ダイジェスト映像
ゲームレポート
2月10日の対戦から1ヶ月ぶりとなる新潟戦。川崎は前節での負傷で#21カルファニを欠くも、#22ファジーカスが戦線に復帰しスタメン出場。
1Q、#7五十嵐の3本の3Pシュートなどで序盤は新潟が先行。残り4:24で8-15とされたところで川崎はタイムアウトを取ると、#27熊谷に変えて#34アギラールを投入しビッグラインナップに切り替えるが、テンポよくパスを回して得点をあげる新潟の勢いを止められず、14-22で1Q終了。
2Q、川崎がシュートを決めれば新潟が決め返す展開で、点差が縮まらずに試合が進む。残り6分をきり、#0藤井の3Pシュート、#22ファジーカスのフロースローで26-29としてオフィシャルタイムアウトを挟むと、タイムアウト明けにも#11増田のゴール下シュートで川崎が1点差に迫る。しかし、新潟もここから#42ウォッシュバーン、#25アレンらの得点でリードチェンジを許さず、38-40で試合を折り返す。
3Q、開始から新潟が#25アレン・42ウォッシュバーンと連続でのバスケットカウント、#7五十嵐のフリースローで点差を広げる。開始3分でチームファウルが4つを超えた川崎だったが、#0藤井が#25アレンのオフェンスファウルを誘うと、このプレーで試合の流れを引き寄せることに成功し、#35ヒース・#22ファジーカスの得点で点差を縮め、残り3:00には#22ファジーカスのジャンプショットで53-51とついにリードを奪う。#22ファジーカスが12得点と攻撃を牽引し、60-59で最終クォーターへ。
4Q、川崎がわずかにリードを保ち試合を進めるが、新潟も#5ダーラムや#13柏倉の得点で譲らず、68-67の1点差で後半のオフィシャルタイムアウトへ。タイムアウト明け、新潟#13西田の3Pシュートで新潟が再逆転すると、リードチェンジを繰り返しながら試合が進み、残り0:30、新潟#25アレンのフリースローで77-77の同点。川崎は24秒を目一杯使いながら、#22ファジーカスがジャンプショットを沈め勝ち越すと、新潟のラストオフェンスをパスカットでシャットアウト。残り0:04、新潟のファウルゲームに対し、#0藤井がフリースロー2本を沈め、81-77でタイムアップ。
シュート成功率が上がらず、決めたい場面でシュートを決められず苦しい展開となりながら、復帰したばかりの#22ファジーカスが33得点をあげてチームを勝利に導いた。
チームスタッツ
スターティングメンバー
#0 藤井祐眞、#7 篠山竜青、#22 ニック・ファジーカス、#27 熊谷尚也、#33 ジョーダン・ヒース
チーム比較
試合後コメント
佐藤賢次ヘッドコーチ
「新潟はゴールにアタックする力が強いので、明日はそこをしっかりと対応したい」
ニック(・ファジーカス)が復帰して33得点ということでさすがだな、という試合でした。出だしでうちの3番ポジションに五十嵐選手がつくという少し変わったマッチアップを相手が作ってきたのに対して、うちがディフェンスになった時にピックアップがずれて遅くなったり、相手が作ったミスマッチにうまく対応しようという動きが遅くなってしまうなど、第1Qは試合の流れを作られてしまいました。ただそのあとで、ビッグラインナップを使いながらしっかりと対応して徐々にアドバンテージを作り、ディフェンスの強度も上がって、最後に勝ち切ることができて良かったです。
新潟はゴールにアタックする力が強いので、明日はそこをしっかりと対応して相手に気持ちいい試合をさせないようにもう一度修正して準備したいと思います。
#7 篠山竜青
「出だしで新潟さんにリズムを持っていかれてしまった」
久しぶりにスタメンだったので、チームにいい流れを持ってこようという気持ちで入りましたが、出だしはむしろ新潟さんにリズムを持っていかれてしまったのでそこは反省です。
(明日のGAME2に向けて)天皇杯ファイナルラウンドも控えていますので、明日しっかりいい試合をして、天皇杯につながるような試合にできるように、いい準備をしたいと思います。
#22 ニック・ファジーカス
「良いパフォーマンスができたと思っています」
試合に戻ってこれて良かったです。チャンピオンシップ進出に向けて、これからの試合は負けられないという危機感を持って試合に臨んでいました。32分プレーできて、すごく楽しかったです。佐藤HCが僕を信じて試合に出してくれたので良いパフォーマンスができたと思っています。
最初の2本でシュートを決めて、その後何本か外してしまったのですが、今日はタッチが良かったから打ち続けるようにと自分に言い聞かせて、その後はシュートを決めることができました。
#27 熊谷尚也
「しっかりと勝ち切れたのはチームの成長につながる」
今日は第1Qの入りのところで相手に気持ちよくシュートを打たせて乗せてしまった部分はありましたが、そこからすこしずつ自分たちのディフェンスを取り戻して、後半もしっかりと相手に「気持ちよくプレーさせないディフェンス」というものができました。
接戦になってしまいましたが、しっかりと勝ち切れたのはチームの成長につながるゲームにできたと思います。
(五十嵐選手とのミスマッチについて)最初は驚きましたが、そのミスマッチをついてファウルをもらうこともできましたし、そこからの味方へのパスの供給もできて、しっかりと落ち着いてプレーができたと思います。