ダイジェスト

 

敗戦から一夜明けて迎えた第2戦。川崎は富山のインサイドに対してヘルプディフェンスで囲む徹底マーク。ゴール下からのシュートを打たせず、富山の得点を前半21点に抑え込むことに成功。攻撃ではベンチから外れた#14辻の替わりを果たすかのごとく#7篠山がアウトサイドからのシュートを高確率で沈めチームを牽引。さらに#0藤井・#11野本がランニングプレーでチームを勢いづけ、試合のペースを渡さない。第4クォーターに入り、プレスディフェンスを仕掛ける富山を相手に追い上げを許すものの、リードを守りきり78-63で試合終了。

ゲームレポート

1Q
川崎 18-14 富山

富山は徹底してディレイドオフェンス(時間を使いショットクロック残り10秒から仕掛けるオフェンス)を遂行するのに対して、川崎はディフェンスのプレッシャーを高めて富山のミスを誘い、#22ファジーカスを起点として#25ジュフのリバウンドショット、#33長谷川のフリースローと得点していく。中盤、川崎のミスから富山に切り替えを速く連続してブレイクを出され、残り3:55、6-10で川崎はタイムアウトを要求。直後、#7篠山のパスから#33長谷川の3Pシュート、苦しい体勢ながらも#7篠山の3Pシュート、切り替えを速くして#11野本→#0藤井→#7篠山のブレイクと連続得点していく。終盤も、富山に得点を許さず、18-14の4点リードで第2クォーターへ。

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2Q
川崎 40-21 富山

開始早々、#25ジュフ→#7篠山→#22ファジーカスのフローターとコンビネーションを魅せると、#11野本がスペースに飛び込みレイアップ、パスを共有しながら、#7篠山のフローターと得点し、リードを奪い、残り6:15、26-17で富山のタイムアウト。その後も、ディフェンスを粘り、失点を抑えながら、#33長谷川のフリースロー、#0藤井のブレイクと加点し、残り4:43、31-17でオフィシャルタイムアウトに入る。2分間お互いにノーゴールとなるが、#0藤井が富山#45ピットマンのシュートをブロックすると、#25ジュフのドライブ、セットプレーから#7篠山の3Pシュート・フローターと続いていく。終盤、#18鎌田・#43永吉のビッグマンが富山の#45ピットマンをシャットアウトすると、#7篠山のドライブから#43永吉の合わせで加点し、残り0:03、40-21で富山のタイムアウト。#3晴山、#15谷口もコートに入り、40-21の19点リードで前半を折り返す。

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3Q
川崎 67-39 富山

#22ファジーカスのゴール下、速い展開から#7篠山の3Pシュート、そして、富山#34ウィラードがテクニカルファウルを取られたところで残り8:25、45-21で富山のタイムアウト。直後、#25ジュフが3つ目のファウルをコールされ、代わりに#43永吉を投入するが、富山#11宇都・#10岡田に連続得点される。そして、#7篠山のゴール下、#22ファジーカスのフローター、#33長谷川のドライブ、#7篠山の3Pシュートと巻き返す。富山にも#45ピットマンのゴール下、#30山崎の3Pシュート、#11宇都のブレイクと連続得点されるが、#11野本がディフェンスでボールを奪いブレイク、#43永吉がディフェンスを引きつけ、#0藤井の3Pシュートを演出し、67-39の28点リードで最終クォーターへ。

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4Q
川崎 78-63 富山

川崎はオンザコート0でスタートすると、#0藤井のパスから#18鎌田がミドルシュートを決めるも、富山#45ピットマンにインサイドで得点され、川崎は#22ファジーカスを投入する。富山は前からゾーンプレスを仕掛け、川崎はミスが目立ち、富山#11宇都に好き勝手走られ、残り7:11、69-49で川崎はタイムアウトを取り、修正を図る。その後、#0藤井のパスから#11野本がミドルシュートを決めるも、富山#9水戸に連続得点され、残り4:40、72-54でオフィシャルタイムアウトに突入。その後も、富山のプレスディフェンスに苦戦し、富山#9水戸に連続してブレイクを出され、残り3:53、72-58で川崎のタイムアウト。川崎はボールの運び方を修正すると、#22ファジーカスのブレイク、パスを展開して#0藤井の3Pシュートと得点し、残り0:51、78-63で富山のタイムアウト。終盤も時間を使いながら、78-63の15点差で勝利。

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試合後コメント

 
ヘッドコーチ

北 卓也

昨日の負けがしっかりと活かされての勝利かなと思います

「昨日の負けから、昨日の課題をしっかりと今日は克服、修正してくれたと思います。インサイドですね、ピットマンのところを起点に得点されたところと、うちの不用意なターンオーバーからレイアップの得点が増えたというところを修正して。今日はターンオーバーがちょっと出てますけど、インサイドのところはオフェンスリバウンドが4本、セカンドチャンスもあまり与えなかったと思いますしビッグマン、スモールマン通してチームとしてヘルプをしてチームディフェンスを機能させてくれたと思います。
昨日の負けは若干の油断からだったと思いますし、今日は昨日の負けがしっかりと活かされての勝利かなと思いますので、また次節に向けてチャンピオンシップに向けてステップアップするように準備をしていきたいと思います。」

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PG

藤井 祐眞

昨日負けて悔しい思いをしたので、そのリベンジができてよかった

「昨日負けて悔しい思いをしたので、そのリベンジができてよかったと思います。
インサイドのオフェンスリバウンドなど、昨日ダメだったところを徹底して改善して、チームで守っていい流れでバスケをできて、リードを保ったまま終われてよかったです。
怪我人はいますが、(残って)いるメンバーで全力を尽くしていきたいと思います。」

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PG

篠山 竜青

シュートフォームやスタンスを見直して、それが結果につながった

「昨日の修正点をしっかりとチームで表現して勝つことができたと思います。
(自身としては)今シーズン、3Pシュートの確率がよくなかったのですが、今週シュートフォームやスタンスを見直して、それが結果につながったと思います。
第1シードでチャンピオンシップに行きたいので、そういう意味ではチームは1つも負けられない崖っぷちの状況です。楽な試合はないので、是非たくさんの皆さんに応援に来ていただきたいです。」

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SF/PF

野本 建吾

勢いを与えられるようなプレーを心がけて、勝利につなげられたので良かった

「2Qに自分が出たときに流れを変えられたかなと思います。出場したときに点差をつけられることがないように、勢いを与えることが自分の仕事だと思っているので、ディフェンスはしとかりやって、オフェンスは勢いを与えられるようなプレーを心がけて、勝利につなげられたので良かったと思いました。
チャンピオンシップも近く、チームもそれに向けて試合の精度を上げていかないといけないとみんな考えているので、僕もそれに応えられるように頑張ります。」

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