ダイジェスト映像
ゲームレポート
川崎が勝利したGAME1から一夜明けてのGAME2。三遠は前日36得点をあげた2イーバンクスがエントリーを外れた。
第1Q、両チームともシュートミスやターンオーバーが続き、重たい立ち上がりとなる。開始から5分でわずか2得点の川崎は0藤井を投入すると、その0藤井が3Pシュートを決めるが後が続かない。残り2:20、三遠5川嶋の3Pシュートで6-14とリードを広げられたところで川崎 佐藤HCはタイムアウトを請求。ここから川崎は21カルファニがダンク、ドライブで加点し、12-19で第1Q終了。
第2Q、三遠5川嶋のジャンプショット、7ゴーバンの連続得点で16-25と三遠がリードするが、川崎は22ファジーカスが2ポゼッション連続で3Pシュートを沈めて一気に点差を縮めると、0藤井のロブパスから35ヒースのアリウープ、さらに35ヒースの3Pシュートで残り4:00、31-30と逆転に成功。このまま勢いに乗りたいところだったが、ミスを連発し流れを明け渡すと、三遠5川嶋に3Pシュートを決められ、39-42の3点ビハインドで後半へ。
第3Q、21カルファニの3Pシュートで44-44の同点に追いつくが、三遠も13西川の連続得点で再度リードを奪う。川崎は14辻・24大塚のシューター2枚を同時起用すると、その2人が3本立て続けに3Pシュートを決め、再び同点に追いつき62-62で最終クォーターへ。
第4Q、川崎が21カルファニ・35ヒースの3本の3Pシュートで逆転し、71-64と一気にリードを広げる。ここで三遠はタイムアウトを取ると、7ゴーバンの3Pシュート2本で点差を縮め、5川嶋のジャンプショットで再逆転。残り5分、22ファジーカスが3Pシュートを決め、わずかにリードして試合を進めると、残り1分を切りスコアは80-79の1点差。互いに得点をあげられず迎えた残り8秒、7篠山がフリースローを外し三遠に逆転のチャンスを与えてしまうが、35ヒースがパスカットしてボールを奪うと、最後はファウルで得たフリースローを藤井が1本目は成功、2本目は戦略的に外し81-79でタイムアップ。
目指すソリッドなバスケはできなかったものの、合計14本の3Pシュートを決めた川崎が、開幕からの連敗脱出へ粘る三遠を振り切り、薄氷の勝利をものにした。
チームスタッツ
スターティングメンバー
7 篠山竜青
14 辻直人
22 ニック・ファジーカス
27熊谷尚也
35ジョーダン・ヒース
得点、得点差の推移
得点に関するスタッツ
試合後コメント
佐藤賢次ヘッドコーチ
「うちが目指しているハードワークの部分を全員がやりきれていなかった」
今日は全体的に選手のエナジーが足りなかったなと正直感じています。
うちが目指しているハードワークの部分を全員がやりきれていなかった、それが点数に表れたかなと思っています。試合は1ポゼッションずつの積み重ねなので、一つひとつのポゼッションでチームがやることを遂行しようという話をしたんですけど、ローテーションで足が動いてなかったりとか、リバウンドを見ていたりとか、細かい部分でやりきれなかったことが難しい試合になった要因だと思っています。そこはしっかりと反省しなきゃいけないと思っています。ただ、最後の最後、こういった競った展開で勝ち切れたというのはよかったと思います。
それと、今日はTEAMMATES事業で加入している高見俊翔くんがチームに参加してくれて、ベンチの後ろでシャツをたたんでくれたり、チームを手伝ってくれていたので、彼に勝利をプレゼントすることができて良かったと思っています。
7篠山竜青
「まだまだ脆いところが出た、反省点の多い試合だった」
ディフェンスで徹底しきれていない部分であったり、流れが来そうなところで自分たちのディフェンスのミスから相手に得点を与えてしまったり、ターンオーバーであったり、まだまだ脆いところが出た、反省点の多い試合だったと思います。
(ハーフタイムのミーティングでは)シンプルに「自分たちがやるべきことをやれているのか。自分たちがやりたいバスケットはなにか」とヘッドコーチから言われました。やろうやろうとする気持ちが裏目に出ている部分もあるし、ただサボってしまっている部分も見られたり、改善の余地がたくさんあります。
また僕からはターンオーバーは出てしまうが、ターンオーバーの後はチーム全員で戦おうと話をしました。 (ふわっとした入りの試合が何試合か出ているが)まず「自分のマッチアップの相手に負けない」「これをやり切るんだ」というところが曖昧になってしまっています。ゲームプランのこと、相手のセットプレーに対してなど色々なことが頭にありすぎて、目の前のことにソフトになってしまうところがあるかもしれないので、整理をしないといけないです。
22ニック・ファジーカス
「ビッグラインナップはすごく気に入っています」
新加入選手も入り、コーチングスタッフも変わり、自分たちがやりたいバスケットボールも変わっていますが、チームが変わろうとしている中でコンビネーションが機能しているのはいいことだと思います。
(カルファニ選手、ヒース選手との)ビッグラインナップはすごく気に入っています。機能するときもしないときもありますが、佐藤HCが毎試合使ってくれるということは自分たちの武器でありコーチ陣の信頼感もあるということだと思うので、新しいことですけど挑戦し続けていきたいです。
強いチームというのはどんな相手でもどんな時でも試合に勝つことができるチームだと思います。今日も、しっかり勝てたことは、うちのチームが強いということの証明になると思いますし、ここから先、チャンピオンシップに行くチャンスはあると思うのでそれをしっかりとものにしていきたいです。
24大塚裕土
「出だしをどうもっていくかというのは、選手でも考えていかないといけない」
もっと前半からいい試合をして余裕をもって後半に臨みたいというのはみんな思ってるんですけど、最近勝っていても重い展開の試合が多いので、出だしをどうもっていくかというのは、選手でも考えていかないといけないと思っています。
今日は辻選手と一緒にでる時間もあって、今後はそういうもチームの武器になっていくと思うんですけど、今はシューターとしてのポジションで役割を果たしたいという気持ちです。
(スタメンで出たり控えで出たりということについて)最近ようやく慣れてきた感じがしています。言葉では「スタメンでもベンチでも変わらない」と言っていて、自分のパフォーマンスをする事に変わりはないのですが、実際やってみると感覚も違うので。
35ジョーダン・ヒース
「1戦目に勝利したチームが良い形を継続するのは簡単なことではない」
今日の試合は厳しい戦いでした。出だしに向こうが連続得点をあげて良い入りをした中、自分たちが彼らをどれだけ止められるのかという展開になりました。最後の最後までどうなるかわからなかったですが、最後にスティールして勝ち切れたことが良かったです。
2連戦というのは難しくて、1戦目に勝利したチームが良い形を継続するのは簡単なことではないです。今日はチームにエナジーがないように見えてしまっていたかもしれませんが、自分の中ではシュートを決めることだったりディフェンスをすることだったり、チームのために必要なことをやっていければと思っていました。