ダイジェスト

前日とは逆にリードを許し追い上げる展開となった川崎は、攻撃がかみ合わず得点が伸びない。SR渋谷に高確率でシュートを沈められ、序盤から2桁のリードを許すも、辻の3Pシュートなどでじわじわと追い上げ、前半を3点ビハインドで折り返す。後半もSR渋谷の速い展開に得点を許し、点差を縮められないまま試合が進んでいくと、第4クォーターには再度2桁のビハインドを背負う。残り5分からフルコートで激しくプレッシャーをかけ勝負に出るものの、点差を縮めるシュートを沈められないまま試合が進み、71-84で試合終了。今シーズン、SR渋谷を相手に初めて黒星を喫した。

ゲームレポート

1Q
川崎 18-23 SR渋谷

開始早々、SR渋谷のディフェンスがハードで、#33ブラウン・#6サクレ・#10チェンバース・#9ベンドラメに3Pシュート、インサイドと連続得点を浴びて、残り6:49、3-14で川崎はタイムアウトを取り、修正を図る。その後、#7篠山のミドルシュート、#25ジュフのリバウンドショット、#22ファジーカスのポストプレー・3Pシュートで点が動き出す。しかし、SR渋谷の徹底したプレッシャーディフェンスの前に慌て、ミスを連続してしまい、SR渋谷に連続ブレイクで得点されてしまう。終盤、#22ファジーカスのフェイドアウァイ・ドライブ、#11野本のミドルシュートと得点し、18-23の5点ビハインドで第2クォーターへ。

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2Q
川崎 44-47 SR渋谷

第1クォーターに続き、SR渋谷のディフェンスに攻めあぐね、タフショットが続いてしまい、SR渋谷#34グイン・#14大塚に3Pシュートを決められ、点差を広げられてしまう。離されかけたところで、エース#14辻が2連続で3Pシュートを決め返し、残り6:05、26-31でSR渋谷のタイムアウト。SR渋谷#33ブラウンにアリウープを喰らうが、#15辻→#12スパングラー→#22ファジーカスのゴール下バスケットカウントと決め返し、残り4:44、28-35でオフィシャルタイムアウトに突入。川崎#0藤井vsSR渋谷#9ベンドラメで得点を取り合い、残り2:54、34-40でSR渋谷のタイムアウト。終盤、#0藤井のパスから#12スパングラーのゴール下、#0藤井のミドルシュート、#0藤井のパスから#22ファジーカスのゴール下と得点し、44-47の3点ビハインドで前半を折り返す。

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3Q
川崎 56-62 SR渋谷

川崎は速い展開から#7篠山の3Pシュート、#25ジュフのブレイクと得点するが、SR渋谷に#33ブラウンにミドルシュート、#6サクレのダンク、#9ベンドラメにドライブと決められ、点差を詰められないが、#22ファジーカスのフローターバスケットカウントで持ち堪える。その後、川崎はディフェンスを粘り、オフェンスでは#7篠山と#22ファジーカスのピックプレーを起点に、#7篠山のフローター・ブレイクで得点していく。その後、終了まで約3分間、守り合いの展開が続くが、川崎の不注意なミスからSR渋谷#10チェンバースにゴール下バスケットカウントを奪われ、56-62の6点ビハインドで最終クォーターへ。

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4Q
川崎 71-84 SR渋谷

#14辻のパスから#12スパングラーのゴール下バスケットカウント、そしてディフェンスでは、24秒間SR渋谷のオフェンスを守り切り、#43永吉のミドルシュートと繋いでいく。SR渋谷#34グインに3Pシュート、#7伊藤にミドルシュート、#6サクレにリバウンドショットバスケットカウントを受け、残り6:57、61-71で川崎はタイムアウトを要求。#14辻の3Pシュート、#0藤井が観客席に飛び込むほど、ボールへの執着心を剥き出しにし、#14辻のパスから#12スパングラーのダンクで残り5:00、67-74でオフィシャルタイムアウトに入る。その後、お互いに攻めるも点が動かず、時間だけが過ぎていき、残り2:26、67-75でSR渋谷のタイムアウト。#7篠山のドライブ、そして、#12スパングラーがフリースローを獲得するも決めれず、川崎はファウルゲームを仕掛け、残り1:08、69-81で川崎はタイムアウト。全員で追い上げの3Pシュートを打ち続けるも、リングに嫌われ、71-84の13点差で敗戦。
SR渋谷のエナジー全開のプレーに対して受けに回ってしまい、川崎は激しいプレーが出来ず、リードを奪うことはなく、敗戦。今シーズン10敗目を喫した。

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試合後コメント

ヘッドコーチ

北 卓也

いい経験になったと思って、また次節しっかりと課題を克服してやっていきます

「昨日、渋谷さんが出だしが悪かったので今日は出だしから激しくくると話をしていたんですけど、受けに回ったわけではないけれど、やはり渋谷さんが素晴らしいディフェンスをしたなと。悪いなりについていってはいたんですけど、最後の勝負どころ、一つのオフェンスリバウンドだったり一つのシュートが決まったら流れがきていたところがポイントだったと思います。ゾーン(ディフェンス)は効いていましたが、オフェンスで決めるところを決めきれなかったので、流れがこなかったと思います。
気持ちの面で、(昨日)負けたチームのエナジーはすごいので、そこに対して自分たちが受け身に回らないことが大事だと思うし、チャンピオンシップ(クォーターファイナル、セミファイナル)も2試合で、2試合目に(今日と)同じような敗戦になってしまうと(厳しくなる)というのがあるので、いい経験になったと思って、また次節しっかりと課題を克服してやっていきます。」

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PG

篠山 竜青

流れが来かけているところで、もったいないミスが出てしまった

「出だしのところで、渋谷さんの勢いがすごくて、こっちが後手に回ってしまったのが、一つ大きな要因でした。あとは、昨日もそうでしたけど、ちょっとしたところのターンオーバーとか、流れが来かけている、もう1本で追いつけるところで、もったいないミスが出てしまったので、チャンピオンシップに向けての課題だと思います。
今はギリギリ(チャンピオンシップの)第一シードをキープできていて、そこを絶対に譲ってはいけないので、まずは負けられないです。
チャンピオンシップに向けては、どこのチームも、うちに対して対策を練ってディフェンスをしてくると思うので、うちがその対策の上をいけるように、残りのレギュラーシーズン、結果もそうですが、内容的にもチャンピオンシップに向けて自信をつけられる内容にしないといけないです。こういう貴重な敗戦を生かして、ビデオを見ながらうちの弱いところ、強いところを整理しながら残りのレギュラーシーズンを大事に戦っていくことが必要だと思います。」

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