3/27 B.LEAGUE 2018-19 第30節 川崎 67-62 新潟
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ゲームレポート
新潟は勝てばチャンピオンシップ進出が決定、川崎は負ければ自力での地区優勝が消滅する、互いの強い思いが交錯する中地区1位2位の対戦。
第1Q、川崎はアウトサイドのシュートが決まらない中、22ファジーカス・21マクリンのインサイド、7篠山のファストブレイクからのバスケットカウントなどで得点をあげわずかに先行する。新潟も序盤はショットミスが続いたものの、#3柏木が3Pシュートを決めると、そこから34ハミルトン・54ガードナーの両エースがアウトサイドから得点を重ね、残り3:53には9-10と新潟が逆転。川崎は31エドワーズを入れて攻撃のテンポを上げると、その31エドワーズのドライブ、22ファジーカスの3Pシュートで再度リードを奪い、18-14で第1Q終了。
第2Q、新潟が54ガードナーの個人技で得点をあげてじりじりと点差を縮めてくる。川崎も21エドワーズ・0藤井の得点でリードを保つが、オフィシャルタイムアウト明けの残り4:29には、54ガードナーの3Pシュートで26-27と新潟が逆転。ここから川崎も22ファジーカスが決め返し、両エースの点の取り合いが続いた残り0:32、7篠山の3Pシュートで川崎が35-35の同点に追いつき試合を折り返す。
第3Q、新潟が7五十嵐・54ガードナーの3Pシュートで後半の先手を取るが、川崎も33長谷川のフリースロー・14辻のジャンプショットで同点に追いつくと、残り6:34には22ファジーカスのフリースローで逆転に成功。インサイドの守りを厚くする川崎に対し、新潟はアウトサイドからシュートを狙うが決まらず、逆に川崎はパスでディフェンスを崩し7篠山のジャンプショットや21マクリンのリバウンドダンクで、残り1:31には55-45と点差を2桁に広げる。ここから新潟は34ハミルトン・54ガードナーがシュートを沈め、55-40で最終クォーターへ。
第4Q、新潟が34ハミルトン・32池田の3Pシュートで、59-58の1点差まで迫るが、川崎も14辻22ファジーカスがフリースローで着実に得点を重ねてリードを保つ。意地のぶつかり合いで守り合いの展開が続いた残り2:00、川崎は21マクリンがインサイドでシュートをねじ込み、67-60とリードを広げる。今後の得失点差を意識してファウルゲームを仕掛けない新潟に対し、最後は確実にボールをキープして、67-62でタイムアップ。
お互いにアウトサイドのシュートが決まらない試合展開の中、新潟54ガードナーに39得点を許しながらも、リバウンドの数で上回った川崎がチームオフェンスで得点をあげ勝利。新潟との対戦成績を3勝1敗とした。
チームスタッツ
得点、得点差の推移
チームスタッツ
試合後コメント
北卓也ヘッドコーチ
「我慢してディフェンスで粘り、チーム一丸でやってくれた」
中地区首位の新潟さんとの対戦で、うちは負けられないゲームだったので、どういう内容であれ勝てたことが良かったです。選手が頑張ってくれた結果だと思います。
両チームともアウトサイドのシュートが決まらない展開で、うちのディフェンスは悪くなかったと思うのですがガードナー選手にタフショットを次々も決められてしまって、前半流れに乗ることができませんでした。結局うちは3Pシュートの成功率が14%と最後までシュートが入らなかったのですが、いつもならシュートが入らないと気持ちが切れてしまってディフェンスでもやられてしまうことがあるんですが、今日は我慢してディフェンスで粘り、チーム一丸でやってくれたと思います。
うちは負けられない戦いが続くので、これからも良い準備をして臨むだけです。
7篠山竜青
「チームディフェンスには自信を持っていいと思う」
ディフェンスの部分は、特に前半は機能していたと思います。向こうのシュート成功率に助けられた部分もありますが、ローテーションやヘルプディフェンスでは一定の手応えが得られたと思います。
(ガードナー選手に39点取られてしまいましたが)あくまで大事なことは、相手チーム全体のスコアを減らすことです。ガードナー選手にも楽にシュートを打たせたというよりは、苦しませたところで最後にガードナー選手が打ってきたということであって、チームディフェンスには自信を持っていいと思います。それでも決めてくるのが彼のすごさではあるんですけど。0点に抑えることは難しいと思いますが、「これはやられてはいけない」という点の取られ方をしないように、もっともっと精度を高めていけたらと思います。
平日ど真ん中のアウェーナイトゲームで、これだけ川崎のウェアを着たファンの方が来てくれるとは思っていませんでしたし、一人一人が大きな声を出してくれて「カワサキ」コールをしてくれたのが聞こえてたので、すごく力になりました。
新潟さんとはまだゲーム差がありますし、まだまだ首の皮一枚という気持ちです。次節は神奈川ダービーで、横浜さんは調子が上向いていますので、サンダースファミリーの皆さんの後押しが不可欠です。また一家団結で一緒に戦ってください。
33長谷川技
「流れが悪かった時もディフェンスで踏ん張れた」
出だしからみんな気持ちが入ったプレーをして、うちの流れが悪かった時もディフェンスで踏ん張れたことが良かったと思います。僕自身は人ではなくボールに対してディフェンスすることをいつも通り意識していました。
オフェンスでは、北さんがいつも言っていることですが、スクリーンを使ったりやシュートに行く時のタイミングをもっと意識すれば、良いオフェンスができると思っています。
またすぐ次の試合があるので、しっかり準備したいと思います。