11/24 B.LEAGUE 2018-19 第11節 GAME2 川崎 75-79 栃木
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ゲームレポート
2日連続で4,500人を超える来場者が詰めかけた栃木戦GAME2。川崎は前日の試合で負傷退場した14辻に替わり0藤井がスタメンで出場。
川崎は前日の試合でも会場を沸かせた33長谷川が、出だしから14辻の穴を埋めるかのような積極的なオフェンスでチームを牽引。栃木も18鵤・13渡邉が3Pシュートを決め返すが、川崎は固い守備で残り5分からの失点を4点に抑えると、21マクリンのインサイド、0藤井のフリースローで19-14とリードして第1Q終了。
第2Q、川崎はシュートが決まらず我慢の時間が続くが、栃木に2本のショットクロックバイオレーションを取るなど守備で持ち堪える。残り3:20、栃木9遠藤のファストブレイクで25-27と一時は逆転されるも、0藤井が決め返して同点に戻すと、さらに31エドワーズのドライブ、0藤井のスティールから33長谷川がファストブレイクで得点し、残り2:02には31-27とリードを広げる。タイムアウトを取る栃木に対し、川崎はさらに31エドワーズがリバウンドショット、さらに21マクリンの豪快なダンクで、35-29の6点リードで試合を折り返す。
第3Qに入ると、川崎は22ファジーカスが個人技で連続得点をあげるが、栃木は9遠藤が3連続で3Pシュートを決めるなどこのクォーターだけで13得点。さらに栃木13渡邉の3Pシュートで残り5:08には47-47とリードを失うが、川崎は21マクリン・22ファジーカスのインサイドで得点を重ね、54-47と再び栃木を引き離す。ここから栃木9遠藤・4ギブズに得点され、55-51で最終クォーターへ。
第4Q、栃木9遠藤・22ロシターに連続でアウトサイドからシュート決められるなど0-13のランを浴び、残り6:05には57-64と追いかける展開に。川崎は21マクリン・31エドワーズ・22ファジーカスの3人がインサイドを攻め、残り2:16には31エドワーズのバスケットカウントで66-67と一点差に迫る。しかし栃木はここでタイムアウトを取ると、4ギブズのゴール下、22ロシターのジャンプショットで残り1:34、スコアは66-71の5点差に。川崎は後半最後のタイムアウトを取るが、ショットが決まらず逆に栃木9遠藤の速攻で点差を広げられてしまう。終盤、ファウルゲームを仕掛けた川崎は、0藤井の2本の3Pシュートで点差を縮めるが、75-79でタイムアップ。
前日に続いて、互いの持ち味が発揮されたゲームとなったが、栃木の勝負所での決定力の前に連敗を喫した。
チームスタッツ
得点、得点差の推移
チームスタッツ
試合後コメント
北卓也ヘッドコーチ
「ポゼッションを与えないということをもっと徹底しないといけない」
「勝負所で、栃木さんはシュートが決まりましたし、うちは決めきれなかったのが、最後にこの点差になったと思います。
昨日、前半で走られたというのがあったので、第1Qの出だしを気を付けるようにと話をして、出だし、前半はよかったんですけど後半のポイントでオフェンスリバウンドを取られたので、やはりポゼッションを与えないということをもっと徹底しないといけないと思いました。勝負所で(ファジーカス選手、マクリン選手、エドワーズ選手が同時にコートに立つ)"オンザコート3"にしていたんですけど、スペースが少しおかしくなった、みんなが攻めたりボールがほしいとなってスペースがないところにみんなが行ってしまったので、その辺はまだ難しいところだと思います。
栃木さんは素晴らしいチームで、昨日は渡邉選手、今日はロシター選手が決めきったのが素晴らしかったと思います。 天皇杯2次ラウンドと次の(リーグ戦となる)横浜戦がありますので、いい準備をして臨みたいと思います。」
0藤井祐眞
「こういう部分をやれるのが勝てるチーム」
「試合の最後、追い付かなければいけない場面で自分がやろう"と心に決めて必死に積極的にプレーすることで何本かのシュートを重ねることができました。それでも追い付くことができず悔しいです。強豪ぞろいの東地区で首位を走るチームの強さを感じました。
シュートが入ることだけでなく、4Qの勝負どころでオフェンスリバウンドを取ってもう一度攻めるとか、ディフェンスの粘り強さとか、そういう部分をやり切れるのが、強いチームであり勝てるチームだと思います。今度は、僕らがそれをやる番です。」
7篠山竜青
「日本一のためにはこういうチームを倒さないといけない」
「昨日の反省点を確認し、まずは出だしをしっかり入ろうということで実際、第1Qはリードして終われました。しかし勝負所で昨日同様、シュートを決めきれず、逆に相手に気持ちよく打たれてしまいました。その部分の精度の違いが2日間出てしまった結果なのだと思います。
ホームでしたし、連敗はしてはいけないと思っていましたが、日本一のためにはこういうチームを倒さないといけないと栃木さんに学ばせていただきました。自分たちもいい時間帯はありましたので、それをどれだけ長く持続できるか、また球際やリバウンドの精度を今後高めて、栃木さんなどの強豪に勝っていくかを考えるうえでファンの皆様には勝つところを見せられなかったのは申し訳なかったですが、いい勉強をさせてもらったと思っています。
今後はひとりひとりが自分自身のレベルアップをシンプルにフォーカスして続けていくことが大切です。スケジュールは厳しいですが、頑張っていきますので、引き続き応援をよろしくお願いいたします。」