ダイジェスト映像

ゲームレポート

KAWASAKI ENERGY DAYSと称した今節。西地区、京都ハンナリーズとの今シーズンのリーグ戦唯一の対戦となる2連戦。

立ち上がり、川崎はミスから京都に先行を許すが、7:09に早くも1つ目のタイムアウトを取ると、ここから#14辻󠄀のアシストから#27熊谷・#22ファジーカスが得点。残り5:10には#14辻󠄀自身も3Pシュートを沈めて11-10と逆転すると、その後も#34アギラール・#14辻󠄀の得点で川崎が28-19とリードして1Q終了。

2Q、京都が#16松井の得点を中心に点差を縮める。6:23には攻撃の起点である#50サイモンが3つ目のファウルでベンチに下がるが、ここでも京都は勢いを落とさず#16松井・#23ライスらが積極的なオフェンスで得点をあげ、残り1:30には41-40と迫る。川崎はここで#14辻󠄀をコートに戻すと、#22ファジーカスのフリースローや終了間際の#27熊谷のフローターショットで47-40とし、試合を折り返す。

3Q、お互いに試合のペースをつかめず試合が進む。残り3分をきり、京都が#32内海・#16松井と連続で3Pシュートを沈め、残り1:44には60-58の2点差に。さらに残り0:17には#43永吉の3Pシュートで62-62の同点に追いつかれるが、残り0:03に#0藤井が2本のフリースローを沈めて、64-62の2点リードで最終クォーターへ。

4Q、#23ライスの連続得点で京都が逆転。一気に6点のビハインドとなり追う展開となった川崎は、#14辻󠄀の3Pシュート、#27熊谷のバスケットカウントで点差を詰めると、オフィシャルタイムアウト明けの4:12、#34アギラールの3Pシュートで逆転。京都も譲らず#50サイモンのフリースローなどで幾度となく同点に追いついてくるが、川崎は#7篠山が終盤に連続でクラッチショットを沈め、残り0:45で87-83とリード。京都はここでタイムアウトを取ると、#23ライスが得点し2点差に。直後の川崎のオフェンス、#7篠山から#22ファジーカスへのパスは通らず京都にボールを奪われると、#50サイモンにリバウンドショットを決められ、残り0:06で87-87の同点に。川崎のラストオフェンスは#14辻󠄀が苦しい体勢からのショットとなり決まらず、試合は延長戦に突入。

延長戦、京都#50サイモン・#23ライスのゴールアタックに川崎はファウルを連発。残り3:24には87-94と7点のビハインドを背負う。川崎は#22ファジーカスのジャンプショット、3Pシュートで残り1:45には94-97と1ポゼッション差に迫るが、京都もすぐさま#16松井が3Pシュートを決め返す。6点差で迎えた残り0:45、ここまでクラッチショットを沈めてきた#7篠山が3Pシュートを放つが決まらず、京都に時間を使われた末にリバウンドを奪われ万事休す。延長の5分間で18失点を喫し、98-105でタイムアップ。

横浜戦、富山戦に続く大量失点で「ディフェンスの川崎」のバスケを展開できず敗戦。勝負所でのターンオーバーも多く、多くの課題を突きつけられる結果となった。

チームスタッツ

スターティングメンバー

#7 篠山竜青、#14 辻󠄀直人、#22 ニック・ファジーカス、#27 熊谷尚也、#34パブロ・アギラール

チーム比較

試合後コメント

佐藤賢次ヘッドコーチ
「ディフェンスのチームと言っていながらほとんど止めることが出来ていなかった」

連戦が終わってしっかりと準備をしていたつもりだったんですけど、ディフェンスとリバウンドがこのままではどこにも勝てないのかなという試合をしてしまったと思います。特に後半、延長も合わせてですがリバウンドを10本取られていますし、ディフェンスのチームと言っていながらほとんど止めることが出来ていなかったので、色々な意味で、チームを見つめ直して、何をしなければならないのかという課題を全員で共有してやるべきことをコートで表現出来るように、また明日の試合に臨みたいと思います。

7篠山竜青
「細かいミスだったりそういう積み重ねが勝敗を分けた」

これだけ点を取られてしまうのは川崎らしくなかったと思いますし、リズムに乗れそうなところで細かいミスだったりそういう積み重ねが勝敗を分けた展開だったと思います。

（4Qを振返って）ゾーンをやったりとかニック（・ファジーカス）選手に対して敢えてミスマッチを作ったりとかなり変則的なディフェンスをされていたのですが、自分自身のタッチは良かったので開いたら打つというメンタルはちゃんと持ってやっていました。

（明日の試合に向けて）年内最後のホームゲームです。2020年色んなことがあった一年でしたが、良い雰囲気で終えて2021年を迎えられるよう、ファミリーの皆さんとそういう気持ちを分かち合いたいと思うので、しっかりと反省するところは反省して、気持ちを切り替えて試合前からエナジーデイらしく盛り上げて行くので、ついてきてください

14辻直人
「勝つためにはどうするかということをチームで話し合わないといけない」

出だしこそ自分たちがやりたいバスケットができていたんですけど残りの35分、一つのリバウンドだったりルーズボールを取られてしまって、本来なら川崎ペースで進められるところを松井選手などにタフショットを決められてしまい、勝てる試合を勝ちきれなかった感じています。勝つためにはどうするかということをチームで話し合わないといけないなと思わされる試合でした。

練習でも、よくコミュニケーション取れていますし練習内容も充実しています。新加入の二人もハードワークしてくれていますし機会を重ねればもっと連携が上がってくると思います。選手一人一人がもっと前面に出て戦えればどんどん個人もチームも上向いて行くと思います。

34パブロ・アギラール
「試合をコントロールできなくなってしまいました」

いいエナジーでスタートできたと思うのですが、向こうに流れを持って行かれてからはスタートからできていたことができなくなり、試合をコントロールできなくなってしまいました。

後半は色々な作戦を使って打開しようとしたのですがオフェンスでもディフェンスでもいい結果が出なかったです。もっといい流れを継続できるようして連戦ですので、また明日やるべきことを頭に入れて40分間それを徹底して戦っていきたいです。 また、2Q後半に向こうに流れがいった時に止めることができずに14点差を7点差に縮められてしまいました。

14点差と7点差では後半での入り方が全然違うので、常にリードを広げられるマインドで戦っていきたいです。自分たちはそれができるチームだと思ってますしチームとしてずっといい流れを持っていければと思っています。