ダイジェスト映像

ゲームレポート

天皇杯後最初のホームゲームとなる、滋賀戦のGAME1。

1Q、川崎は立ち上がりにつまずき、ショットミスやターンオーバーでポゼッションを失うと、滋賀#77前田の得点で先行を許してしまう。川崎は早い段階でタイムアウトを取り仕切り直すと、#14辻󠄀の3Pシュート、直後のスローインを#7篠山がスティールし#35ヒースのダンクで7-7の同点に追いつく。しかしその後もターンオーバーから滋賀に得点機会を与えるなど波に乗れず、12-17で1Q修了。

2Q、川崎は#34アギラールがスティールからのダンクで得点をあげると、#24大塚の3Pシュート、またも#34アギラールのパスカットから#22ファジーカスの3Pシュートにつなげるなど連続得点をあげ、22-19と逆転に成功する。滋賀も#0オクテウスや#77前田が得点をあげるなどペースを取り戻し、35-35の同点で試合を折り返す。

3Q、前半沈黙を続けていた滋賀のエース#5ハミルトンが積極的なゴールアタックで得点をあげる。前半同様にターンオーバー連発の入り出しとなった川崎だったが、#34アギラールがバスケットカウントやパスカット、ブロックと攻守に活躍。滋賀の得点を残り5:55から0点に封じると、15-0のランで52-42と川崎10点リードで最終クォーターへ。

4Q、川崎は#0藤井が鋭いドライブからシュートをねじ込み次々に得点をあげ、リードを保ちながら試合を進めていくが、残り4:51、64-54でオフィシャルタイムアウトを挟むと、#77前田のバスケットカウント、#7晴山の3Pシュートで滋賀が4点差に迫る。川崎 佐藤HCはタイムアウトを取らずコート上の5人に判断を任せる選択。これが功を奏し、#34アギラールのゴール下、#35ヒースがスティールからダンクに繋げると、さらに#7篠山の3Pシュートで残り1:35には71-62と再びリードを広げる。3Pシュートで逆転を狙う滋賀に対して、川崎はしっかりと守りきり、75-67でタイムアップ。

難しい展開としながらも、ディフェンスから試合を立て直し勝利。ディフェンスでチームにエナジーを吹き込んだ#0藤井と#34アギラールは、それぞれ18得点・17得点とオフェンスでも貢献をみせた。

チームスタッツ

スターティングメンバー

#7 篠山竜青、#14 辻󠄀直人、#22 ニック・ファジーカス、#33 長谷川技、#33 ジョーダン・ヒース

チーム比較

試合後コメント

佐藤賢次ヘッドコーチ
「勝ち切れたのはディフェンスだったのかなと思います」

まずは相手のポイントを絞ったディフェンスに少し苦労して、オフェンスでフラストレーションが溜まって、チームの雰囲気が悪い時間帯が前半は続いていたんですが、後半はそこをうまく修正することができて、いいシュートチャンスもたくさんつくることができて、そこが試合を通しての(勝敗の)ポイントだったと思います。

オフェンスがよくなくて、雰囲気が悪い中だったんですけど、選手たちの口からディフェンスマインドで行こうという声がハドルの中でも前半から出ていたので、そこはチームの成長を感じますし結果的に失点を67に抑えられたということで、3ポイントは打たれていましたけど最後までシュートチェックには行けていましたし、相手のメインのスコアラーのハミルトン選手に対してしっかりとタフにディフェンスできたので、勝ち切れたのはディフェンス(が要因)だったのかなと思います。

#0 藤井祐眞
「ディフェンスからいい攻撃ができた」

前半はあまり流れが良くなかったですが、もう1度気持ちを入れなおして、ディフェンスからいい攻撃ができたなと思っているので、後半が良かったなと思ってます。

（自身のプレーを振り返って）レイアップをエアボールしてしまったので、レイアップの練習をしたいと思います！笑（明日に向けて）声を出すことはできませんが、明日も熱い応援をよろしくお願いいたします！

#7 篠山竜青
「ディフェンスで我慢することができた」

滋賀さんのディフェンスは40分間高いエナジーで来てましたし、ドライブに対して誰がヘルプにきてどういう風にローテーションするのか、今までのチームにあまり無いようなディフェンスをするチームでした。そこにアジャストするのに時間がかかりましたが、最終的に67失点ということで、オフェンスでうまくいかず苦しい時間もありましたが、ディフェンスで我慢することができた、苦しいながらもディフェンスで試合を締めることができたという試合でした。

#33 長谷川技
「明日は最初から今日の後半のようなゲームができるようにしっかり準備していきたい」

出だしに相手のペースになってしまい、上手くいかない時間帯が続いてイライラして、ハーフタイムには佐藤HCから檄が飛んで、3Qでは自分たちのバスケットができるようになりました。明日は最初から今日の後半のようなゲームができるようにしっかり準備していきたいと思います。 （最近オフェンス面でもスタッツが伸びているが）3Pシュートはあまり確率が良くありませんが、空いたら打つようにしています。

結果的には2本入ったので、今後も積極的に狙っていくように意識していきます。

#34 パブロ・アギラール
「明日はもっといいエナジーでもっとタフにしっかり準備しなくてはいけない」

今日は厳しい戦いでした。相手が高いエナジーでくること、フルコートでプレッシャーをかけてディフェンスからリズムを作ってくることは分かっていたのですが、前半はそれに対応するのに時間がかかってしまい、自分たちのやりたいプレーができませんでした。後半はディフェンス面で良くなったと思います。

今日の試合から多くのことを学べたので、明日はもっとエナジーを出して自分たちのプレーをしたいと思います。 （ファンの方の間でも新しいヘアースタイルがニック・ファジーカス選手に似ていると話題になっていますが）ヘアースタイルで何か新しいことをしたいと思っていて、「天皇杯で優勝したらこの髪型にしよう」とスペインの友だちと話してこの髪型になりました。

（今日はシューズもファジーカス選手と同じようだが？）「ニック2.0」と呼んでください！（笑）たまたまニックと同じになっただけですが、ユニフォームに合う色を選びました！