ベンチメンバー全員を投入しての快勝となったGAME1から一夜明けてのレバンガ北海道戦GAME2。
お互い前日と同じスターティングメンバーで臨んだが、試合開始から激しくディフェンスを仕掛ける北海道に対し、受けに回った川崎は主導権を握られビハインドを背負う。#0藤井・#22ファジーカスらの活躍でカムバックし3Qには逆転に成功するが、4Qの勝負どころでシュートを決めきれず、63-69で敗戦。
今シーズンのホーム初黒星とともに、北海道にもBリーグで初めてホームでの黒星を喫した。
1Q 14-18
開始から仕掛けた北海道が先行。川崎はシュートが決まらず。
先手を取ったのは北海道。ディフェンスで川崎からボールを奪うと、#21ロングのファストブレイク、#7中野の2本の3Pシュートなどで開始から3分で2-10のラン。川崎もタイムアウトを取って立て直すと、#0藤井の3Pシュート、#22ファジーカスのインサイドなどで追撃。しかし、3Pシュートは7本中1本のみの成功とオープンショットが決まらず、14-18の4点ビハインドで1Q終了。
2Q 9-8
守り合いの展開。川崎のビッグラインナップも思うように機能せず。
お互いにショットクロックのバイオレーションに追い込むなど守り合いとなる。前日の試合で効果的だったビッグラインナップを組む川崎だったが、開始から5分間ノーゴール。一方の北海道は#21ロング・#25葛原らが得点し、残り4:56、22-14でオフィシャルタイムアウト。タイムアウト明け、川崎が#34アギラールのリバウンドショットでようやく得点をあげると、#22ファジーカスの連続得点で残り3:36には20-22と1ゴール差に迫る。しかし北海道もペイント内の守備を固めると再び川崎の得点が止まり、#33長谷川が3Pシュートを決めるも、23-26とリードされたまま試合を折り返す。
3Q 25-20
一転して点取合戦に。接戦の中、川崎2点リードで最終クォーターへ。
前半のロースコアな展開から一転、点の取り合いに。川崎は開始から2分あまりの時間で#34アギラール・#22ファジーカスが3Pシュートを沈め、この試合初めてリードを奪う。北海道も#17山口の3Pシュート、#24ブルックスのドライブからの得点で譲らず、リードチェンジを繰り返しながら試合が進む。残り1:06、46-46の同点の場面で川崎がタイムアウトを取ると、直後のオフェンスで#11増田がドライブで得点。48-46と川崎が2点をリードして最終クォーターへ。
4Q 15-23
逆転を許すと、勝負どころでシュートを決めきれず敗戦。
#21ロングのバスケットカウント、#3牧のジャンプショットで北海道が早々にリードを奪うと、川崎が点差を詰めては北海道が逃げる展開に。残り4:41、54-59の北海道5点リードでオフィシャルタイムアウト。ここから川崎はアウトサイドのシュートを放つがことごとくリングに嫌われ、逆に北海道#24ブルックスの3Pシュートで残り2:48には54-64と点差を2桁にまで広げられてしまう。時間的にも苦しい状況の川崎だが、フリースローを3本連続でミスするなどチャンスを生かせない。残り1分をきって#22ファジーカスの3Pシュート、#35ヒースのフリースローで点差を縮めるが、63-69でタイムアップ。
佐藤賢次ヘッドコーチ
「シュートが入らない中でもしっかりと勝ち切るチームにならなければならない」
なかなかシュートが入らない展開で苦しい試合でした。選手にはアグレッシブにシュートを打ち続けようということはハーフタイムでも話しましたし、そこで決めきれなかったところと、ディフェンス面では69失点に抑えることが出来ていたので最後まで我慢出来ていたかなと思いますが、大事なところでのリバウンドやルーズボールを取り切れなかったと思います。シュートが入らない中でもしっかりと勝ち切るチームにならなければならないと思いますし、まだその力がないなと思いましたので、もう一度自分たちのバスケットボールを見つめ直したいと思います。
(日本人選手が積極的にシュートを打つようになっているように思うが)今シーズン「MOVE」というスローガンを掲げていて、ビッグラインナップの時もノーマルラインナップの時も、仕掛けて出来たアドバンテージを全員で人とボールをしっかりと動かして、空いた人が良い判断をしていくというのを目指している結果、誰に頼るということではなく日本人選手のシュートアテンプトも増えているのかなと思います。ただ、今日のようにシュートが入らないとボールが止まってニックに頼りがちになってしまうというところは、もう一度チームで何をすべきか共有していきたいと思います。
#0 藤井祐眞
「シュートが入らずリズムが掴めなかった」
昨日勝ったことで、今日は出だしから北海道さんがアグレッシブに来ることはわかっていたので、それに負けないように強い気持ちを持って戦おうということで試合に入りました。出だしは少し相手のペースになりましたけど、ディフェンスの部分はよくて、そこからうまく立て直して、ディフェンスで我慢して前半イーブンで終えることができたのでそこはよかったです。ただ、アグレッシブに行った結果、うちのオフェンスでシュートが入らず、イージーシュートも落として、フリースローも勝負どころで落としてしまいなかなかリズムが掴めなかったのかなと思います。
(次節以降に向けて)次はアウェーでの水曜ゲームということで移動もあって練習の時間も少なく、そこに向けて切り替えることしかできないので、次の試合に集中したいと思います。
#7 篠山竜青
「ここまでシュートがなかなか入らないのも珍しいケースだったと思います」
ここまでシュートがなかなか入らないのも珍しいケースだったと思います。その中でもディフェンスで失点を抑えて我慢できていましたけど、形勢をひっくり返すことが出来ませんでした。、シュート率ももっともっと上げられるように、また皆でしっかり練習しないとという思いになりました。