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【Find fun】冬の強い味方は川崎生まれ!手荒れに悩む人を救う黄色い保湿クリーム

川崎ブレイブサンダース70周年プロジェクトの企画「Find fun」は、知られざる名品や街の魅力を見つけ、発信します。

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冬が間近に近づくこの時期、ドラッグストアの店頭に並ぶオレンジ色のパッケージの保湿クリーム「ユースキンA」が、実は川崎で生まれた商品だということをご存じでしたか?
なんと、発売から63年目を迎えたそうです。ロングセラーの秘密を探るべく、1955年の創業以来、川崎を拠点に事業を展開するユースキン製薬株式会社の2代目社長・野渡和義さんと、企画部プロモーショングループマネジャー・高嶋俊継さんにお話をお聞きしました。

銀座移転の野望も……改めて感じた創業の地・川崎への愛着

ユースキン製薬の創業は1955年。それから2年後、川崎区で薬局を営んでいた創業者の野渡良清氏のもとに寄せられた「肌あれに効いて、ベタつかないクリームが欲しい」という要望に応えて「ユースキンA」が生まれました。今や全国に多くの愛用者がいる保湿クリームは、川崎で生まれた商品だったのです。
1988年に就任した野渡社長は、以前は川崎への愛着は今ほど強くはなく、本社の建て替えを検討した際には、「銀座など都心に出たいとも思った」といいます。しかし、近所の方々がユースキン製薬の事業を応援してくれていることを知り、自身が生まれ育ち、事業を続けてきた土地「川崎」への愛着を改めて感じたとのこと。そして2012年には、古くなった川崎区貝塚にある本社ビルを建て替え、新本社が完成しました。

川崎で生まれ育った野渡社長

うるおいの秘密はグリセリン。大手も羨むノウハウが凝縮

「ユースキンA」からスタートしたユースキン製薬の保湿クリームは、「ユースキンS」「ユースキンhana(ハナ)」などに展開していきました。どれも「うるおう」「翌朝しっとり」などと口コミで評判が高い商品ですが、どのように作られているのでしょうか。 「水分と油分を混ぜて、そこに卵の黄身のようなもの(界面活性剤)を入れて分離しないようにしたのがクリームです。ユースキンAは、水の部分にグリセリンを使うことで肌に浸透して、硬くなった肌を柔らかくする効果があります」と、野渡社長が教えてくださいました。このグリセリンの活用にユースキン製薬独自のノウハウがあり、他社はなかなか真似できないそうです。
野渡社長は「まだ使い心地には研究の余地がある」とも話していて、今後研究が進み、さらに質感や香りが改良された商品が登場することが期待されます。

ユースキンA(指定医薬部外品、販売名:ユースキンAa、効能:ひび、あかぎれ、しもやけ)

「つながる実感」を重視。顧客とのコミュニケーション

60年以上前に、お客様の声から生まれたユースキンA。以来ずっと大切にしているのが、お客様とのコミュニケーションです。「広告を出しても、どこでどうお客様とつながったのか分からない。でも、1人でも『このサンプルが良かった』と言ってもらえると励みになるし、実感が持てる。そういうやり方を伝統的にやってきました」という野渡社長。ハンドマッサージやハンドクリーム作りが体験できるイベント「ハンドエキスポ」、日めくりカレンダーに掲載する格言をユーザーと一緒に選ぶ「格言選考会」などのイベントを毎年開催しており、社長が直接お客様と顔を合わせる機会も多く作っています。そして接点を持ったお客様からは季節の挨拶や転職の報告、「ユースキンを友人に薦めました」といった手紙が届くのだそうです。高嶋さんは、こうした熱烈なファンの方は「商品が好きというのもありますが、会社が好きとか、社長に会いたいというのもあるんでしょう」と捉えています。
2014年からは、ハンドケアを身近に感じてもらうとともに、子どもたちが科学に親しむきっかけになるようにと、川崎市内の小学校を訪問し「出張授業」も行っています。
それでもまだまだユースキン製薬や商品を知らない方がたくさんいると感じているそうで、「熱烈なお客様からは、広告しなさい、宣伝が下手だ、と叱られるんですよ」と高嶋さん。野渡社長も「困っている人に届いていないのは、うちの責任だね」と、手荒れで困っている人をもっとたくさん救いたいと考えています。「ユースキンA」のスッとするカンフルの匂いが苦手な人にも使ってもらうため、花の香りの「ユースキンhana」にも力を入れていく予定です。

出張授業の様子

ところで、バスケットボール選手は手を使ってプレーしますし、会場で応援するファンの皆さんもハリセンを叩いたりクラップしたりと、手が活躍する機会がたくさんあります。実は、川崎ブレイブサンダースのクラブハウス「BTH」にもユースキンAが置かれているんです。そこで、手を多く使う方におすすめのハンドマッサージ方法を、高嶋さんにお聞きしました。
「クリームの量と塗り方が大切です。ムラができると皮膚が乾燥してしまいますので、人差し指の第一関節分くらいのたっぷりの量のクリームを取って、手の甲から始めて手のひら、指、とマッサージしていただくとよいと思います。ユースキンAは、夜たっぷり塗って寝ると、肌がよみがえったかのようにスベスベになります。習慣にしていただくと乾燥が改善されて、ボールが滑りにくくなったり、手を叩いた時にいい音が出たりするようになると思いますよ!」
川崎生まれの実力派保湿クリームは、サンダースファミリーの強い味方になってくれそうです。

会社と商品を多くの人に広める役目を担う高嶋さん

 

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