チャンピオンシップのホーム開催権をかけた、東地区3位の川崎と同2位のアルバルク東京との対戦。
試合開始からお互いに執念を感じるようなディフェンスが展開される中、川崎が1Q途中で13点までリードを広げる。ここからA東京も#11サイズやセカンドユニットの日本人選手の得点で2Q中盤に1点差まで迫るが、川崎は#0藤井の得点などで再び引き離し41-31で試合を折り返す。
3QにもA東京の猛攻に1ポゼッション差まで迫られながら、#22ファジーカスの得点で引き離すと、4Qは10点前後のリードをキープしながら試合を進め、76-68で勝利。
1Q 19-13
川崎が徐々にリードを広げ13点のリードを奪うが、セカンドユニットに切り替えたA東京が点差を縮める。
#11サイズのポストプレーでA東京が先制すると、川崎も返す刀で#23ジャニングのロブパスから#35ヒースのアリウープ。両チーム相手の堅い守りを意識してかアウトサイドのシュートも決まらず重い立ち上がりとなるが、川崎が#23ジャニング・#0藤井の3Pシュート、#22ファジーカスのポストプレーで残り5:34、10-2とリード。A東京はメンバーをセカンドユニットに切り替えると、#75小酒部・#1小島が得点をあげると、終了間際にも#8吉井のシュートで19-13と点差を6点に縮めて1Q終了。
2Q 22-18
A東京が1点差に迫るも、川崎は藤井の連続得点で再び引き離し10点リードで後半へ。
川崎が#13前田の連続得点でスコアを伸ばせば、A東京も#10バランスキー・#8吉井が3Pシュートを決め返す。27-24の川崎3点リードでオフィシャルタイムアウトを迎えると、タイムアウト明けに#11サイズのジャンプシュートで27-26とA東京が1点差に迫る。川崎はここで#0藤井がフリースロー・3Pシュート・ジャンプショットと連続7得点で再びA東京を引き離す。残り0:20、#22ファジーカスのロブパスから#35ヒースがアリウープダンクを決めて、41-31で試合を折り返す。
3Q 17-17
詰め寄るA東京に対し、川崎は#22ファジーカスを起点としたオフェンスで再び引き離す。
開始からA東京が#2テイラーの連続得点で点差を縮める。さらに#2テイラーとマッチアップしていた#0藤井が3つ目のファウルをコールされてベンチに下がると、残り7:14にはA東京#24田中のアシストから#11サイズが3Pシュートを決めて41-39と2点差に詰め寄る。川崎は#34アギラールのポストプレーで持ち堪えると、#22ファジーカスを起点に得点。終了間際、#23ジャニングの3Pシュートでリードを10点に戻し最終クォーターへ。
4Q 18-20
ファジーカスと藤井の得点、さらにチームディフェンスでA東京の追撃を振り切り勝利。
A東京#11サイズと川崎#22ファジーカスの点の取り合いで互いに譲らず試合が進むが、残り6:25に#22ファジーカスが4つ目のファウルをコールしてベンチに下がる。このピンチに川崎は#0藤井が3Pシュートを決めると、その後も自らゴールへアタックを仕掛けて攻撃を牽引して点差を縮めさせず試合を進める、74-64の川崎10点リードのまま、残り時間は3分をきる。川崎のターンオーバーからA東京#21平岩にシュートを決められたところで川崎 佐藤HCはタイムアウトを請求してすぐに立て直すと、#0藤井・#34アギラールのフリースローで加点し残り1:23に76-66とする。A東京は明日の試合を考慮してスターターをコートに戻すことはなく、事実上ここで決着。
佐藤賢次ヘッドコーチ
「どちらも強度の高いオフェンス・ディフェンスのやり合いで、本当に苦しい試合でした」
本当に苦しい試合でした。どちらも強度の高いオフェンス・ディフェンスのやり合いでした。前半はディフェンスの部分でいくつかミスが出て少し遂行力がちぐはぐな部分があったのですが、ハーフタイムで僕が話すよりも先に選手同士で話し合って解決していたので、後半は(前半と)同じくらい点を取られていますが、チームとしてやろうとしたことがディフェンスで出来ていたので良かったと思います。
オフェンスに関しては予想通りインサイドに対して激しくやって来られた中で重たい時間帯もありましたが、終始自分たちの強みを活かしつつ、誰かに頼るのではなく全員で攻めるという今まで積み重ねてきたことを忘れずに出来ていたと思います。
明日は今日以上に激しい試合になると思うので、もう一回メンタルの部分もしっかり準備をして、レギュラーシーズンの最後のホームゲームなので最高の試合をして、残りのアウェー2試合も勝利して、最終的な順位はどうなるか分かりませんが自力で2位まで勝ち取ってまたとどろきアリーナに戻ってこられるように最善を尽くしたいと思います。
#0 藤井祐眞
「気持ちの面でも絶対に負けないという意識で臨みました」
ディフェンスもそうですが、リバウンドやルーズボールがしっかりと取りきれたところが非常に良かったと思っています。試合前のミーティングで、相手がベストメンバーが揃っていないからと言って絶対に油断しないように、簡単に勝てる相手ではないということを選手の間で話して試合に入ったので、気持ちの面でも絶対に負けないという意識で臨みました。
(自身の今日のプレーについて)最後の方で点数を詰められた場面でフリースローを何本か外してしまったので、しっかり決めきれるようにしたいと思います。
(明日の試合に向けて)明日も絶対に勝ちたいと思います。応援よろしくお願いします。
#22 ニック・ファジーカス
「ここ数年で一番良いコンディションだと思う」
前半はすごくシュートが決まって、後半はもっと決めきれるシュートがあったと思うので明日に活かしていきたいと思います。ですが、一番大事なのは今日勝つことだったので、それが達成できて良かったです。
(シーズンを通して自身のコンディションは)ちょうど先ほど(試合中継を見ていた)いとこと話した中でも、ここ数年で一番良い状態なんじゃないかということを言ってくれて、自分でもそう思います。得点やシュート確率についても今年は結果を残せていると思いますし、周りを活かすこともできていると思います。自分がコートに立つことが相手の脅威になっているのであれば、それも自分のコンディションが良いということだと思います。
(勝率が迫るA東京戦にどのようなモチベーションで臨んだのか)今節をホームでの最終節にしないということが自分たちの目標なので、プレーオフでまたとどろきでプレーするためにも明日も勝って戻ってきたいと思います。明日も応援よろしくお願いします。