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HOME > スケジュールレポート_戦評 > 12/19 B.LEAGUE 2021-22 第12節 GAME2 (21/60) 千葉J 86-78 川崎

激闘の末川崎が4点差で勝利し東地区首位の座を奪取したGAME1から、一夜明けての千葉ジェッツ戦GAME2。 前日に続き千葉Jが先行する展開。シュートが決まらない中で我慢を続け8点ビハインドで試合を折り返した川崎は、3Qに10-0のランで一気に逆転に成功。しかしここで千葉Jはタイムアウトで流れを断ち、ビッグマンのゴールアタックで再逆転。その後、川崎は幾度か追い上げをみせるものの、その都度千葉Jに引き離され、追いつけないまま、78-86でタイムアップ。 東地区の首位決戦は1勝1敗で星を分けた。

1Q 16-18
千葉Jが決めれば川崎が決め返す展開で、千葉J2点リードで1Q終了。

開始から千葉Jと川崎が交互に点を取り合いながら、3Pシュートの差で千葉Jがリードして試合が進む。残り1:15に川崎が#22ファジーカスのゴール下ではじめて連続得点をあげ16-16の同点に追いつくが、千葉Jも残り0:31に#21エドワーズがドライブで得点し、16-18で1Qを終了。

2Q 14-20
千葉Jが3Pシュート攻勢でリードを広げる。川崎が我慢を続け、8点ビハインドで後半へ。

#33ムーニー・#1ダンカンと立て続けにの3本の3Pシュートを決めた千葉Jが残り7:16で27-20とリード。川崎はここでタイムアウトを取ると、ゴールに近い位置から得点を重ねていくが、オフィシャルタイムアウト後に千葉Jが#11西村の2本の3Pシュート、#1ダンカンのゴール下で点差を14点まで広げる。シュートが決まらず防戦が続く川崎も#34アギラールのブロックショットやリバウンドで粘ると、#35ヒース のゴール下などで30-38として試合を折り返す。

3Q 23-24
川崎が逆転に成功するも、ギアをあげた千葉Jが再びリードして最終クォーターへ。

開始早々川崎が#23ジャニングのゴール下で得点をあげると、これを反撃の合図とした川崎は#22ファジーカスのバスケットカウント、#0藤井の3Pシュートと一気に点差を縮める。勢いそのまま#11増田がスティールから得点すると、さらに#22ジャニングのロブパスを#35ヒースがファウルを受けながら豪快にリングに叩き込みバスケットカウント。残り7:22で42-40と川崎が逆転に成功する。ここで千葉Jもタイムアウトを請求すると#1ダンカン・#21エドワーズのゴールアタックで再逆転。残り3:38、49-49の場面で川崎は#0藤井が3つ目のファウルでベンチに下がると、千葉Jはゾーンディフェンスを展開して川崎の得点を抑え込む。千葉Jは#21エドワーズ・#34スミスの得点で再び抜け出すと、さらに残り1分をきって2つのバスケットカウントで得点を伸ばし、53-62とリードして最終クォーターへ。

4Q 25-24
川崎が追い上げるも、千葉Jはタイムアウトを使って流れを切って引き離し、8点差で決着。

点差を縮めたい川崎だったが、7:59に大黒柱の#22ファジーカスが4つ目のファウルをコールされてしまう。川崎 佐藤HCは#22ファジーカスをコートに出し続ける判断をすると、その#22ファジーカスのゴール下、さらに#13前田の3Pシュートで残り6:23には62-68と迫る。しかし千葉も#11西村のジャンプショット、#34スミスの3Pシュートで引き離し、62-73でオフィシャルタイムアウト。タイムアウト後、得点が伸ばせない川崎に対し、千葉Jが#34スミスのジャンプショット、#2富樫の3Pシュートで残り2:38にはリードを15点まで広げる。この場面で川崎は#22ファジーカスをベンチに下げて#7篠山をコートに送ると、#35ヒース・#13前田が3Pシュートを決める。さらに#0藤井のフリースロー、#13前田の3Pシュート、#13前田のスティールから#34アギラールの得点で残り0:33には78-82と迫る。川崎はファウルゲームを仕掛け、シュートを放つが決まらず。78-86でタイムアップ。




佐藤賢次ヘッドコーチ
「藤永選手に勢いをつくられた」

昨日とまったく逆のような展開になりました。前半相手のディフェンスのアジャストに対してなかなか解決策が見つからずに点が取れない時間帯が続いて、それがディフェンスに影響してしまったのでそこがまず反省点です。あとは3Qにそこをしっかりアジャストして流れを作れたんですが、もったいないターンオーバーとか、4Qにビッグラインナップを引っ張りすぎて断ち切れなかったかなと思います。今日のポイントになったのは、千葉Jさんの控えのメンバー、特に藤永選手が9分くらいの出場で(EFFが)+13くらいのスコアを残しているので、バスケットはシュートを入れるだけではなくていろいろな要素が絡んできて、それが勢いにつながるので、彼に勢いをつくられた、彼に仕事させたというところが大きかったと思います。強いチームに2連勝するのはなかなか難しいので、反省点を活かしてもっともっと強いチームになりたいと思います。

#0 藤井祐眞
「あと一歩のところで届かなかった」

昨日より出だしは相手にさせたいことを抑えることができて、ディフェンスは非常によかったと思うんですが、オフェンスが少し止まってしまって、ハーフタイムで話し合って後半はいい立ち上がりで追いついたんですが、また少し離されてしまい、最後に再び追いつけたんですがあと一歩のところで届かなかったです。そこの部分はまだまだ成長できるポイントかなと思っています。

(3Q逆転してからの展開について)オフェンスもディフェンスもよかったんですが、途中から相手のトランジションを止めようとボールプッシュに対してしっかり誰かがついていたんですが、そこを何本か破られてしまってカウンターのような形でゴール下を簡単にやられてしまったり、あとはターンオーバーからバスケットカウントを2本くらいやられてしまったり、3Qの終盤のオフェンスの終わり方が少し悪くなったのかなと思います。

#7 篠山竜青
「しぶとくやり続けるというところが今日は足りなかった」

千葉Jが最初から激しく来るということは分かっていましたし、そういう中で我慢強く、固く固くプレーし続けるというその部分で崩れてしまったというところはあるので、いい反省点が得られた今節だったのかなと思います。東地区上位対決で、アウェーで連勝するということは本当に難しいですけど、いろいろ得られたと思います。

ディフェンスの部分で、誰に何をやらせないかという的の絞り方についてはもう少し我慢強くできたと思いますし、全部が全部守れるわけではないですけど、やられて仕方ない部分とここだけは絶対にやられてはいけないという部分の整理整頓が、リードされている状況であっても変わらずにしぶとくやり続けるというところが今日は足りなかったし、千葉Jさんはそういう隙を見逃してくれないので、そういう部分が出てしまったかなと思います。

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