今シーズン初対戦となる、サンロッカーズ渋谷との2連戦GAME1。
ボールマンに対して激しいディフェンスを仕掛けるSR渋谷に対し、川崎は前半だけで13のターンオーバーを犯してしまう。母校凱旋の#13前田の連続3Pシュートなどで一時は同点に追いつくものの、9点ビハインドで試合を折り返す。後半、修正して反撃に転じたい川崎だったが、SR渋谷に勢いを抑え込まれ、さらにターンオーバーを積み重ねていき点差は20点に。試合を通じて24本のターンオーバーをSR渋谷に献上すると、ディフェンスでも18本のオフェンスリバウンドを奪われ、63-81で敗戦となった。
1Q 13-25
SR渋谷がディフェンスからペースを掴む。川崎も追い上げて同点に追いつくも、再びSR渋谷が突き放し12点差で1Q終了。
開始から両チームともボールマンへプレッシャーをかけ守り合いとなるが、SR渋谷がアウトサイドのシュートで開始4分で0-7のランで先行。無得点状態が続いていた川崎も、#7篠山のスティールから#22ファジーカスがフリースローを得て初得点をあげると、#22ファジーカス・#23ジャニングの得点で残り3:10には9-9の同点に追いつく。しかし、ここからSR渋谷が#9ベンドラメの3Pシュート、#22ヒサタケの2本のダンクなどで一気に得点を伸ばし、残り0:02に#55ハレルソンの3Pシュートで13-25として1Q終了。
2Q 23-20
母校凱旋の前田の3本の3Pシュートで川崎が同点に追いつくも、SR渋谷がベンドラメのシュートとディフェンスで再びリードを広げ9点差で後半へ。
#35ヒース・#13前田の3Pシュートで川崎が追い上げる。タイムアウトを取りさらにディフェンスのギアを上げるSR渋谷に対し、川崎は母校である青山学院大学に凱旋の#13前田がさらに2本の3Pシュートを沈めると、#3米須もSR渋谷のプレッシャーの中で良いパスを配給し、残り6:25には27-27の同点に追いつく。SR渋谷はここでも#9ベンドラメがすぐさま3Pシュートを決めてリードを奪い返すと、#55ハレルソン・#9ベンドラメの得点で再び川崎を引き離す。36-45の9点ビハインドで後半へ。
3Q 13-20
SR渋谷の強固な守備に打開策が見出せない川崎。米須が奮闘を見せるも16点ビハインドで最終クォーターへ。
川崎#7篠山がフリースロー・ドライブで得点をあげ開始1分で5点差まで追い上げるが、SR渋谷は慌てることなくディフェンスから試合を立て直し、#14マカドゥ・#55ハレルソンの得点で残り6:25には40-54と逆にリードを広げる。川崎はタイムアウトを取って流れを変えようとするが、SR渋谷のディフェンスを崩しきれず残り2:07には45-63とされて後半2つ目のタイムアウトを消費してしまう。川崎は#3米須をコートに送り込むと、#3米須は自らドライブで切り込み2本のシュートを沈め49-65で最終クォーターへ。
4Q 14-16
最後までSR渋谷の強度の高いディフェンスとオフェンスリバウンドに抑え込まれ、反撃のチャンスを得られぬまま敗戦。
#55ハレルソン・#9ベンドラメの得点で残り8:56には49-69と点差は20点に。後がない川崎だが、大黒柱の#22ファジーカスが得意なペイントエリアでの得点をことごとく外してしまうと、ディフェンスでもSR渋谷に8本ものオフェンスリバウンドを奪われてセカンドチャンスでの得点を許し、点差を縮められないまま時間を消費してしまう。川崎#13前田の5本目の3Pシュート成功も、63-81でタイムアップ。
佐藤賢次ヘッドコーチ
「試合をやらせていただいていることに感謝」
まずはBリーグ内が大変な状況になっている中で試合をやらせていただいていることに感謝しています。もう少し良い試合にしたかったですが、試合前からポゼッションゲームがポイントになると言っていて、結局18点差になり、ターンオーバーから29失点、セカンドチャンスが21失点、合計50失点、これでは勝負にならないです。ハーフコートのディフェンスでは足は動いていたと思いますが、スイッチオフェンスのところで相手がアイソレーションを選択してきた時に、前半ちょっとやられてしまい、後半ビッグマンが上手く頑張ってくれましたが結局リバウンドを取られてしまっていたので、終始SR渋谷さんのペースの試合でした。
何をやらなければならないかをもう一度整理して、ポゼッションゲームを絶対勝ち切れるように、一人ひとりが目の前の相手のプレッシャーとかアクティブな手に勝つとか、そういう一つひとつのバトルに勝つメンタルを持たないと今日と同じことになるので、しっかり準備したいと思います。
#7 篠山竜青
「明日こそコートでやるべきことを表現してやり返せるように」
SR渋谷さんとの対戦はこういう激しい試合になることは分かっていましたし、コーチ陣からもそういうメッセージは受け取っていましたが、それをコートで体現できなかったです。チーム全体で勢いを取り戻すようなきっかけになるポイントは前半から何度かありましたがそれを長続きさせられなかったことはもったいなかったですし、そこが反省点かなと思います。
(明日のGAME2に向けて)改めてですが、タフな試合になることはみんな分かっていますので、明日こそコートでやるべきことを表現してやり返せるように良い準備をしたいと思います。
(会場を埋めてくれたファミリーに向けて)本当にいつもありがとうございます。座席が100%に戻ったところでまた感染が拡大してタフなシチュエーションになっている中で、見に来る方も色々と難しい部分もあると思うのですが、アウェーにも関わらずたくさんのファミリーに支えられてプレーできていることはありがたいですし、明日は勝利という結果で応えて恩返しできるようにまた頑張りますので、一緒に戦ってほしいと思います。
#13 前田悟
「もう1試合ありますので、絶対やり返すという気持ちでいます」
今日のゲームプランとして、SR渋谷さんはディフェンスが激しく相手のターンオーバーを誘発してくるのに加え、オフェンスリバウンドが多いチームなので、ポゼッションを少なくすることが勝負の分かれ目だと話していましたが、SR渋谷さんのやりたいバスケットをさせてしまい、負けてしまった試合でした。
(個人のスタッツについて以前から上がっているように見えるが)メンタルの持ちようで、前はオフェンスもディフェンスもすごく消極的になってしまっていた部分がありましたが、まずはシュートを狙って得点を狙うことが僕の持ち味なので、そこは迷わないでいこうと。周りからは「打っていい」と言われていたんですが、迷ってしまう部分があったので、(12月の)横浜戦辺りから迷わないでシュートを打とうと決めました。ディフェンスの部分はまだミスもありますが、アグレッシブに声を出してやると決めてやっています。
(明日に向けて)もう1試合ありますので、絶対やり返すという気持ちでいます。