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HOME > スケジュールレポート_戦評 > 1/27 B.LEAGUE 2020-21 第18節 (30/60) 川崎 86-73 SR渋谷

ダイジェスト映像

ゲームレポート

アウェー秋田戦での敗戦から2日を置いての、ホームでの水曜ゲーム。リーグ戦折り返しとなる30戦目は、現在8連勝中で東地区3位につけるサンロッカーズ渋谷との10月以来の対戦。

1Q、開始からお互いのインテンシティの高さが噛み合うかのように、激しいディフェンスを繰り出しながら、それを打ち破るオフェンスで得点を重ねていく好ゲーム展開に。19-19の同点で1Q終了。

2Qに入っても両者譲らず。川崎#0藤井がスティールからレイアップを沈めれば、逆にSR渋谷も#24広瀬がスローインのボールをスティールしレイアップを決め返す。残り4:51、33-31でオフィシャルタイムアウトを挟むと、ここから川崎のディフェンスが機能し始める。スティールからのファストブレイクなどで得点をあげた川崎が44-37の7点リードで試合を折り返す。

3Q、前半の勢いそのままに、川崎が少しずつリードを広げていく。残り4:45、#0藤井が2本のフリースローを成功させると、直後にフルコートディフェンスでボールを奪い、#0藤井がレイアップ。これで62-45とリードを広げると、さらに#34アギラールの3Pシュート、#35ヒースのファストブレイクで残り2:35には69-49とリードを20点台に乗せる。川崎はメンバーを替えながらもペースを落とさず、74-55で最終クォーターへ。

4Q、点差が離れてもディフェンスの強度を落とさないSR渋谷に川崎はターンオーバーでポゼッションを失う機会が増え、追い上げを許してしまう。SR渋谷#27石井のレイアップで78-65となったところで後半のオフィシャルタイムアウト。直後のオフェンス、川崎は#7篠山のアシストから#34アギラールが3Pシュートを決め悪い流れを断ち切ると、#0藤井のテイクチャージなどで試合の流れを立て直す。その後はリードを保ちながら時間を進め、86-73でタイムアップ。

4Qに8つのターンオーバーでSR渋谷の時間を作られるも、#0藤井の7本を筆頭にチームで17本のスティールを記録した川崎がディフェンスで試合を作り、上位につける相手に対し価値ある勝利を掴んだ。

チームスタッツ

スターティングメンバー

#7 篠山竜青、#14 辻󠄀直人、#22 ニック・ファジーカス、#33 長谷川技、#34 パブロ・アギラール

チーム比較

試合後コメント

佐藤賢次ヘッドコーチ
「いいディフェンスができる時間帯がうちにあって、それがいいオフェンスに繋がった」

今日はお互いにプレッシャーディフェンスを強みにしている同士の戦いということで、プレッシャーだったりディナイだったり、目の前にいる相手との一つひとつのバトルに全員が一つずつ勝とう、ということで試合に臨みました。それができる場面もできない場面もありましたが、藤井選手の7スティールという結果が物語っているように、いいディフェンスができる時間帯がうちにあって、それがいいオフェンスに繋がったのかなと思います。

相手はエースの(ライアン・)ケリー選手がいないということでしたが、そういう時にチームのエナジーは高まるものだと思いますので、それに対して受けに回らないように、こちらも持てるもの全部出そうということで、いいゲームコントロールができたかなと思います。

後半の最後の終わり方、ポゼッションシュートを決めきれませんでしたし、相手のアフタータイムアウトのプレーも、予測して準備していた中で綺麗にやられてしまいました。そういう細かいところを最後の最後までやれないと、常に勝ちきれるチームにはまだまだ届かないのかなと思います。また連戦が続きますので、チームの課題もしっかり見つめ直して、もっと成長していきたいと思います。

#0 藤井祐眞
「僕が大好きなオールコートの1対1がずっとできたので、そこは良かった」

今日は、相手のライアン・ケリー選手が不在ということで、リバウンドなども激しく来るだろうと想定していましたが、チームでもしっかり意識できていましたし、秋田との2戦目でだいぶやられたトランジションのディフェンス、そういうところをしっかり意識してやることができたのが勝ちに繋がったと思います。

ディフェンスでは、持ち味が出せて、僕が大好きなオールコートの1対1がずっとできたので、そこは良かったですが、オフェンスで少しガス欠になってしまいました。ディフェンスを激しくやっている中でもシュートの確率、3Pシュートのパーセンテージをしっかりと保てるように、今後、頑張っていきたいと思います。

#4 青木保憲
「久々に試合に出られて楽しかったです」

まず、コートに立てたことは一歩前に進んだかなと思っています。ホームでいい試合ができていなかったり、自分自身も出場機会が少なかった状況で、やっぱりコートに出た時には何かを残さなければいけない、何かを感じてもらわなければいけない、という想いがありました。相手のガードに簡単にボールを運ばせないことや、やりたいことをやらせないことが、それを体現する僕の役割なので、しっかりプライドを持ってやろうと思っていて、少しはできた部分はあったのかなと思います。久々に試合に出られて楽しかったです。

#21 マティアス・カルファニ
「とどろきに戻ってくることができて、とても嬉しく思っています」

自分たちのやりたいことができたのが今日の勝因だと思います。相手のディフェンスは、フルコートでピックアップしてプレッシャーをかけてくると最初から分かっていましたので、そのプレッシャーに打ち勝つことが大事だと試合前からチームで話していました。結果、しっかりとやるべきことを体現できたと思いますし、相手のプレッシャーに対して臆せずアタックできたことが勝利に繋がったと思います。

とどろきに戻ってくることができて、とても嬉しく思っています。長くコートの外にいてチームの助けになれない時間が続きましたので、今日はしっかりとコートに立ってチームメイトとバスケットボールをプレーできましたし、チームの勝利のために貢献できたことがすごく嬉しいです。

自分が求められていることは、エナジーを高めることや、ハードなディフェンスをすること、オフェンスで起点になることですが、今日はそれができて勝利に繋がりましたし、自分の評価(MVP)にも選ばれて良かったです。

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