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HOME > スケジュールレポート_戦評 > 10/20 B.LEAGUE 2019-20 第4節 GAME2 (7/60) 川崎 96-89 千葉

ダイジェスト映像

ゲームレポート

GAME1の勝利から一夜明けてのGAME2。

第1Q、序盤から千葉21エドワーズが開始2分あまりで6得点をあげるなど0-9のラン。川崎はタイムアウトを取るが、千葉のディフェンスを攻め込めずタフショットが続き、残り5:08には0-19と大量のリードを許す。たまらず、川崎佐藤HCは早くも前半2つ目のタイムアウトを請求。タイムアウト明け、22ファジーカスのショットでこの試合ようやく川崎の初得点をあげると。さらに0藤井と7篠山の2ガード体制にメンバーを替えると、7篠山のジャンプショット、0藤井・21カルファニの連続3Pシュートで追撃。前がかりなディフェンスを仕掛け、裏を狙われ得点を取られながらも、それを上回るアグレッシブなオフェンスを展開し、19-29と点差を10点まで縮めて第1Q終了。

第2Q、お互いに点を取り合い、点差が縮まらないまま試合が進む。30-40でオフィシャルタイムアウトを挟むと、ここから1ダンカンが3Pシュート2本を含む8得点をあげるなど千葉が猛攻を仕掛け、一気に点差を広げる。前半終了間際に千葉7晴山の3Pシュートが決まり、35-56の21点まで点差を広げられ、試合を折り返す。

第3Q、川崎22ファジーカスが連続で3Pシュートを決めるなど攻撃を牽引し、残り5:00で51-62と点差を縮める。しかし千葉も21エドワーズが得点し、点差を縮められず試合が進む。残り3分を切り、試合の流れを変える活躍を見せたのは4青木。2本のバスケットカウントを獲得すると、アシストから35ヒースの3Pシュートをお膳立て。66-73と点差を7点まで縮めて最終クォーターへ。

第4Q、ファウル4つで後がない21カルファニが体を張ったディフェンスでテイクチャージを奪うと、オフェンスでも倒されながらシュートをねじ込みバスケットカウント。このプレーでさらにエナジーを得た川崎は、0藤井の3Pシュートやファウルをもらってのフリースローで残り7:31には75-75と同点に追いつく。ここから千葉31原の3Pシュート、21エドワーズのダンクで75-80と再びリードされるも、川崎はタイムアウトを取るとメンバーを入れ替え、22ファジーカスのジャンプショット、35ヒースのプットバックなどで再び点差を縮め、残り4:09、35ヒースのダンクで85-83とついに逆転。川崎がわずかにリードしながら試合を進めると、残り0:34に33長谷川が勝負を決定づける3Pシュートを沈め94-89とリードを広げる。最後は0藤井がしっかりとフリースローを沈め、96-89でタイムアップ。

開始から0-19ランを浴びるなど出だしで大きくつまずくも、交代で入った選手がエナジー全開のプレーで流れを引き戻し、最大23点のビハインドをひっくり返す大逆転勝利。
藤井のフリースロー16/17を含む22得点をはじめ、ベンチメンバーが42得点をあげる活躍をみせた。

チームスタッツ

スターティングメンバー

7 篠山竜青
22 ニック・ファジーカス
24 大塚裕土
27 熊谷尚也
35 ジョーダン・ヒース

得点、得点差の推移

得点に関するスタッツ

試合後コメント

佐藤賢次ヘッドコーチ
「"俺たちのディフェンスは武器だから"ということだけ言っていて、それを貫いてくれた」

出だし、千葉さんが思っていた以上のエナジーがあって、相手の早い攻撃にうまく対応できず、手がつけられなかったです。点差が開いた展開となりましたが、「自分たちの武器はディフェンス」だということを徹底して、後半一本ずつやっていこうと伝えて、それを選手がしっかりとやってくれました。第3Qを1桁差で終えられたことが勝負所だったかなと思います。そこから勢いにのって逆転できて本当に良かったです。 後半、ピック&ロールに対する守り方の指示を変えたのですが、千葉の3Pシュート成功率を下げられたので、うまくいった部分はあります。選手一人ひとりに対しては、「やってきたことを信じろ、俺たちのディフェンスは武器だから」ということだけ言っていて、それを貫いてくれたことが勝因だと思っています。
第3Qの青木の起用に対しては、千葉の富樫選手に対して篠山と藤井を交代でハードにマークさせていたので、どこかで休ませる必要があっての起用だったのですが、ディフェンスはもちろんオフェンスでも結果を残してくれたことは嬉しかったです。

0藤井祐眞
「誰が出ても個性を活かして活躍できるチームになった」

出だし相手に走られることを一番警戒してたのに走られてしまって20点近く離されてしまったんですが、そこからディフェンスで我慢して追いつく展開を作れたのでそこは良かったと思います。
後半の追い上げについては、相手の3Pシュートをやらせたくないということで後半ディフェンスを変えたんですけど、前半から走ったり前からプレッシャーをかけ続けたのがじわじわと効いていたというのもあると思います。
後半は特に相手の足が止まった時にアタックしてファウルをもらったりすることで相手のチームファウルが溜まっているという状況が作れました。リングにアタックするという気持ちがフリースローに繋がったと思っています。
チームがやるべきことをみんなが統一してできているなというのを感じていて、今までだと急いで追いつこうとしたりとして逆に自分たちが崩れてくることもあったんですけど、今シーズンはディフェンスにフォーカスしてやっていることが大きな点差をつけられても追いつけることに繋がっているのかなと思います。
チームを勢いづけたのは第3Qの青木のアグレッシブなアタックだったと思います。昨日もヒースが第3Qにスティールとかダンクで気持ちを見せてくれたように、交代した選手がアグレッシブにアタックしたりディフェンスでプレッシャーをかけたりすることでチームに流れを持ってくることができると思います。誰が出ても個性を活かして活躍できるチームになったと思うし、誰が出てもハードに戦うチームを目指しているので出たときは全力でプレイしていきたいと思っています。

4青木保憲
「一歩ステップアップできたかなと思います」

あの劣勢の中から、勝てて率直に良かったです。「自分たちのディフェンスを信じてしっかりやろう」とハーフタイムに賢次さん(佐藤HC)も言っていて、それをチーム全員で遂行できたことが勝利につながったと思います。
いつも練習でジェフさん(勝久AC)・健さん(穂坂AC)とワークアウトをやったり、(篠山)竜青さん・(藤井)祐眞さんとマッチアップしてやりあってきて自信が持てたのかなと。前が開いてたらアタックして、ディフェンスが寄ってきたらパスを捌くというシンプルなことをいつも求められているので、それをコート上で発揮できて、一歩ステップアップできたかなと思います。

7篠山竜青
「青木選手がチームに大きい波を持ってきてくれました」

出だしが千葉さんが爆発しちゃったなという感じでした。そういう状況になるときもありますが、もちろん反省としては防がなくてはいけなかったところもありますし、勢いはあるにしても10点ぐらいで火消しをしないといけなかったと思います。ですが、ターンオーバーで終わってしまうという最悪の状況ではなく、一人ひとりアタックするメンタルは持てていたので、我慢してやっていました。その中で、徐々にドライブ&キックというシンプルな方法が効いてきて、後半青木選手がチームに大きい波を持ってきてくれました。
4Qは、ダンカン選手、エドワーズ選手が疲れてきているのがわかったので、最後は脚で勝った試合だったと思います。
反省も収穫もいろいろあったいいゲームだったと思います。

33長谷川技
「自分のできることをしっかりやった結果が終盤の3Pシュートという形で出た」

アウェーで連勝できたのは非常に大きいと思いますし、前半あれだけ入りが悪かったのに切れずに自分たちのバスケットを40分間続けて勝利できたことが嬉しいです。
自分のできることをしっかりやった結果が終盤の3Pシュートという形で出て非常に満足しています。
今シーズンは一人ひとりリーダーシップを持とうというのが浸透していて、みんなで声を出したりできているので、そういうことが苦しい展開でも切れずにやれている要因ではないかと思います。佐藤HCも自分のディフェンスを信頼して試合終盤で起用してくれていると思っているので、自分の仕事にしっかりと集中してこれからもやっていければと思います。

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