ダイジェスト映像
ゲームレポート
隣の等々力陸上競技場から川崎フロンターレサポーターも駆けつけ、ブレイブレッドの中に水色が入り混じるアリーナで行われた、島根戦のGame2。
第1Q、#13阿部・#41クウェリの得点で島根が先行。#1後藤の3Pシュート、#6北川のファストブレイクで残り4:59、6-13と島根にリードされたところで川崎がタイムアウト。川崎はここから#24大塚の3Pシュート、#24大塚のアシストから#27熊谷のインサイド、#35ヒースのダンクで13-13の同点に追いつくと、さらに#35ヒースの連続3Pシュートなどで15-2のラン。逆転し21-15で第1Q終了。
第2Q、川崎#24大塚が3Pシュートを決めると、直後のディフェンスでスティールからレイアップを沈め、開始1分で26-15とリードを2桁に乗せる。さらに#30水野と#11増田の特別指定選手コンビが積極的なオフェンスで次々に得点をあげ、39-21でオフィシャルタイムアウトへ。タイムアウトを挟み、#41クウェリを起点に得点をあげる島根に対し、川崎は#14辻・#0藤井をコートに戻すと、#22ファジーカスと#35ヒースのインサイドで得点を重ね、51-36で試合を折り返す。
第3Q、島根が#35サマーズの得点で点差を縮める。前半のように流れるオフェンスが展開できない川崎だったが、#22ファジーカスと#0藤井が個人技で得点を重ね、リードを保ち試合を進める。さらに残り1分から#24大塚・#14辻が得点をあげ、82-61で最終クォーターへ。
第4Q、#35サマーズと#41クウェリの得点で粘る島根に対し、川崎は#35ヒースがブロックショットから駆け上がりダンクを決めて川崎に流れを引き戻すと、試合の締めを任された#11増田と#30水野がここでも躍動をみせて得点をあげていく。最終的に得点を106まで伸ばした川崎が、106-74の32点差としてタイムアップ。
若手の活躍という大きな収穫も得た川崎が、快勝でバイウィーク前の試合を締めくくった。
チームスタッツ
スターティングメンバー
0 藤井祐眞
14 辻直人
22 ニック・ファジーカス
27 熊谷尚也
35 ジョーダン・ヒース
得点、得点差の推移
得点に関するスタッツ
試合後コメント
佐藤賢次ヘッドコーチ
「大塚選手がでた後から流れを掴んで、その流れにのって水野と増田がいい働きをしてくれました」
今日の試合、出だし島根さんが非常にディフェンスのエナジーが高くてプレッシャーに押し上げられて少し重い展開になりましたが、交代で出た選手がディフェンスにフォーカスしていい流れを持ってきてくれたと思います。
特に、大塚選手がでた後から流れを掴んで、その流れにのって特別指定の二人、水野と増田がいい働きをしてくれました。何かミスがあっても常に次のこと、次のこと、とハードにシフトしてくれたので本当に良かったと思います。
細かいところの課題がありますし、後半もちょっと流れを持っていかれたところもあるので、引き続き1戦1戦成長していけるようにまた課題を見つけて、コンディションを整えて、その間に戻ってくる選手もいるのでまた一丸になって終盤戦、戦っていきたいと思います。
0藤井祐眞
「裕土さんがチームに勢いを与えてくれたと思います」
交代してでた選手がチームにエナジーをもたらしたり、いい働きをしてくれてこういう展開になったと思います。
出だしで自分がターンオーバーを3つしてしまい、そこでうまく勢いに乗り切れなかったですが、裕土さん(大塚選手)がディフェンスでもオフェンスでもシュートを決めてくれて、チームに勢いを与えてくれたと思います。
11増田啓介
「今日の試合は良かったところも悪かったところもあります」
今日の試合は良かったところも悪かったところもあります。悪かったところは3Qのはじめにクマさん(熊谷)がファウルをして自分が出させてもらったのですが、ファウルを2つしてすぐベンチに下がり、控えとして出たのによくないというか、チームに勢いを与えられなかったので、反省点です。
フリースローが入らなかったのも課題です。練習して次は確実に決めるようにします。ああいうのを決める選手が上に行けると思うので、しっかりこのバイウィークで見つめなおして(やっていきます)。
(佐藤HCが増田選手をカルファニ選手のようだと評していたが)自分はカルファニ選手みたいにはできないですが、自分のできることをしっかりチームに伝えて、コートで表現できたらと思います。
22ニック・ファジーカス
「リーグで1位をキープできているのが一番重要なこと」
(久しぶりの2連勝だが)年が明ける前にはしっかり連勝できていましたし、天皇杯でも決勝までいきました。けが人が出たり大変な状況にあったので、いまリーグで1位をキープできているのが一番重要なことだと思います。
(怪我人が出ている状況で)プレータイムが伸びて自信をつけている選手も多くいます。それが長い目で見れば自分たちにとっていいことです。辻選手は1番(PG)でも2番(SG)でもプレーしなければいけない状況ですが、それがチャンピオンシップでは自分たちの武器になるかもしれません。
30水野幹太
「やってやったぜ、という気持ちです。」
昨日はチャンスをもらったけど、堅くなったまま入ってしまって、チームの先輩方にも「しっかりやってこい!」と言ってもらって、気持ちよくコートに入れたと思います。 (昨日からの切り替えについて)やるしかないと思って、チャンスだと思いましたし、先輩方もチャンスを作ってくれてたので、いつ出てもいいように気持ちをもっていきました。
(今日の自身のプレーのできについて)ほっとしたのもそうですが、「やってやったぜ」という気持ちです。 賢次さん(佐藤HC)からも試合前に「どんどんやってこい」と言われていたので、後戻りできないという気持ちがいいプレーにつながったと思います。