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HOME > スケジュールレポート_戦評 > 10/17 B.LEAGUE 2020-21 第3節GAME2 (6/60) 川崎 82-80 広島

ダイジェスト映像

ゲームレポート

35点差の決着となった前日の試合から明けたGAME2。広島は開始から積極的なゴールアタックを仕掛け、ペイントエリア近くで#0トレイラーや#5マーフィーらが得点。一方、受けに回った格好の川崎は、アウトサイドのシュートこそ入るものの、4つのターンオーバーを犯すなどミスが目立ち、徐々に広島がリードを広げていく。

2Q残り9:16、#8エチェニケにバスケットカウントを決められ、22-30となったところで川崎はタイムアウトを請求。しかし、その後も攻守にインテンシティを上げていくことができず、残り5:00には広島#2朝山の3Pシュートで28-41とリードを広げられてしまう。オフィシャルタイムアウトを挟み、川崎はディフェンスをゾーンに替えると広島の攻撃を抑えることに成功。#22ファジーカスのフリースローや#34アギラールの得点で34-42と点差を縮め、試合を折り返す。

3Q、川崎が#14辻󠄀のフリースローなどで加点し、少しずつ点差を縮めていく。残り2:38、#14辻󠄀の3Pシュートで58-57と川崎が逆転するも、広島も#0トレイラー・#8エチェニケが得点をあげ、62-62の同点で最終クォーターへ。

4Q、お互いに譲らずリードチェンジを繰り返しながら試合が進んでいく。両チームともファウルトラブルに陥る中、残り5:05、広島#21田渡のフリースローで68-73と広島が抜け出す。ここで試合を決める活躍を見せたのは川崎#22ファジーカス。広島のエース#8エチェニケのアタックを体を張って止め、4つ目のファウルをコールさせると、残り3:47にはインサイドで得点し70-73の3点差に。さらに直後のディフェンスで#22ファジーカスと#8エチェニケのリバウンド争いから#8エチェニケに5つ目のファウルがコールされファウルアウト。ここが勝負どころと見た川崎 佐藤HCは、4ファウルの#21カルファニをコートに入れ、#22ファジーカス・#34アギラールとのビッグラインナップを形成。ミスマッチを狙った攻撃で得点をあげ、残り0:26には82-78と再逆転。そのまま最後まで粘る広島を振り切り、82-80でタイムアップ。

ヒースの欠場に加えファウルトラブルのピンチをしのぎきり、鍔迫り合いを制した。川崎は5連勝。

チームスタッツ

スターティングメンバー

#7 篠山竜青、#14 辻󠄀直人、#21 マティアス・カルファニ、#22 ニック・ファジーカス、#34 パブロ・アギラール

チーム比較

試合後コメント

佐藤賢次ヘッドコーチ
「連勝するのはすごく難しいと感じました」

まず、今日はジョーダン(・ヒース)が出られないというところで、手薄になるインサイドでエチェニケ選手をどう止めるかという点で、後手にまわって相手に持っていかれたところがありました。また、2戦目ということで相手のディフェンスのエナジーがすごく、フルコートで来るという、うちがやりたいことを相手にやられて前半そのままズルズルといってしまったところがありました。ハーフタイムでそこを修正してなんとか最後勝ちきれたと思っています。

良かったことは続けようという考えで、今日もビッグラインナップでいったのですが、ただ時間は少し短くするプランを組んでいました。途中うちのビッグマンがファウルトラブルになってしまったので、色々プランは崩れてしまったんですが、最後またビッグラインナップで押し戻してくれたので、良かったと思います。

やはり広島ドラゴンフライズはすごく力のあるチームだと改めて思いましたし、連勝するのはすごく難しいと感じました。我々も課題がたくさんありますが、引き続き一戦一戦成長できるようにしていきます。次はすぐ水曜日ゲームなので、そこにむかっていい準備をしたいと思います。

14辻直人
「昨シーズンでは考えられなかったくらい自信を取り戻しつつあります」

1試合ごとに手ごたえを感じていますし、自信もついてきていますが、出だしで爆発することがまだできていなく、スロースターターなのは高校時代からの自分の悪いところなので、そこはもっとできたらなと思います。でも、ひとつのクォーターの中でチームに勢いを与えることが出来ているのは、今シーズン今までやってきたことが徐々に出せている結果だと思います。

優勝するために、上位のチームに対して自分がどこまで出来るのかチャレンジしていて、課題もクリアにしていかなければならないですが、こうして得点とかスタッツで結果が出せていることは、昨シーズンでは考えられなかったくらい自信を取り戻しつつあります。

21マティアス・カルファニ
「ファンの皆さんには本当に感謝しかありません」

今日の試合は厳しい戦いでした。最初から相手に押され気味で、ハーフタイム折り返し時点で6点ビハインドだったので、自分たちが何をしなければならないのかをハーフタイムに確認して、しっかりとディフェンスすること、オフェンスをしっかり成功させること、それによって最後勝つことができて良かったと思っています。

リハビリしている時にもファンの方々がSNSを通じて「マティアス頑張れ」と言ってくれたり、チームから離脱してからもチームの一員としてずっと一緒にいてくれたので、本当に感謝しかありません。去年達成できなかった優勝をするためにも、ファンの方々も必要ですし、一緒にハードに戦っていきましょう!

22ニック・ファジーカス
「昨日のようなちゃんとした試合運びをすることが大事」

今日は出だしで広島さんが勢いよく出てきたので、それに対して自分たちが後手になってしまったというゲームの始まりでした。それでも離されることなくついていった結果、最後に勢いに乗って勝ち切ることができました。エチェニケ選手のファウルアウトが今日の試合にとって大きな要因だったと思います。

前日に大敗したチームは対策を練ってきますし、前日の分をやり返そうという気持ちが強いので出だしのエナジーが上乗せされてきます。そこ(エナジーを出してくる相手への対応)は自分たちがまだ修正しなきゃいけない点なので、相手がエナジーを出して当たってきたところに対応して、昨日のようなちゃんとした試合運びをすることが大事になってくると思います。 (シュートタッチについて)開幕戦からシュートルーティーンを変えてしっかりと練習してきた結果、ここ4試合は自分のシュートタッチが戻っていると思います。

自分のシュートが入っている頃のルーティーンをここ2週間取り入れていることによってシュートタッチが戻ってきていると思います。自分のシュートには自信を持っていますし、打ち切れば入るというのは分かっていました。でもプレシーズンとA東京戦については、いいシュートは打っていましたがちょっと短かったりちょっと弾道が低かったりということがありました。それを踏まえてしっかりと下半身を強化することによってアーチとショートする部分をカバーすることによってシュートが入っていると思います。

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