれをやるだけだと、みんな分かっていると思います。」

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SG

辻 直人

自分たちに有利だと思って開き直って戦いたい

「出だしで自分たちがつまづいてしまい、そのせいもあり千葉さんの勢いもすごく、出だしが痛かったなと思います。
結果的には何もできず、出てる5人の気迫や戦う姿勢が相手よりも劣っていたのかなと思います。それがリバウンド後にスティールされたり、リバウンド取れるところを相手に取られてしまったり、ミスをしてしまったりという油断につながってしまったのかと思います。
CSでは一瞬一瞬気を抜いてはいけないと思うので、そういうところでは千葉さんの方が上回っていたと思います。
明日に向けて切り替えて、明日の試合の出だしにどれだけ持っていけるかというのが大事になってくると思います。
緊張感は大事ですが、短期決戦ではリーグの言う「ここから先は結果こそすべて」だと思いますので、全員が貪欲に勝ちを求めて、戦う姿勢が大事だと思います。
千葉さんとの試合は一発勝負だと昨年の天皇杯も負けており、2戦・3戦あることを自分たちに有利だと思って開き直って戦いたいと思います。」

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PF

ルー・アマンドソン

自分の今までの経験を活かし、すべての力を出し切ってチームにインテンシティを与えたい

「試合の出だしから、うちはエナジーも出せていなかったですし、メンタルのタフさもなく、リズムに乗れませんでした。
千葉さんはエナジーを出して、ボールをたくさん動かし、シュートをたくさん決めていたので千葉さんに敬意を払うしかないと思います。
今日はあまり良くなかったですが、まだ明日がありますので切り替えて明日の準備をして、もっといいプレーできるよう頑張りたいと思います。
また明日は間違いなく千葉さんも気合を入れて臨んでくると思いますので、うちも同じくらいタフさを見せないといけないと思います。
明日は絶対勝たなければいけない試合なので、自分の今までの経験を活かし、すべての力を出し切ってチームにインテンシティを与えたいと思います。」

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ゲームレポート

1Q
川崎 14-26 千葉

立ち上がり、川崎はゴール下のイージーシュートを決めれず、千葉に3Pシュートを連続で決められ、残り6:43、1-8で川崎のタイムアウト。その後も、千葉の3Pシュートが止まらず、残り4:05、1-14で、川崎は早くも2つ目のタイムアウトを要求。川崎は#22ファジーカスのゴール下、#14辻の3Pシュートと得点するも、千葉の3Pシュートを止めることが出来ず、14-26の12点ビハインドで第2クォーターへ。

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2Q
川崎 27-49 千葉

川崎のオフェンスのリズムは変わらず悪く、千葉のシュートは、出る選手全員が高確率で決まり、残り5:00、15-37。川崎は、千葉のファウルを利用しながら、なんとかフリースローで得点を繋いでいく。しかし、川崎はミスが続き、打つべきタイミングでシュートが打てず、後手後手の展開となる。終盤も千葉に走られ、川崎のいいところは出ず、27-49の22点ビハインドで前半を折り返す。

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3Q
川崎 47-73 千葉

#22ファジーカスが3Pシュートを決めるも、千葉に次々と3Pシュートを決められ、残り7:10、34-64。川崎は、#22ファジーカスにボールを集め、ファウルをもらい、フリースローで得点するしか成す術がない。川崎のディフェンスはハードさを失い、終盤も、千葉のシュートの確率は落ちず、47-73の26点ビハインドで、最終クォーターへ。

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4Q
川崎 65-87 千葉

千葉のディフェンスに対して、川崎は、攻めどころがなく、残り6:29、50-80で川崎のタイムアウト。その後、川崎はディフェンスを粘り、ブレイクで得点する。川崎は、控えメンバーを起用すると、#4青木、#17アマンドソンが躍動する。しかし、つけられた点差を取り戻すのは容易ではなく、65-87の22点差で敗戦。

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