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ゲームレポート
天皇杯から中2日を空けて再開となったリーグ戦。スターティングメンバーには初めて#4青木が名を連ねた。
第1Q、開始から三遠が#55クラフツォフの連続得点、#12西川のスティールから#15鈴木の3Pシュートで0-9のラン。残り7:33、川崎はタイムアウトを取るがその後も攻守に精彩を欠き、残り2:30には4-22とさらにリードを広げられ、早くも2つ目のタイムアウトを請求。川崎はタイムアウト後、#27熊谷のバスケットカウント、#35ヒースの3Pシュートで10-25とわずかに点差を縮め、第1Qを終了。
第2Q、メンバーを入れ替えるもなかなかペースが上がらない川崎。#14辻がフリースロー3ショットを全て沈めるも、直後にターンオーバーから三遠#21菅野に3Pシュートを決め返されると、さらにターンオーバーから#4寺園にファストブレイクでの得点を許すなど防戦一方。残り5:00、15-36でオフィシャルタイムアウトを挟む。ここから川崎は#35ヒースが3Pシュート、直後のディフェンスでスティールからダンクシュートを叩き込む。このプレーでようやくエンジンがかかり始めた川崎は、#11増田のドライブ、#35ヒースのバスケットカウントで点差を縮め、残り0:05には#22ファジーカスがBリーグ通算5,000得点目となる3Pシュートを沈め、29-37と点差を1桁まで詰めて後半へ。
第3Q、#14辻のジャンプショット、3Pシュートで残り8:39に川崎が34-37と3点差にまで詰め寄る。三遠も#8太田が連続でシュートを沈めてくるが、川崎も#35ヒースがそれを上回るペースでシュートを沈め、残り6:03には#35ヒースの3Pシュートで45-44と川崎が逆転に成功。その後も#35ヒースが攻守に大活躍をみせ、川崎が61-54と7点リードで最終クォーターへ。
第4Q、ここでも川崎は#35ヒースが得点に絡み#22ファジーカスのパスからアリウープ。さらに#4青木のドライブ、#22ファジーカスの3Pシュートで残り6:11、73-63とリードを2桁に乗せる。しかし、粘る三遠も#55クラフツォフのダンク、#13西川のジャンプショットで残り3:42には73-69と再び点差を縮める。川崎はタイムアウトで流れを切ると、#35ヒースのリバウンドダンク、#27熊谷・#22ファジーカスの得点で再びリードを広げ、83-73でタイムアップ。
32得点15リバウンドと攻守に大車輪の活躍をみせた#ジョーダン・ヒースの牽引で川崎が徐々に試合の主導権を取り戻した川崎が、21点ビハインドを 覆しての逆転勝利。タフな日程で価値ある勝利を掴んだ。
チームスタッツ
スターティングメンバー
4 青木保憲
14 辻直人
22 ニック・ファジーカス
33 長谷川技
35 ジョーダン・ヒース
得点、得点差の推移
得点に関するスタッツ
試合後コメント
佐藤賢次ヘッドコーチ
「改めてうちはディフェンスのチームだということが、今日の試合でよくわかりました」
タフなスケジュールの中で難しい試合でした。出だしに三遠さんのハードなプレーで流れを持っていかれて非常に苦しい前半となりました。
途中オフェンスにマインドが行ってしまいオフェンスでなんとかしようとする選手がいたので、ディフェンスにフォーカスして一つ一つ追いかけるしかないという話を言い続け、後半プレッシャーディフェンスが効き始めて、うちの展開になったと思います。
改めてうちはディフェンスのチームだということが、今日の試合でよくわかりました。
特別指定の増田がすごく活躍してくれたのが、今後非常に楽しみです。
またプレータイムの少ない選手も試合に出ていろいろなことに気づいたと思うので、全員バスケットを目指してまた頑張っていきたいと思います。
11増田啓介
「出場する心の準備はしていました」
試合前に賢次さん(佐藤HC)が「今日は全員で行くぞ」と言っていたので、常に、出場する心の準備はしていました。
自分はまだ一番若くて、何が求められるかと言ったらハッスルすることだと思います。オフェンスリバウンドやディフェンスで、ハードに頑張ることが一番大切だと思うので、それを頑張りました。
14辻直人
「三遠さんに伸び伸びとプレーさせてしまいました」
やっぱり最初は身体が重かったです、全てが後手後手になってしまって、三遠さんはそれにつけこんできたので伸び伸びと(プレーを)させてしまいました。
前半の終わり方もそうですけど徐々に(状態が)上がってきて、後半は自分たちがやるべきことを完璧ではないですけど少しは出せて、勝ちにつながったのでよかったと思います。
まだまだそんな簡単にPGはできてはいないです。今はインサイドとの掛け合いですけど、他の4人とうまく連携を取れたらいいなと思います。
35ジョーダン・ヒース
「自分のスタッツは嬉しかったですが、それよりもチームが勝てたことが重要」
自分たちのスタートが自分たちの思うようにならなくてゆっくりになってしまいましたが、そこからエナジーを注入してカムバックして勝つことができました。
自分は走るのが好きなので走り続けましたが、それがイージーな得点につながってよかったと思います。
(自身のスタッツについて)自分のスタッツは嬉しかったですが、それよりもチームが勝てたことが重要だと思っています。