開幕節以来となる横浜ビー・コルセアーズとの「神奈川ダービー」GAME1。
2Qの残り4:40時点で47-21と川崎がダブルスコア以上のリードで試合を進めるが、オフィシャルタイムアウトを境に一転横浜ペースに。後半、6点差まで迫られるも川崎は#22ファジーカスが31得点の活躍で苦しい状況を打開し、90-77でまずはGAME1を勝利した。
1Q 33-14
川崎が先制するも、川崎が横浜に8つのターンオーバーを誘発させるディフェンスから一気に逆転し19点リード。
横浜はこの試合出場できない#1アウダに代わって先発起用の#2ハモンズが開始から連続得点をあげて先行。川崎も#0藤井の個人技で得点をあげると、#11増田が横浜のパスミスによるルーズボールにいち早く反応し得点、残り7:30に7-7の同点に追いつく。ディフェンスにも勢いが出てきた川崎はここから横浜に連続でターンオーバーを誘うと、#22ファジーカス・#35ヒース の得点で一気にリードを広げ、残り3:49には#23ジャニングの3Pシュートで21-9とリードを2桁に乗せる。さらに得点を積み重ねた川崎が33-14とリードして1Q終了。
2Q 14-22
川崎が26点までリードを広げるも、オフィシャルタイムアウトを境に流れが一変。0封の川崎に対し横浜が15得点をあげて一気に点差を縮める。
開始から川崎が#13前田・#7篠山と連続3Pシュートを沈めてさらにリードを広げる。横浜がディフェンスをゾーンに変えても、#35ヒースが#7篠山の鋭いアシストを受けてダンク、さらに3Pシュートと得点ペースを落とさず試合を進め、47-21の26点リードでオフィシャルタイムアウト。タイムアウト明け、横浜がハイテンポなオフェンスを仕掛けると、#14大庭の3Pシュート、#9森川のファストブレイクなどで連続得点。川崎はタイムアウトで立て直しを図ろうとするも、横浜の思い切りの良いディフェンスや自分たちのショットミスで得点をあげられず、オフィシャルタイムアウト以降の得点は0。横浜が0-15のランで点差を縮め、47-36の川崎11点リードで後半へ。
3Q 25-16
6点様で追い上げられるも、ファジーカスが14得点の大暴れで川崎が再びリードを20点まで広げて最終クォーターへ。
横浜が#14大庭・#18森井の得点でさらに点差を縮め、残り7:28には47-41の6点差に。2Qから続いて得点の止まっていた川崎は残り7:06に#11増田がフリースローで約8分ぶりに凍っていたスコアを動かすと、#22ファジーカス・#11増田が加点し再びリードを2桁に広げる。#22ファジーカスはさらに得点を重ねてこのクォーター14得点をあげる活躍をみせ、72-52の川崎20点リードで最終クォーターへ。
4Q 18-25
粘る横浜を振り切り、川崎がまずはGAME1を勝利。
3Qから続けて#22ファジーカスを起点に得点を挙げる川崎に対して、横浜も#7ベクトンを中心にオフェンスを展開してじりじりと点差を縮め、残り4:56、81-65でオフィシャルタイムアウト。その後も#2ハモンズの得点で粘る横浜が88-77と11点差まで迫るが、川崎は落ち着いて試合を進めると#7篠山のジャンプショットで引き離し、90-77で試合終了。
佐藤賢次ヘッドコーチ
「反省点はいろいろありますが、フレッシュな選手が活躍したのでいい点もあった」
スタートは非常によかったんですけど途中オフェンスの終わり方が良くなくて相手に走られたところがあって悪い流れになった時間がありました。反省点はいろいろありますが綱井や前田などフレッシュな選手が活躍したのでいい点もあった試合でした。
立ち上がりシュートも入って勢いに乗ってディフェンスも足も動いていたんですが、流れ持っていかれたところですぐ切らないといけないですし課題はまだまだあると思います。
(ハーフタイムの修正点は)しっかりと切り替えて残り20分間自分たちがやるべきことをやろうと話していました。
#7 篠山竜青
「もう少し最小限に相手の流れを止めることができればもっともっと強いゲーム運びができた」
試合の出だしが全てだったかなと思います。良いスタートができました。ただ、流れがあるスポーツなので完璧にとはいかないですが、2Qから3Qにかけてもう少し最小限に相手の流れを止めることができればもっともっと強いゲーム運びができたかなと思いますし反省点かなと思います。でも勝つことができて良かったです。
(前節で連勝が止まってしまったことでのチームへの影響は)リーグの中でも上位チームとの対戦が久々だった中で、自分たちの遂行力を出せたことで自分たちがやってきたことは間違っていなかったと思いましたし、2戦目では負けはしましたが、反省点がしっかりと分かって、良い収穫もあり反省点もあり、自信にもなりました。
#13 前田悟
「もっと自分で打てるところもあったと思うし、打つべきじゃないシーンもあった」
前節、体調不良で休んでしまったのでしっかりとやらなければと臨みました。もっと自分で打てるところもあったと思うし、打つべきじゃないシーンもあったと思います。ディフェンスでも反省するべき点があったので修正してもっとチームに貢献できるように明日もがんばります。
神奈川ダービーということでしっかり勝たなければならない試合ですし、勝ち星を積み上げていくことが大切だと思うので明日ももう一度気を引き締めて挑みたいと思います。
#20 綱井勇介
「緊張しましたが、最低限はやれたかなと思います」
出場したら全力でやろうと思っていたので出ている間は夢中でプレーしていました。序盤、点差が縮まっていたタイミングでの出場だったので、緊張しましたが、最低限はやれたかなと思います。
(ディフェンスの手ごたえについて)練習中、指摘された点を試合で改善できて、そのことを長谷川さんはじめ、チームメイトが盛り上げてくれました。
#22 ニック・ファジーカス
「31得点上げられて良かったと思っていますが、チームとして試合に勝つことが大事」
前節のGAME2で勝てなかったことをしっかりと活かして今日は勝ちにいこうという話をしていて、前半から良いエナジーでスタートして良いリードを作り勝ち切ることができたので良かったです。出だしからシュートが良く入っていましたが、横浜さんも我慢していて追いつかれる場面もあり、でもそこからしっかりと突き放して勝つことができました。
(31得点という活躍について)早い段階でシュートが入っていて、後半もそのままの流れで31得点上げられて良かったと思っていますが、チームとして試合に勝つことが大事だと思っているので勝つことができて良かったです。
(明日に向けて)明日も神奈川ダービーで神奈川県内のチーム同士での戦いになるので、多くの方が会場に足を運んで応援してくれることを願っています。