ダイジェスト映像
ゲームレポート
完敗を喫した前日の敗戦から一夜明けてのGAME2。ホームで連敗だけはできない川崎は、これまで何試合か固定していたスターターを変更し、#35ヒースを先発起用。
この日も序盤は点差が離れず進むが、琉球は#45クーリーの個人技、川崎はディフェンスからトランジションの速い展開での得点と、昨日とは対照の得点パターンで試合が進む。川崎は攻撃の的を絞らせなくした状態でエース#22ファジーカスが連続得点をあげ16-10とリードするが、琉球もすかさずベンチに下げていた#45クーリーを戻し点差を縮めてくる。
20-17で2Qに入ると、川崎が#34アギラールの3Pシュートとリバウンドシュート、#0藤井の3Pシュートで残り7:59には28-19とリードを広げる。琉球も#30今村の連続得点などで点差を詰めてくるが、柱となる#45クーリーのインサイドを抑え込み、41-36の5点リードで後半へ。
3Q、開始から#35ヒースのアリウープダンクで良いスタートを切った川崎だったが、ここからディフェンスの勢いを強める琉球に対しミスを連発。ボールを奪われて琉球に走られると、残り4:16には#13エバンスの得点で49-51と逆転を許してしまう。琉球はさらに#14岸本の2本の3Pシュート、#13エバンスのドライブでこのクォーター30得点をあげ、58-66で最終クォーターへ。
4Q、川崎は#14辻󠄀・#7篠山らが果敢にゴールにアタックし得点をあげるが、ディフェンスで琉球にセカンドチャンスから得点されてしまうなど点差を縮められない。78-86で迎えた残り1:11、川崎が#14辻󠄀のドライブで得点、さらに#33長谷川のアシストから#22ファジーカスが3Pシュートを沈めて残り0:35、83-86の1ポゼッション差に迫る。最後のタイムアウトを取った琉球は、#3並里が時間を使いボールコントロールすると、自ら仕掛けてドライブを沈め得点。残り時間のない川崎は#22ファジーカスが3Pシュートを放つも決まらず万事休す。83-89でタイムアップ。
川崎前半の好調から一転、琉球のディフェンスに攻め手を失っての逆転負けで、今季初の連敗。#22ファジーカスが今季最多の40得点をあげるも、他に2桁得点をあげたのが#14辻󠄀の10点のみと攻撃に幅を持たせることができなかった。佐藤ヘッドコーチにとってはHC就任後初の2戦シリーズ連敗となった。
チームスタッツ
スターティングメンバー
#7 篠山竜青、#14 辻󠄀直人、#22 ニック・ファジーカス、#33 長谷川技、#35 ジョーダン・ヒース
チーム比較
試合後コメント
佐藤賢次ヘッドコーチ
「勝ちきれなかったのは自分の責任」
今日の試合は、昨日の反省を受けて出だしからしっかり選手たちがカムバックしてくれて、いい入り方、いい戦い方ができていたと思います。
後半、相手がプレスを高めたところと、エバンス選手を起点にプッシュされたところで流れを持っていかれましたが、最後しっかりもう一回流れを引き戻すことができました。
選手は良くやったと思っていますので、最後の最後で勝ちきれなかったのは自分の責任だと思います。また連戦が続きますので、しっかり切り替えてまた次を戦いたいと思います。
7篠山竜青
「出来たところ、出来ていないところを整理して次に向かいたい」
昨日の敗戦からしっかり切り替えて、もう一回自分たちがやらなければならないことを整理して臨んだ試合でした。出だしはJ(ジョーダン・ヒース)がハッスルしてくれて良いリズムで出来たと思います。
2ポゼッション、3ポゼッションぐらいを我慢して追いかけていくのは久しぶりの展開で、ちょっとしたエラーだったり勝負強さがまだまだ足りないところで綻びが出てしまっての敗戦でしたが、その中でも出来たこともあるので、出来たところ出来ていないところを整理して、次に向けて切り替えていきたいと思います。
賢次さんがヘッドコーチになってから初めての同一カードでの連敗ということで、優勝に向けた道のりというのは険しいなと改めて感じました
14辻直人
「本質的なところを修復出来ないのは、今シーズンの課題」
昨日不甲斐ない試合をしてしまったので、今日は出だしから自分たちのやりたいバスケットが出来ていたと思うのですが、我慢する時間帯で昨日と同じような悪い流れというか本質的なところで修復出来ていなくて、逆転されてからズルズルといってしまったのは、今シーズンの課題の1つだと思います。
連日満員になるくらいファンの方々が来てくださっていたので2連敗は避けたかったのですが、でも、たくさんの方が来てくださっていることには本当に感謝しています。