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HOME > スケジュールレポート_戦評 > 2/8 B.LEAGUE 2019-20 第22節 Game1 (36/60) 川崎 74-72 宇都宮

ダイジェスト映像

ゲームレポート

現在Bリーグ B1で最高勝率、東地区・中地区首位対決、宇都宮#22ロシターと川崎#22ファジーカスの”#22帰化選手対決”など、見どころ満載となった宇都宮ブレックス戦のGame1。

第1Q、序盤はディフェンスが持ち味の両チームらしからぬ点の取り合いとなる。川崎は#0藤井のゲームメイクから#35ヒースが次々にダンクシュートを叩き込む。一方の宇都宮は#6比江島のドライブから外で待つ#9遠藤・#18鵤が3Pシュートを沈めていく。お互いにメンバーを替えながら試合の主導権を奪い合う中、フリースローによる得点で川崎が徐々にリードを広げる。しかし、残り1分から宇都宮#4ギブスが2本連続で3Pシュートを決め、20-20の同点で第1Q終了。

第2Qに入ると、試合は一転して守備合戦に。川崎はこのクォーター、宇都宮の得点を残り4分まで2点に抑えると、パスを使ったチームオフェンスから#11増田のファストブレイク、#0藤井のレイアップで得点。さらに、オフィシャルタイムアウトを挟んで#35ヒースのダンク、 #0藤井の3Pシュートで残り4:07、31-22とリードを広げる。ここで宇都宮はタイムアウトを取るとオフェンスのリズムを取り戻し、#6比江島・#4ギブス・#18鵤と立て続けにシュートを決め、残り1:30には35-32の1ポゼッション差に。川崎もここから#22ファジーカスのインサイド、終了間際にも#0藤井がレイアップシュートをねじ込み、39-32で試合を折り返す。

第3Q、#33長谷川の3Pシュートで早々に点差を2桁に乗せた川崎だったが、ここから試合のペースは宇都宮に。#22ロシターのゴール下、#18鵤の連続得点で残り7:08には44-41の3点差に。川崎はタイムアウトを取ると、古巣凱旋の#27熊谷が3Pシュート、さらにパスカットから豪快にダンクを叩き込み、再びリードを広げる。終了間際、宇都宮#9遠藤の3Pシュートがブザービーターで決まり、56-49で最終クォーターへ。

第4Q、ディフェンスの強度を強める宇都宮に対し、川崎はシュートミスやターンオーバーを連発。#10竹内のバスケットカウントや#9遠藤の3Pシュートで宇都宮が連続得点をあげると、残り5:02に#3ウィリアムズの3Pシュートが決まり、宇都宮がついに逆転。川崎は接触で足を痛めながらプレーを続ける#0藤井が、ミドルシュートを決めてリードを奪い返すと、オフィシャルタイムアウト後にも#0藤井がドライブから得点。川崎がわずかにリードして迎えた残り1:03、#14辻のアシストから#22ファジーカスが3Pシュートを沈め69-65。直後に宇都宮#9遠藤にレイアップシュートを決められるも、川崎は#14辻がファウルを受けて得たフリースローを1本決めて3点差に戻すと。宇都宮の3Pシュート攻勢&ファウルゲームを凌ぎきり、74-72でタイムアップ。

川崎は宇都宮に18ものオフェンスリバウンドを奪われながら、追い上げられ逆転を許した場面での勝負強さが勝利の決め手となった。

チームスタッツ

スターティングメンバー

0 藤井祐眞
22 ニック・ファジーカス
27 熊谷尚也
33 長谷川技
35 ジョーダン・ヒース

得点、得点差の推移

得点に関するスタッツ

試合後コメント

佐藤賢次ヘッドコーチ
「チームでやろうとしているディフェンスを40分、集中力を切らさずに最後までやり切れた」

終始ブレックスさんの激しいディフェンスに苦しめられた試合にはなりましたが、それは予想していて、激しく来る中でしっかりリングにアタックしようと(話をしていて)、それがペイント内の得点42点につながって流れを作ることができたのかな、と思います。
あとは、やられた場面、細かい修正点はありましたけど、チームでやろうとしているディフェンスを40分集中力を切らさずに最後までやり切れたことが勝因だと思います。
明日もブレックスさんはより激しく来ると思うので、それに負けないようにいい準備をして、もう1戦いい試合をしたいと思います。

0藤井祐眞
「相手が逆転して勢いに乗った時間帯でも、慌てず落ち着いてプレーができた」

宇都宮さんは力のあるチームなので、自分たちがリズム作って10点差ぐらいまで開いても食らいついてくるので油断ができませんでした。
中々いい時間帯に点数を離すことができずに、終盤追いつかれて逆転されたり、本当に力を持ってるチームだなと思いました。
相手が逆転して勢いに乗った時間帯でも慌てず落ち着いてプレーができて、4Q終盤宇都宮さんのチームファウルが溜まっていて、そこでファウルをもらってフリースローという流れで点数を稼げたのが勝ち切れた要因だと思います。

22ニック・ファジーカス
「打った瞬間に入るという感覚でした」

(試合を決定づけた3Pシュートについて)打った瞬間に入るという感覚でした。今日は試合を通してシュートタッチがよかったのでこれは打つしかないということで、決定打となるシュートを決められてよかったです。
今日のゲームプランはインサイドアタックをするということでした。プラン通りにしっかりと進んで、自分のシュートを打てるところにボールが来て、そのシュートを決めきれたのはよかったです。
(ロシター選手との対戦について)今日、何度かはマッチアップしましたが、大部分はヒース選手がロシター選手についていました。ヒース選手は長身で身体能力も高く、ロシター選手にとってやりにくい相手だと思います。今日は彼がしっかり仕事をしてくれましたし、明日もしっかり仕事をしてくれると信じています。

27熊谷尚也
「これが宇都宮のホームか、というのをすごく感じました」

(古巣での試合について)会場入りしてコートに入るまでドキドキしていたんですけど、ファンの方たちがたくさん名前を呼んでくださって緊張もほぐれましたし、選手紹介でブーイングされたので、これが宇都宮のホームか、というのをすごく感じました。宇都宮のホームゲームの雰囲気も、僕がいた時よりもパワーアップしていて、さらに一体感も強くなった印象はありました。
(ペイントアタックがうまくいった印象だが)これまでのゲームの中でペイントタッチがある時は得点を取れる確率が上がるとチームとしても共有していたので、意識してやろうと思っていました。それが上手くいってよかったと思います。
(3Pシュートの確率について)ボールも人もよく動いていたので、シュート確率も本数も普段よりは少ないと思いますが、それ以外のところで(試合をものにすることができた)。得点は伸びなかったですが、その分相手の得点も抑えられたので、ディフェンスの内容としてはすごくいいと思います。
宇都宮で連勝するというのは本当に難しいことだと思うので、今日以上に気持ちも入れてしっかりといいパフォーマンスができるようにして、2連勝して川崎に帰りたいと思います。

33長谷川技
「相手の得点源を抑えられるように意識しようとやった」

ディフェンスで相手の得点源を抑えられるように意識しようとやった結果が出たかなと思います。
相手も嫌がっていましたしそれは明日も継続してやりたいです。

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