ダイジェスト映像
ゲームレポート
今シーズン最初の対戦となる横浜との「神奈川ダービー」1戦目。
序盤は横浜ペース。#4カーター、#1アウダーの得点で開始2分で2-7と横浜がリード。川崎佐藤HCは早くも1つ目のタイムアウトを取ると、ディフェンスを立て直し、#27熊谷の3Pシュートや#34アギラールのインサイドで得点。残り6:02には#22ファジーカスのシュートで11-11で同点に追いつくと、勢いそのままにリードを広げ、終了間際に#44シモンズのダンクで22-15とし1Q終了。
2Qに入り、再び得点ペースを上げる横浜に対し、川崎も#7篠山が開始4分で8得点をあげるなど活躍。それでも横浜の勢いは止まらず、#4カーター、#9森川の3Pシュートなどで残り3:13には24-24の同点に追いつかれるが、川崎はここから#22ファジーカスの連続得点で再びリードすると、残り1分から#14辻󠄀・#0藤井の得点で35-26とし、試合を折り返す。
3Q、横浜は#4カーターがこのクォーターだけで14得点をあげる活躍。川崎も強度の高いディフェンスで#4カーター以外に得点を許さず、#11増田・#22ファジーカスが得点しリードを保ちながら試合を進める。63-55で最終クォーターへ。
4Q、ジリジリと横浜が追い上げ、残り4:08、横浜#9森川の3Pシュートで71-70の1点差に。川崎はここで#14辻󠄀がセットプレーからのジャンプショット、3Pシュートを沈めて再びリードするが、横浜も#4カーターがタフショットを沈めて譲らない。78-77で迎えた残り0:08、1点ビハインドで横浜ボール。ボールを託された#4カーターの仕掛けに対し、川崎は#34アギラールから#22ファジーカスにディフェンスを受け渡して守りきる。#4カーターが時間なく放ったショットはゴールに弾かれ、そのままタイムアップ。
大接戦の末川崎がリードを守りきり、Bリーグ開幕からの横浜との対戦で20勝目となる勝利をあげた。
チームスタッツ
スターティングメンバー
#0 藤井祐眞、#14 辻󠄀直人、#22 ニック・ファジーカス、#27 熊谷尚也、#34パブロ・アギラール
チーム比較
試合後コメント
佐藤賢次ヘッドコーチ
「試合前に考えた戦術を40分間しっかりと選手たちが遂行してくれた」
タフなスケジュールで相手より1日準備期間が少ない中での試合でしたが、試合前に考えた戦術を40分間しっかりと選手たちが遂行してくれたということにはすごく満足できる試合でした。後半相手に3Pシュートを立て続けに決められる場面では、戦略的な部分での反省点もありますが、選手は指示をしっかりと遂行してくれていたので、そこは課題として次戦にしっかりと活かしていければと思います。
神奈川ダービーとしてこれからも川崎と横浜で良い試合をしていけたらと思いますし、横浜さんには負けないようにまたしっかりと準備したいと思います。
7篠山竜青
「いつどういうタイミングで試合に出ても活躍する姿を見せたい」
ディフェンスでカーター選手にかなりやられてしまったところが課題になると思います。
オフェンスのところではまあまあ点を獲ることができていましたが、2対2の精度やそこからのプレーの精度というのはもっと上げていかないといけないかな、という課題を得られたゲームだったと思います。こういう接戦で最後ディフェンスで守り切って勝つことができたのは自信になると思いますし、上位を目指していくうえでも大きな一勝だったかなと思います。
(スタメンへの思いについて)賢次さんがHCになってから各試合で先発メンバーを変えて戦うことも増えていて、選手としても楽しいですし、こういうバスケットのスタイルもあるんだなと素直に感じる部分があり、スタメンへのこだわりはなくなりました。だからこそ、いつどういうタイミングで試合に出ても活躍する姿を見せたいと思いますし、非常に前向きに捉えています。
今日は(横浜DeNAベイスターズの)三浦大輔新監督にもお越しいただいて、ベイスターズのファンの方もいらっしゃっていたので、神奈川県を盛り上げるようなアクションがもっともっとできるのではないかなと思います。ウィンターカップもありますし、色々なカテゴリーで神奈川が盛り上がっている中で、この神奈川ダービーが一番盛り上がっている雰囲気を作っていけたらと思います。
14辻直人
「最後ディフェンスで守りきって勝ちきれたというのは次につながる」
相手のやりたいバスケットをやらせてしまって、後手になってしまい、やられてはいけないところをやられてしまったり、上手く切り替えられず、苦しい展開になってしまいましたが、最後ディフェンスで守りきって勝ちきれたというのは次につながると思うし、プラスに捉えて準備して(週末の)富山戦に臨みたいと思います。
1Qでの自分の怪我で、その後積極的にいけない部分も出てしまいました。あまり良くない流れが続いてしまったかなと思います。流れを変えるようなシュートを試合を通してやりたかったんですが、勝負どころで得点を決めることができたのは自信にもなりました。