第8回 企業・法人向けSDGsフォーラム~企業の事例に学ぶSDGs~を開催いたしました
2024年7月31日(水)川崎フロンティアビルにて、川崎市SDGsプラットフォームおよび川崎市と共に「第8回 SDGsフォーラム」を開催いたしました。
8回目の開催となる今回のフォーラムでは、「かわさきSDGsパートナー」を中心に川崎でご活躍される企業さまの具体的な事例を各ゲストスピーカーにお話しいただき、参加企業の具体的なアクションを促していくことを狙いとしています。
当日の講演内容をご紹介いたします。
「2030 川崎から未来へ ~SDGs未来都市 川崎市の取組~」
川崎市長 福田紀彦 さま
SDGs未来都市として川崎市の取り組みについてご説明いただきました。
川崎市では、市制100周年を迎えるにあたり、「みんなの川崎祭」や「ColorsFuture! Summit」などのイベントを通じて市民との連携を深め、全国都市緑化かわさきフェアでは多世代交流や新しい参加の形を促進しています。
また川崎ブレイブサンダースとの&ONE daysイベントを通じたSDGsの推進や川崎臨海部を中心にサーキュラーエコノミーの推進、脱炭素化や再生可能エネルギーの利用に取り組みなどを通じて、川崎市は持続可能な未来を目指しています。
川崎ブレイブサンダース SDGsプロジェクト&ONEの振返りと今後の展望
株式会社DeNA川崎ブレイブサンダース 代表取締役社長 川崎 渉
バスケットボールを通じて「住んで幸せな川崎」を実現していくビジョンやこれまで取り組んできたさまざまなSDGsの取り組みをご紹介しました。
年々増えているパートナー企業との取り組み事例をご紹介し、"川崎ブレイブサンダースを利用"して企業のSDGs活動の深化と拡大に繋げていただきたいという考え方を共有いたしました。
また街中にはまだバスケットボールゴールが少ない現状に触れ、今後クラブとして&ONEプロジェクトを通じてバスケットゴールを増設させていきたい意向を発表しました。
川崎市内企業によるSDGs取組事例
川崎未来エナジー株式会社
代表取締役社長 井田 淳 さま
川崎市内で進めているSDGsに関連する取り組みについてご説明いただきました。
同社では、市の廃棄物処理施設で発生する電力を活用し、公共施設や学校に再生可能エネルギーとして電力供給を行っており、エネルギーの地産地消を推進しています。
また、公共施設への再生可能エネルギー100%導入を目標としており、地域のエネルギープラットフォームの中核としての役割を果たすことを目指しています。
株式会社東京エンヂニアリング
代表取締役 貝田 充 さま
「シン・ダイバーシティ社会」の実現に向けた取り組みについてご説明いただきました。
同社では、人口減少や働き手不足などの課題に対して外国人材の受け入れや障害者支援、ダイバーシティの推進に力を入れており、外国人向けの就職支援動画の制作や障害者向けのトレーニングアプリ開発などを行っています。これらの取り組みを通じて、企業の働き方文化に多様性を取り入れ、地域社会の活性化と持続可能な発展とSDGsの達成を目指しております。
株式会社KKD健康堂
本部役員 濱野 大介 さま
健康経営とSDGsに関する内容についてご説明いただきました。
同社では、東京と神奈川に複数の治療院を展開しており、高齢化社会に対応するための健康寿命延伸や、従業員の働きがいの向上を重視しています。身体の健康をSDGs達成の基盤と捉えていることにも言及され、従業員や企業経営者が元気であることが持続可能な社会の実現に不可欠であるとし、福利厚生の充実や従業員のコンディショニング支援を通じて、社会全体の健康と福祉に貢献しようとしています。
ぺプチドリーム株式会社
取締役副社長 CFO 金城 聖文 さま
医療を通じた持続可能な社会の実現に向けた取り組みをご説明いただきました。
同社では、自社事業活動の「カーボンニュートラル」実現やグループ全体でのCO2削減目標の策定、希少・難治性疾患の啓蒙活動への参画など責任あるサプライチェーンを掲げております。
また、パラアスリートの雇用を積極的に行っており、車椅子ラグビーの日本代表としてパリパラリンピックに出場予定の羽賀選手をはじめ、4名のパラアスリートのもご登壇いただき、車椅子を使ったパラスポーツの実演には会場も大いに湧きました。
川崎市外企業によるSDGs取組事例
大和ハウス工業株式会社
都市環境創造部 統括企画室室長 倍田 賢一 さま
大和ハウス工業のSDGsとまちづくりについてのご説明いただきました。
同社では、幅広い事業領域を生かして社会課題解決に貢献し、人々の健康・暮らしに関わる事業や再生可能エネルギー100%の大規模複合開発などSDGsの観点でも多くの目標達成を目指しております。
また、具体的なまちづくり事例として、川崎市のキングスカイフロント「殿町プロジェクト」が紹介され、ライフサイエンス分野の産業クラスターや、環境に配慮した最先端の研究施設、水素供給を利用したホテル開発などが挙げられました。
川崎市SDGsプラットフォームの取組
川崎信用金庫 総合企画部 審査役 青木 健祐 さま
川崎市SDGsプラットフォームの取り組みについてご説明いただきました。
川崎信用金庫は川崎市と共同で「川崎市SDGsプラットフォーム」を運営し、SDGsの普及と地域活性化に貢献しています。SDGs登録・認証制度「かわさきSDGsパートナー」を通じて、約3年で3333を超えるパートナーを認定し、SDGs大賞やモデル事業創出支援補助金により、優れた取り組みや新たな事業に対する支援を行っています。
モデレーター
株式会社DeNA川崎ブレイブサンダース 目黒快
フォーラムを終えて
今回のフォーラムでは100名を超える聴講者にご参加いただき、SDGsについて大きな関心があることを実感し、皆さまも取り組みの重要性を感じていらっしゃるのではないでしょうか。
ご登壇いただいた企業・団体様の事業領域を活かしたSDGsの取り組みは多岐に渡り、本フォーラムがSDGsの普及と推進、具体的な取り組みに繋がる参考となれば幸いです。ご参加、そしてご登壇いただきました皆さま、あらためてありがとうございました。
川崎ブレイブサンダースでは、本件のご意見やご要望およびお問い合わせ、また活動をサポートしていただける企業様を業種問わず幅広く募集しております。下記の事務局までお気軽にお問い合わせください。
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