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HOME > スケジュールレポート_戦評 > 12/12 B.LEAGUE 2020-21 第13節 GAME1 (20/60) 富山 101-102 川崎

ダイジェスト映像

ゲームレポート

11月の川崎ホームでの対戦では1勝1敗と星を分けた富山グラウジーズとのアウェーでの対戦。

開始早々、川崎はマッチアップのミスから富山#0ソロモンにダンクシュートを決められると、その後も富山が得意とする速い展開に持ち込まれ連続失点。残り7:11には3-14と早くも2桁のビハインドを背負い、佐藤HCはタイムアウト要求。これで落ち着きを取り戻した川崎は、タイムアウト直後に#34アギラールの3Pシュート、ダンクと連続得点で点差を縮めると、#7篠山の3Pシュートで残り3:22には17-19の2点差に迫る。しかし富山も#34スミスの体格を生かしたインサイドアタックで得点をあげ、23-31で1Q終了。

2Q、富山が#21橋本の3Pシュートで富山が再びリードを2桁とすると、さらに#13前田が2ポゼッション連続の3Pシュートで残り5:10、31-46と点差は15点にまで広がる。川崎は#14辻󠄀が3Pシュートを決め返すが、その後も富山の勢いを止められず、45-56で試合を折り返す。

3Q、富山が#0ソロモンの連続得点で50-66と再び点差を広げる。川崎も慌てることなくディフェンスからのファストブレイクで少しずつ点差を縮めると、60-70で残り3分をきったところから、富山#0ソロモン・#34スミスのゴールアタックをチームで守りきると、#7篠山が連続でジャンプショットを決め、終了間際にも3Pシュートを沈め69-70の1点差に迫り4Qへ。

4Q、3Q終盤の勢いそのままに川崎が猛チャージをかける。#24大塚・#14辻󠄀の3Pシュート、#7篠山のアシストから#44シモンズがバスケットカウントなどで残り6:37には81-72と川崎が9点のリード。しかし富山もタイムアウトを取り立て直すと、#34スミス・#32マブンガが息を吹き返し得点。さらに#13前田の2本の3Pシュートで、残り1:48には86-86の同点に。さらに1:42には攻守にチームを支えていた川崎#5ボンズが5つ目のファウルを犯しファウルアウトすると、富山の#11宇都が連続得点をあげ逆転。残り0:17には#0ソロモンの得点で88-92の4点差。川崎は残り0:10に#0藤井が3Pシュートを沈めると、ファウルゲームを仕掛け、富山#11宇都のフリースローで91-93の2点差に。川崎のラストオフェンス、この試合ここまで無得点の#22ファジーカスが残り0:01にフリースローを獲得し、2本を沈めそのまま93-93で4Q終了。40分間で決着はつかず、試合はオーバータイムに突入。

OT、両チーム得点をあげることができないまま2分が経過するが、先に試合を動かしたのは富山。残り2:56に#32マブンガが3Pシュートを決めると、続けて#77岡田も3Pシュートで続き、スコアは93-99。6点差とされた川崎は、#7篠山がフリースローを獲得し2本成功。直後のディフェンスで#7篠山がスティールでボールを奪うと、#22ファジーカスへのアシストでフリースローを獲得し、残り1:03には99-99と振り出しに戻す。富山は#32マブンガの1on1から#13前田がジャンプショットを決め、残り0:38、99-101とリード。川崎はここでタイムアウトを使わずオフェンスを続行すると、#7篠山が1on1から3Pシュートを沈め逆転。富山のラストオフェンス、#0ソロモンのシュートが外れて102-101でタイムアップ。

チームの大黒柱#22ファジーカスがフィールドゴール0点と調子が上がらない中、21得点をあげた#7篠山をはじめ、#0藤井・#14辻󠄀が17得点とチーム力で勝ちきり、激戦を制した。

チームスタッツ

スターティングメンバー

#0 藤井祐眞、#14 辻󠄀直人、#22 ニック・ファジーカス、#27 熊谷尚也、#34パブロ・アギラール

チーム比較

試合後コメント

佐藤賢次ヘッドコーチ
「我慢すること、チームで戦うこと、やるべきことを45分間全員がやりきってくれたことが最後のシュートに繋がった」

出だしからディフェンスがなかなか機能しない中で、やられてはいけない点数をたくさんとられて我慢の展開になりましたが、ハーフタイムでもしっかり我慢すること、チームで戦うこと、やるべきことを整理しました。それをオーバータイム含め45分間全員がやりきってくれたので、それが最後に(篠山)竜青がタフショットを決められる流れ、雰囲気を作ってくれたものと思います。やっぱりチームで戦えたのが(接戦を制することができた理由の)一番だと思います。

また明日も試合がありますので、しっかりコンディションを整えて、いい準備をしてもう一回臨みたいと思います。

0藤井祐眞
「出たらエナジーを出して思い切りプレーしているだけ」

(スタメン出場が続いていることについて)それはあまり深く考えずに、出たらエナジーを出して思い切りプレーしているだけです。バイウィーク明けから元気を出して楽しくやろうと思っていて、それがここ数試合うまく出せているので継続していきたいと思います。

(4Qの同点につながる3Pシュートについて)それよりも(篠山)竜青さんの「ステップバック逆転タフスリー」のほうがすごいですよ。もし自分のあのシュートが逆転を決めるものだったら僕がヒーローだったんでしょうけど、オーバータイムの(篠山)竜青さんに完全に持っていかれました。悔しいです(笑)

7篠山竜青
「たくさんのファミリーの方が来てくれて背中を押してくれた」

いま勝率も並んでいて、東地区を勝ち抜いていくためには負けられない試合でしたが、出だし少し重くなってしまいましたので、何とか盛り返さなきゃいけないという気持ちでやりました。

(水曜ゲームもあるタフなスケジュールについて)川崎は12人全員で戦うスタイルですので、疲れたらベンチには(藤井)祐眞も青木もいてくれるので、出ているときはフルスロットルで出し切ろうという気持ちでやっていますが、とにかく今日勝ち切れたというのは疲労の部分でも変わってくると思います。

(4Qでベンチに下がったときについて)シュートタッチも良かったので、「次はいつだ!」という気持ちで見てはいましたが、接戦や苦しい展開の中でもディフェンスで粘るという、出てる5人がやれることをやるというスタイルがちょっとずつ出てきた感じがしているのですごく頼もしかったですし、アウェーでも川崎からたくさんのファミリーの方が来てくれて背中を押してくれたので、トーンダウンせずに最後まで前を向いて戦うことが出来ました。

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