ダイジェスト映像
ゲームレポート
東地区1位、チャンピオンシップ 第1シードの宇都宮とのセミファイナルGAME1。
1Q、宇都宮が#5ピーク・#40スコットの得点で開始から0-7のラン。不用意なパスミスが続いて先行を許した川崎は、#22ファジーカスの得点で落ち着きを取り戻すが、宇都宮はさらに#9遠藤・#18鵤が立て続けに3Pシュートを沈め、残り6:06、5-13とリードを広げる。川崎 佐藤HCはここで1つ目のタイムアウトを取ると、その後#0藤井・#22ファジーカスの個人技で得点をあげるものの、宇都宮のディフェンスに対し本来のパッシングオフェンスが展開できず、14-23の9点ビハインドで1Q終了。
2Q、川崎もディフェンスの強度が高まり、試合はこの対戦カード名物”守備合戦”の様相に。残り3:54のオフィシャルタイムアウトでスコアは23-29。ここで川崎はメンバーをスタートの5人に戻すと、宇都宮もそれを見て#4ギブスを投入しビッグラインナップ対決に。#22ファジーカスの連続得点で川崎が30-35と点差を縮めるも、残り2分をきってから、宇都宮が#6比江島の3Pシュート、さらに#22ロシターのリバウンドショット、終了間際にも#6比江島のフリースローで30-42とリードを広げられ、試合を折り返す。
3Q、川崎はインサイドにボールを集め、#35ヒース・#34アギラールがポストプレーで得点。残り6:06には#22ファジーカスのバスケットカウントで39-44と5点差に迫るが、ここでターンオーバーで追撃の機会を失うと、#9遠藤・#6比江島の得点で宇都宮が再びリードを広げる。残り3:00川崎は#33長谷川と#21カルファニをコートに入れると、二人のディフェンスで宇都宮のリズムを狂わせ、攻めては#22ファジーカスがペイントムーブから連続得点。51-56と5点差に詰めて最終クォーターへ。
4Q、川崎は#0藤井のゴールアタックを起点に得点をあげ、残り7:43には55-56の1点差に迫る。宇都宮もここで踏みとどまり、1ポゼッションごとに激しい執念のぶつかり合いが続き、残り4:30、56-59で後半のオフィシャルタイムアウト。宇都宮が#40スコットのフリースローでリードを広げれば、川崎は#14辻󠄀が厳しいマークをかい潜りボールを受けて3Pシュートを沈める。残り1分をきり、スコアは63-66。宇都宮#4ギブスのボール運びに対し、川崎#22ファジーカスがバックコートでボールを奪うとフリースローを獲得。これを2本沈めて残り50秒を残して65-66の1点差に迫る。しかし、宇都宮の連続オフェンスリバウンドでポゼッションを奪えず、残り0:09にファウルで試合を止めると、宇都宮#40スコットのフリースローで65-68。川崎のラストオフェンス、#22ファジーカスが3Pシュートを放つもゴールに弾かれ、#0藤井がこぼれ球を拾うも苦しいシュートとなり、そのままタイムアップ。
幾度となく点差を縮めた川崎だったが、リードを奪い返すにはあと一歩届かず、40分間追いかける展開の末に3点差で敗戦。宇都宮にシュートを外させるディフェンスができながらも、25本ものオフェンスリバウンドを奪われたことが敗因となった。
チームスタッツ
スターティングメンバー
#0 藤井祐眞、#14 辻󠄀直人、#22 ニック・ファジーカス、#34 パブロ・アギラール、#35 ジョーダン・ヒース
チーム比較
試合後コメント
佐藤賢次ヘッドコーチ
「宇都宮のオフェンスリバウンドをなんとかしないといけない」
前半出だしのところで相手に勢いを持っていかれたところと、終始リバウンドを支配されてしまい、宇都宮のオフェンスリバウンド25本という、あまり見ない数字ですが、そこをなんとかしないといけません。そのオフェンスリバウンドと自分たちのターンオーバーのところでポゼッションに大きな差があり、そこが敗因だったと思います。
うちもビッグラインナップを使い、相手もビッグラインナップを使っていた中で、どこまで続けるか、どこで止めるか駆け引きのところをもう少し考えて、リバウンド、ルーズボールのところを相手よりも反応早くタフにやって、明日負けたら終わりなので全員でやり切れるようにいい準備をしたいと思います。
#0 藤井祐眞
「出だしで相手に流れを持っていかれてしまいました」
出だしで相手に流れを持っていかれてしまいました。後半、修正したのですが結果的にリバウンドを取られてしまったので、前半の出だしのところ、そしてリバウンドの課題をしっかりと明日に活かしたいと思います。
個人的にも流れがきそうな時にドリブルミスやターンオーバーも何回かしてしまったので、そういう部分もなくして明日臨みたいと思います。
#7 篠山竜青
「明日勝つか家に帰るかという中で、積み上げてきたことを原点にかえってやるだけ」
オフェンスリバウンドを相手に25本も取られてしまいました。そこが敗因だと思います。そこをどれだけ抑えて自分たちのポゼッションを増やせるかが明日の鍵になると思うので、ボックスアウトの部分とか、気持ちの部分でもしっかり戦って、相手のオフェンスの回数をいかに減らすかが大事だと思います。
相手に対してアジャストしようとし過ぎて、自分たちがやりたかったことや自分たちが本来やるべきプレーが何なのかというところが、前半は特に出来なかったと思います。後半はマティアス(・カルファニ)がチームにエナジーを与えてくれて、質の高いディフェンスからアーリーオフェンスに入るというプレーをすることが出来て、そこはみんないい感触として残っていると思うので、明日勝つか家に帰るかという中で、特別なことをやるのではなく、自分たちが積み上げてきたことを原点にかえってやるというだけなので、後がない状況ではありますが、だからこそ「やるしかないよね」という気持ちになっています。
#14 辻直人
「明日は序盤から積極的に得点に絡んでいきたい」
前半はアウェーの雰囲気に持っていかれていた部分もあったのか、展開が重たくなってしまった部分がありました。
(辻選手の積極的なプレーが流れを引き寄せた部分もありましたが)後半は得点することを任されていたので、決めるのが仕事だと思ってやっていたことが結果に結びついて良かったですが、明日は序盤から積極的に得点に絡んでいきたいと思います。
#21 マティアス・カルファニ
「後半は自分たちがアグレッシブに良いプレーが出来ていました」
今日はすごくフィジカルな試合でした。68-65のロースコアなゲームで相手に後半26失点しかしていないので、後半は自分たちがアグレッシブに良いプレーが出来ていました。
明日は序盤からこのエナジーでプレーし、オフェンス、ディフェンス面でしっかり主導権を握っていくこと、あと2試合しっかり勝って自信を持ってお互いを信じてやっていくのみです。