前半、川崎はミスも少なくバランスよく得点を重ねるものの、三遠#7チルドレスに得点を許しリードを許し、残り3分で31-39のビハインドを背負うが、ここから川崎が怒涛の連続得点で13-0のラン、前半終了のブザーとともに#14辻の3Pシュートが決まり44-39で試合を折り返す。後半に入っても川崎は勢いを止めずに得点を重ねると、ディフェンスでの三遠の攻撃を分断し、試合の主導権を握る。三遠#7チルドレスには27得点を許したものの、チームの総合力で最後まで攻め続けた川崎が89-76で勝利を収めた。
序盤、三遠のボールと人が常に動く流動的なオフェンスに苦しみ、#73田渡にゴール下・3Pシュートと連続得点を許し、開始3分半で2-8の展開となる。川崎は#22ファジーカス・#14辻の3Pシュート、セットプレーから#22ファジーカスのゴール下と得点していく。その後、三遠は#鈴木の3Pシュート、川崎は#22ファジーカスのポストプレーバスケットカウント、#7篠山の左ドライブと一進一退の展開が続く。終盤、三遠#7チルドレスにドライブ・ゴール下と2連続バスケットカウントを許し、川崎はこのクォーター得点を取るも普段のリズムとは異なり、17-22の5点ビハインドで第2クォーターへ。
立ち上がり、川崎は#9栗原・#25ジュフのミドルシュート、三遠は#2ドジャーのミドルシュートとお互いに外のシュートで得点を重ねていく。その後、三遠#1大石のシュートが連続で決まり、#7チルドレスのドライブ、#47並里のドライブと点差を広げられかけるが、#0藤井が三遠のパスをスティールし、自ら3Pシュートを沈め、残り4:38、31-36でオフィシャルタイムアウトに入る。川崎は三遠のオフェンスに苦しむが、ディフェンスで#14辻が相手のミスを誘い、#11野本のブレイクで残り2:30、33-39で三遠のタイムアウト。直後、#14辻と#22ファジーカスのピック&ロール、#7篠山のドリブルジャンプショットで一気に追い上げ、残り0:44、37-39で再度、三遠のタイムアウト。終盤、#14辻のパスから#22ファジーカスの3Pシュートで逆転し、#11野本が三遠の#7チルドレスに好ディフェンスを魅せ、#14辻がブサーと同時に3Pシュートを沈め、44-39の5点リードで前半を折り返す。
立ち上がり川崎はディフェンスのプレッシャーを高め、三遠のミスを誘うと、#14辻の絶妙なパスから#22ファジーカスのゴール下、#33長谷川のポストプレー、#25ジュフのゴール下と連続得点し、残り6:52、51-42で三遠はタイムアウトを取らざるを得ない。その後も、#33長谷川がポストプレーで起点を創り、#7篠山のミドルシュート、#25ジュフのオフェンスリバウンド、パスを展開して#33長谷川の3Pシュートと開始5分半で13点のリードを奪う。#11野本が三遠チルドレスを抑え込みミスを誘うと、#11野本のブレイクで残り3:19、64-47で三遠のタイムアウト。#22ファジーカスが得意のフェイドアウァイでバスケットカウントを沈めるが、三遠#7チルドレスの1on1で崩され、67-55の12点リードで最終クォーターへ。
開始早々、三遠#7チルドレスが全開でドライブバスケットカウント・フリースローと点差を詰められるが、川崎はディフェンスをゾーンにして三遠のリズムを狂わせ、負けじと#22ファジーカスのフローター、#11野本のブレイク、#9栗原のフリースローと得点を重ねていく。しかし、三遠は#7チルドレスのドライブ、#2ドジャーの合わせのバスケットカウントと得点したところで、残り4:43、75-67でオフィシャルタイムアウトに入る。その後、川崎は#14辻の3Pシュート、ディフェンスで24秒間守り切り、#14辻のノールックパスから#43永吉のゴール下で残り3:13、80-67で三遠のタイムアウト。川崎は#14辻を起点に三遠からファウルをもらいフリースロー、#22ファジーカスのドライブフローターと得点する。終盤、三遠#73田渡に3Pシュートを決められるが、川崎も#7篠山のトリッキーなパスから#14辻が3Pシュートを決め返し、89-76の13点差で勝利。
試合後コメント
北 卓也
選手は非常に良いパフォーマンスをしてくれたと思います
「中地区で負けているチームですし、選手も悔しい思いをしていると思いますので、 10月末から三遠とは対戦してなかったのでその期間のなかで、自分たちが成長したところを見せようという事で89得点、76失点に抑えていますので選手は非常に良いパフォーマンスをしてくれたと思います。 三遠さんには素晴らしい外国人選手が3人いますので、そこをどう抑えるかというところだったんですけど、チルドレス27得点、その他の2人を気持ちよくプレーさせなかったのが良かったと思います。
最後、ゾーンも効いたと思いますが三遠さんもチームプレーが素晴らしいので、また明日良い準備をして勝って対戦成績をタイ(3勝3敗に)したいと思います。」
辻 直人
絶対負けたくないという気持ちはみんな持っていた
「三遠には負け越しているので、ましてやライアンがいない状況で、絶対負けたくないという気持ちはみんな持っていましたし、それが上手く出たのがよかったと思います。
(スリーポイントは)あと2本くらい決めないといけないのがあったので、それがチャンピオンシップでは入るようにまた準備します。
三遠には明日勝ってやっとイーブンなので、絶対明日も勝ちにいきたいと思います。」
ニック・ファジーカス
チームが勝利することが出来ましたのでそれが一番大事です
「良いプレーが出来たと思います、一番大事なのはチームが勝利することが出来ましたのでそれが一番大事です。今日の試合の事は忘れて、明日の試合に向けて気持ちを切り替えて、明日も勝利出来る様に準備したいと思います。」