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HOME > スケジュールレポート_戦評 > 2/1 B.LEAGUE 2019-20 第21節 Game2 (35/60) 川崎 68-72 A東京

ダイジェスト映像

ゲームレポート

10点差勝利から一夜明けてのA東京とのGame2。

第1Q、開始から激しいプレッシャーディフェンスを仕掛ける川崎が#22ファジーカスの連続得点で先行。A東京も#24田中・#53カークを中心に個人技で得点をあげ、残り0:11には#3安藤の3PシュートでA東京が一時逆転するが、終了のブザーとともに#0藤井が3Pシュートを沈め、21-19の川崎2点リードで第1Q終了。

第2Q、守りあいの展開となりローペースで試合が進む。残り6:47、川崎#0藤井がアイソレーションから得点をあげると、ここから一気に試合のペースが上がり、A東京#5ジョーンズがファストブレイクからダンク、また2本連続の3Pシュートを沈め、31-35とA東京が逆転。さらに#3安藤が2ポゼッション連続でフローターショットを沈めるなど、残り1:41には33-43とリードを2桁まで広げる。ここから川崎は#0藤井のフリースローで点差を縮め、38-46で後半へ。

第3Q、#35ヒース・#22ファジーカスの得点で追い上げる川崎。ディフェンスでもボールマンに対して激しくプレッシャーをかけてミスを誘発させると、残り3:02、#22ファジーカスのリバウンドシュートで川崎がリードを奪い返す。このクォーター、A東京の得点を7点に抑え、54-53で最終クォーターへ。

第4Q、お互いここが勝負どころと見極めたような激しいインテンシティーのぶつかり合いで、リードチェンジを繰り返しながら試合が進む。#5ジョーンズと#53カークのインサイドアタックをみせるA東京に対し、川崎は#22ファジーカスをコートに戻すが、勢いを止められない。A東京#11須田の3Pシュートで58-66と点差が離れたところでオフィシャルタイムアウト。タイムアウト明け、川崎は#22ファジーカスが相手のオフェンスチャージングを奪うと、直後のオフェンスで#35ヒースが3Pシュートを沈め5点差とする。しかし、その後点差を縮められないまま、65-70で試合時間は1分をきる。残り0:47、#0藤井がフリースローを決め、66-70。さらに0:12、#22ファジーカスのフリースローで68-70と2点差に迫る。ファウルゲームでA東京に1点を献上し、3点差。タイムアウトを取った川崎は#22ファジーカスが同点への望みをかけた3Pシュートを放つが決まらず、残り0:03に#53カークのフリースローで68-72となり勝負あり。

両チームのターンオーバー数が1桁とハイレベルな攻防が繰り広げられた一戦。川崎はホームで5,000人を超える来場者の声援を受けながら、最後までどちらに転ぶかわからない激戦を演じるも、あと一歩及ばず敗戦。A東京とのリーグ戦対戦成績を1勝1敗とした。

チームスタッツ

スターティングメンバー

0 藤井祐眞
14 辻直人
22 ニック・ファジーカス
33 長谷川技
35 ジョーダン・ヒース

得点、得点差の推移

得点に関するスタッツ

試合後コメント

佐藤賢次ヘッドコーチ
「こういう2試合を続けてやれたことに対しては、すごく自信を持って次に向かいたい」

水金土の試合が2週続いた、本当にタフなスケジュールの中で、A東京さんというトップのチームに対してインテンシティの高いゲームができたことに対して、選手はよく頑張ってくれたと思いますし、こういう2試合を続けてやれたことに対しては、すごく自信を持って次に向かいたいと思います。
敗因は前半のディフェンスが少しソフトになってしまって、相手がゴールにアタックしてきたところで引いてしまい、ボールに対してプレッシャーをかけられなかったところの流れを早めに切ることができずに、最後までいってしまったことが敗因だと思っています。
また4Qで19点取られていますが、そのうちフリースローで12点とられていて、ハーフコートのバスケットではほとんど点を取られていなく、カーク選手にもフィールドゴールは2本しかやられていないので、ディフェンスは機能していたと思いますが、4Q出だしでチームファウルが4つになり、ボーナスフリースローになり、そこでファウルをもらわれて、という流れになり、A東京さんの方が試合巧者だったので、我々はもっと成長していかなきゃいけない部分だと思います。
いろいろは反省はありますが成長のポイントととらえて、次節また宇都宮というリーグトップのチームとの対戦になりますので、体をしっかり整えて、反省点を共有して次に向かいたいと思います。

0藤井祐眞
「相手のダブルチームなどに対していい選択ができませんでした」

試合全体を見てもそこまで悪い感じではなかったです。ただ、相手のジョーンズ選手がファウル4つになり、チームとしてインサイドを狙って相手の4ファウルのところを突こうという意識はあったんですが、相手のダブルチームなどに対していい選択ができませんでした。出ている5人もベンチも含めて、みんながもっと共有してやればミスは減らせたと思います。終盤の競った大事な場面でターンオーバーが2、3回と続いてしまったのはよくなかったと思います。
(4Qの途中からプレーするにあたり)ニック(ファジーカス)のところでアドバンテージがあったので、ニックを中心に使おうというのと、そこだけやっていたら相手も読んでくるので、その時に違うコールプレーや、僕や辻さんがペイントタッチやアタックをすることで、相手の的を絞りづらくさせることは意識してやっていました。インサイドが失敗した後にニック、J(ヒース)のところとピックアンドロールで崩せてズレは作れていたのでそこはよかったです。あと、相手がシュートを決めた後やリバウンドを取った後にアーリーの展開でオフェンスは作れていました。そういう時にズレができていいオフェンスが生まれていたので、インサイドインサイドとならずに、普段から僕らがやっているアーリーオフェンスをバランスよく出せれば、もっと4Qに得点が伸びたと思います。

14辻直人
「前半は自分のシュートではないシュートを打ってしまっていた」

序盤や前半はチームとして細かい課題はありますが、終盤で勝ち切るというところで、戦術の遂行や、アドバンテージを持ちながらそこでターンオーバーしてしまう点がもったいなかったです。(試合後の)ミーティングでも賢次さん(佐藤HC)が、チーム力としてそこが課題として出ている、それをクリアにしていけばもっともっと良くなる、のびしろが見つかった試合、と言っていました。本当にその通りだと思います。
昨日は内容もよかったですけど、2日目の今日は疲労感も出てきた中で相手はプレッシャーをかけてきて、PGとしてのセットプレーのコールや判断が昨日よりは上手くできませんでした。そこが僕としては課題です。
(シュートに関して)特に前半は自分のシュートではないシュートを打ってしまっていたので、相手のディフェンスに苦しめられました。後半は自分で作ってのシュートだったんですが、タフなゲームだったので全部ショートになっていまいました。疲労もある中でのゲームでしたがそれは相手も一緒です。その中でPGもやりながらということで、ゲームメイクの点でいい課題が見つかったと思います。

22ニック・ファジーカス
「僕のことを今誰も止められないという自信を持ってやっています」

3Pシュートを1本最後に決めきれなかったのが残念です。今日は3Pシュートの確率がよくなかったですし、4Qのスタートで3つターンオーバーをしてしまったこと、そこは自分が修正できる点だと思っています。
(ペイント内での得点が多かったのは)ジョーンズ選手がファウルトラブルになって、自分にとって楽になったので、ゲームプランというよりは、自分がどこでシュートを打てるかということで、今日はインサイドでシュートを打っていきました。
(最近、40点近い得点を重ねているが)3Pシュートが入っているのが得点の伸びの要因だと思います。天皇杯の後にも伝えたように、最近アジャストしていますし、僕のことを今誰も止められないという自信を持ってやっています。
水金土というのはすごく大変なスケジュールですが、賢次さんも勝ちたいし僕も勝ちたいし、(チーム)全員勝ちたいので、勝ちにつなげるために僕が多くプレーする必要があればプレーします。

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