ゲームレポート
第1Q、SR渋谷ボールでゲームスタート。2サイズのゴール下、34ケリーの3PシュートでSR渋谷が先行するが、川崎も0藤井・24大塚のシュートで繋ぐと、21カルファニの3Pシュートで残り5:16には10-10の同点に追いつく。SR渋谷32山内・9ベンドラメに連続3Pシュートを浴びて再び離されるも、川崎は3林の連続得点で追い上げ18-23で第1Q終了。
第2Q、川崎は21カルファニの連続得点で点差を詰めるが、ミスからSR渋谷にイージーショットを許し、残り7:41、22-28での場面でタイムアウトを請求。ここから川崎は堅いディフェンスでSR渋谷の得点を3分以上封じると、27熊谷・24大塚のシュートで27-28と追い上げ、残り4:20には3林の3Pシュートで30-28とついに逆転に成功。さらに18鎌田の3Pシュート、0藤井のジャンプショットで36-30と川崎がリードを広げるが、SR渋谷も34ケリーがドライブ、3Pシュートと連続得点をあげ、38-35の川崎3点リードで試合を折り返す。
第3Q、SR渋谷がインサイドの2サイズにボールを集めると、その2サイズの連続得点、さらにディフェンスが収縮したところで9ベンドラメが3Pシュートを沈め、残り7:34、40-44とSR渋谷がリード。ここで川崎はタイムアウトを取るが、SR渋谷の勢いを止められず、オフェンスでもミスを連発。SR渋谷が0-16のランで、残り5:15には40-53とされたところで、川崎は後半2つ目のタイムアウト。川崎は0藤井が3Pシュートを決めて止まっていたスコアを動かすと、ディフェンスから試合を立て直し、18鎌田の3Pシュート、27熊谷のフローターショットで追い上げ、51-58で最終クォーターへ。
第4Q、互いに控えメンバーが3人しかいない状況にもかかわらず、試合は速い展開の点取り合戦に。川崎は21マティアスがドライブやゴール下のバスケットカウントで得点をあげるが、SR渋谷も9ベンドラメ・34ケリーが得点し、点差を縮められない。川崎は最後まで激しいプレッシャーディフェンスで流れを掴もうとするが、終盤にアウトサイドのシュートが決まらず66-74でタイムアップ。
チームスタッツ
得点、得点差の推移
得点に関するスタッツ
試合後コメント
佐藤賢次ヘッドコーチ
「成長が見えていると思います」
まず、千葉県内で台風の被害で大変な思いをしている方がたくさんいる中で、こうして会場にお客さんがたくさん来てくれて試合をすることができて感謝しています。 朝のミーティングでも選手には感謝の思いを持ってプレーすることと、我々ができることとして気持ちの伝わるプレーをして最後まで諦めずにプレーし続けることは絶対に最後までやり切ろうと伝えたので、気持ちの部分はしっかり伝えることができたのではと思っています。
7月15日から活動を始めて、今回のアーリーカップを1つの目安にプログラムを作って、一つひとつテーマをクリアしたり、ハードな練習を続けてきたので、今までやってきたことの集大成が見えたらというテーマで臨んでいます。
インサイドがどうしても手薄になってしまうのですが、鎌田の成長は見えていますし、アウトサイドだけでなくインサイドにボールを入れて、そこからボールを動かしてドライブやキックアウト、というのをずっと練習してきているので、今日はその形を出そうということでやりました。後半の出だしにプレッシャーをかけられて走られてしまいましたが、他はすごく満足していますし、成長が見えていると思います。
0藤井祐眞
「オフシーズンに練習してきたことができた」
出だしからハードにやることができて、相手に10点差まで離されても追いついたり、みんながエナジー出して前半に追いつくことができました。
第3Qも離されましたが、そこから再度追い上げて、逆転するまでに至らなかったですが、オフシーズンに練習してきたことができた証拠かなと思っています。
代表選手いない中で、オフェンスの面ではなかなか得点が決めきれないシーンもありますが、ディフェンスでしっかり抑えることができれば勝つこともできますし、いい試合もできますので、ハードにプレーし続けたいと思います。
24大塚裕土
「ディフェンスのところでいい時間帯も作れた」
試合前に怪我人が出てしまい外国籍選手も抜けてしまう状態で、チームミーティングでアーリーカップをどう戦っていくかを話しました。今までやってきたこと以上のことは急には出せないので、(練習で)今までやってきたことをしっかり出すことを目的に挑みました。僕自身もミスが多かったんですが、ディフェンスのところでいい時間帯も作れたので、それを40分継続してやれるようシーズン開幕に向けてチームとして練っていければと考えています。
ディフェンスとしてはここ2ヶ月でコンディションが上がってきて手応えもあるんですけど、シュート成功率がいい時も悪い時もあるので、もうちょっと確率をあげてシュートセレクションもよくすればもっとチームに貢献できると考えています。
シーズンでも連戦があるので初戦の負けを引きずらず、2戦連敗しないというのがチャンピオンシップに向けても大事になってくると思います。悪いところはしっかり改善して、しっかり休んで明日、出だしからしっかりエナジー出してやれればと思っています。