ダイジェスト映像
ゲームレポート
前日23点差の快勝から一夜明けてのGame2。
第1Q、立ち上がり富山が強いプレッシャーのディフェンスを仕掛けると、川崎はゴールへ攻め込めず得点が停滞。その間、富山#13前田・7阿部が積極的なオフェンスで得点をあげ、残り4:56には2-14とリードを広げられてしまう。川崎は#0藤井・#22ファジーカスが個人で打開し点差を縮める。残り2:06、13-22としたところで富山がタイムアウトを取ると、ここから22ペッパーズの連続バスケットカウント、終了間際に0ライオンズの3Pシュートで13-31とリードを広げられ第1Q終了。
第2Q、富山が#25葛原の3Pシュートで点差を20点まで広げる。川崎はポイントガードを#14辻に交代すると、その#14辻のゲームメイクから#22ファジーカスのフリースローなどで得点をあげ、川崎に勢いを取り戻すが、アウトサイドのシュートが決まらず点差を縮められない。27-46の19点ビハインドで試合を折り返す。
第3Q、後半に入っても富山の勢いは止まらない。川崎は#35ヒースが2本の3Pシュートやバスケットカウントで攻撃を牽引するが、ターンオーバーで掴みかけた流れを明け渡してしまう。さらに残り3:46、#24大塚が5つ目のファウルをコールされファウルアウト。#13前田の3Pシュート、#22ペッパーズのミドルシュートなど、川崎を上回るペースで得点をあげていった富山が44-68とさらにリードを広げ最終クォーターへ。
第4Q、#35ヒースの3Pシュートをきっかけに反撃に転じたい川崎だったが、#11増田がアンスポーツマンライクファウルをコールされるなど、試合の流れを動かせないまま時間が流れていき、56-88でタイムアップ。
前日38本だった川崎の3Pシュート試投数は21に抑えられ、成功率も24%。富山に12のスティールを献上するなど相手のエナジーに飲まれ完敗。連勝記録は16でストップした。
チームスタッツ
スターティングメンバー
0 藤井祐眞
14 辻直人
22 ニック・ファジーカス
24 大塚裕土
35 ジョーダン・ヒース
得点、得点差の推移
得点に関するスタッツ
試合後コメント
佐藤賢次ヘッドコーチ
「ファンの皆さまに申し訳ない試合をしたと思います」
出だしからディフェンスがソフトで、チームでやろうとしていたことを全然できず相手に流れを持っていかれて、そのまま終わってしまった試合でした。
2戦目で(前の試合で)負けたチームがエナジー出してくることはわかっていましたが、それに対して、ソフトなディフェンスから入ってしまい、ファンの皆さまに申し訳ない試合をしたと思います。
ターンオーバーは多かったですが、問題はオフェンスよりディフェンスをやり切れなかったことだと思います。来週には一発勝負の天皇杯なので、反省点洗い出してまた切り替えて成長していきたいと思います。
14辻直人
「自分たちのやるべきこと、エナジーを出すことを見失ってしまった」
相手のディフェンスに対して後手になってしまい、ターンオーバーが多く出て、自分たちのやるべきこと、エナジーを出すことを見失ってしまったことで、このような点差になってしまいました。
昨日23点差で勝ったイメージのまま試合に入ってしまったことが、エナジーを出していけなかった原因かなと思っています。 相手がボールを取りにガツガツ来ている中で、それを逆手に取るプレーができていれば、相手の出鼻をくじくことができたと思うのですが、(カウンターで)アタックしたときにインサイドのパスでターンオーバーが多くなってしまいました。
こういう展開の時に、チームを鼓舞してくれていた(篠山)竜青さんの存在の大きさを感じます。全員がリーダーシップを持ってやっていくということはいつもチームで話し合っていて、僕もやらなきゃと思っていたんですが・・・。ハーフタイムにニック(ファジーカス)もJ(ヒース)も(藤井)祐眞も話して、言葉ではみんな引っ張っていくことができるようになっていってるんですが、プレーの部分で祐眞に続いていけるようにならないといけないです。
22ニック・ファジーカス
「今日は自分たちの目指した試合ではありませんでした」
今日はいい試合ではなく、自分たちの目指した試合ではありませんでした。でも、60試合のうち1試合なので、そこまで心配することではないと思っています。
(天皇杯に向けてのポイントは)ギアを変えることです。レギュラーシーズンと天皇杯とは別なので、A東京に勝つことに集中してやっていきたいです。
今は怪我人も続出していますが、(カルファニ選手、篠山選手の)2人ともいない状態ではまだ数試合しかやっていません。自分たちが2人抜きでどう戦っていくのか、どうディフェンスするのか、そういう細かいところを詰めていくしかないと思っています。