両チームとも思うようにシュートが決まらず、ロースコアな展開となるが、川崎はボールを奪っての速攻で得点を重ね、徐々にリードを広げていく。
外国籍選手が#22ファジーカス1人という状況の中、#18鎌田・#43永吉がディフェンスで存在感を発揮して琉球の外国人選手に仕事をさせず、最後までリードを広げ続けた川崎が79-55で勝利。今シーズン、リーグ最速の30勝を達成した。
12得点、11リバウンド、3アシスト
ミスが続き重い立ち上がりとなるが、#14辻に代え#9栗原を投入。本来のリズムを取り戻した川崎は、ディフェンスでボールを奪ってからの早い展開で#7篠山・#9栗原らが得点し9-0のランをみせ、残り4分13-6で琉球のタイムアウト。その後、琉球にオフェンスリバウンドからのセカンドチャンスで得点を許すものの、#7篠山が味方のチャンスを生み出し、#22ファジーカス、#43永吉がゴール下シュートを沈めて19-16で第2クォーターへ。
ゾーンディフェンスを仕掛ける琉球に対し、川崎はパスを回しながら#0藤井の3Pシュート、#25ジュフのリバウンドショット、#0藤井のミドルシュートなどで着実に得点していく。残り5:33、31-18の場面で琉球がタイムアウトを取ると、その後、お互いに攻めるが点が入らない守り合いの展開となる。川崎は#22ファジーカスを休ませながら、#18鎌田がディフェンスで存在感を発揮し琉球の外国人選手の攻撃を封じる。34-22で前半を折り返す。
川崎はディフェンスで琉球のミスを誘うと、#25ジュフ・#22ファジーカスが得点をあげリードを広げていく。その後も精度の高いディフェンスで琉球のオフェンスの足を止めると、攻めてはパスを展開してチームでチャンスを作りながら#22ファジーカスのフックシュート、#33長谷川のミドルシュート、#22ファジーカスのリバウンドショットと加点していく。終盤、琉球の速い展開に持ち込まれ、#31喜多川、#5マクヘンリーに連続してブレイクを決められるが、#22ファジーカスがポストプレーで決め返し、55-39で最終クォーターへ。
追撃を試みる琉球に対して、川崎は相手のチャンスを悉く潰し、控えのメンバーを出しながらもさらにリードを広げていく。終盤、琉球の速い展開に持ち込まれ、#14岸本に連続3Pシュートを決められるもセーフティリードを保ちながら、79-55の24点差で勝利。
#12スパングラーが不在の中、全体を通して琉球の攻撃を押さえ込み、攻めてはパスを展開しながら確実にシュートを決めたことが勝利に繋がった。この試合で川崎は今シーズン、Bリーグ30勝一番乗りを果たした。
試合後コメント
北 卓也
ライアンの分をカバーしていかないといけないという話をしました
「後半戦再開時(渋谷戦)に続いて横須賀での試合となりましたが、沢山の方に会場までお越しいただき非常に嬉しく思いました。試合内容に関しては相手の得点を55得点に抑えられた事が勝因かと思います。ディフェンスに関しては良かった面もありますが、今日は琉球さんのシュートパーセンテージが少し低かったのでその部分で助かった部分もあるかと思います。
試合を通して出場したメンバーがそれぞれ自分の仕事をしてくれたと思いますし、ライアンがいない中での試合だったので総力戦になるという事は試合前に選手に話していましたし、ひとりひとりが少しずつライアンの分をカバーしていかないといけないという話をしました。
明日は今日と同じような展開にはならないと思いますので、しっかりとディフェンスから試合に入りイージーに得点させないことを徹底したいと思います。」
北卓也ヘッドコーチ
篠山 竜青
周りもよく見えていて、いいアシストにもつながった
「今日は周りもよく見えていて、いいアシストにもつながったと思いますが、10点以上取ることを目標にしていて今日は2点届かなかったので、そこは足りなかったです。
明日は向こうも修正してくるので今日のような試合にはならないと思います。自分たちはしっかりディフェンスから入り、オフェンスもディフェンスもミスを少なく、精度を高くしていければと思います。」
#7篠山竜青
ジュフ 磨々道
このメンバーは家族みたいな存在
「ライアンがいないので、リバウンドに参加しないといけないと意識していました。
(チームとしては)ディフェンスで相手を抑えてブレイクを狙う、という考え方でした。
このメンバーはずっと一緒にやってきて家族みたいな存在です。みんなのために、いつも応援してくれるファンのために、これからも頑張ります。」
#25ジュフ磨々道