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HOME > スケジュールレポート_戦評 > 5/8 B.LEAGUE 2021-22 第36節 GAME2 (55/55) 三河 76-91 川崎

最終戦まで逆転での地区優勝の可能性を残す川崎と、チャンピオンシップ最後の席を取るために勝つしかないシーホース三河がぶつかる、リーグ最終戦。

攻守にチームが連動する川崎が序盤からリードを広げるが、三河も#9ローレンスの得点で粘ると、2Qに川崎の得点ペースが落ちたところで三河が追いつき、34-35と逆転して後半へ。 後半、川崎が#22ファジーカスの得点で逆転すると、攻守に粘り強いプレーで徐々にリードを広げていく。最後まで執念をみせる三河に対し、川崎も真っ向勝負で挑み続け、91-76でタイムアップ。

他会場での結果により地区優勝とはならなかったが、東地区2位でリーグ戦を終えてチャンピオンシップへ臨むこととなった。

1Q 24-14
三河ローレンスに12点をあげられながらも、チームの連動したオフェンスで得点を伸ばした川崎が10点リードで1Q終了。

川崎が#0藤井の2本連続の3Pシュートでまずは抜け出す。三河は#9ローレンスが個人技で得点をあげてくるが、川崎はそれを上回る勢いで#35ヒース・#27熊谷が得点をあげ、残り2:27には#22ファジーカスの得点で20-9と2桁リード。その後も#9ローレンス主体で攻撃を展開する三河に対し、川崎は#34アギラールがスティールからダンクを決めて、24-14で1Q終了。

2Q 10-21
三河が一気に点差を詰めると、その後は両者得点が決まらず重い展開に、残り1分で三河が逆転し1点差で後半へ。

三河が#18角野の連続得点、#32シェーファー・#14ユトフと0-8のランで24-23と1点差に迫る。2Qの開始から得点があげられない川崎はディフェンスで持ち堪えると、残り5:51に#7篠山のアシストから#35ヒースがバスケットカウントでようやく得点をあげる。川崎はさらに#22ファジーカスをコートに戻すが得点を伸ばせない。両チームスコアが止まり重い展開が続くが、残り1:37に三河#3柏木の3Pシュートを決めて28-29と三河が逆転。このシュートから一気に試合のギアが上がり、川崎は#23ジャニング・#0藤井が3Pシュートを決めれば、三河も#14ユトフが2本の3Pシュートを立て続けに沈め、34-35の川崎1点ビハインドで後半へ。

3Q 28-20
川崎が逆転するも、粘る三河を引き離せず7点リードで4Qへ。

#22ファジーカスの連続得点で川崎が早々にリードを奪い返す。ゾーンディフェンスを展開する川崎に対し、三河は#18角野が3Pシュートを決めてくるが、川崎は#22ファジーカスのポストプレー、#0藤井・#23ジャニングの3Pシュートで徐々にリードを広げ、残り2:58で54-46。ここから三河は#9ローレンスの連続得点で4点差に迫るが、残り1:53にファウルをコールされると、さらに抗議に対してテクニカルファウルをコールされ、4つ目の個人ファウルでベンチに下がる。川崎は#0藤井・#23ジャニングの得点でリードを10点に広げるが、三河のラストオフェンスで#14ユトフが3Pシュートを沈め、62-55で最終クォーターへ。

4Q 29-21
川崎がチームオフェンスによる攻撃の厚みでリードを広げ、執念を見せる三河を振り切る。

お互いの執念が宿るかのようにタフショットを沈める両チームの戦い。残り4:41、72-62の川崎10点リードでオフィシャルタイムアウト。タイムアウト明け、さらに両チーム激しい守備を展開する中、川崎#0藤井が3Pシュートを決めれば三河も#7長野が決め返す。その後、両チーム譲らず残り0:39、三河#54ガードナーの3Pシュートで86-76とするが、前がかりに仕掛ける三河のディフェンスを川崎はしっかりとパスで崩し、91-76でタイムアップ。




佐藤賢次ヘッドコーチ
「三河さんの選手たちの頑張りと、ファンの皆さんたちのサポートに敬意を表したい」

まずは、ウィングアリーナ刈谷での試合は、会場のクラップや応援の熱が本当に凄くて厳しい2試合でした。三河さんの選手たちの頑張りと、ファンの皆さんたちのサポートに敬意を表したいと思います。

(2Qで藤井選手・篠山選手2ガードを置いたことについて)今日も本当に激しいプレーを三河さんがしてきていた中で、ニック(ファジーカス)がベンチに下がっている時間帯にハンドラーを増やし2ガードにすることでオフェンスのリズムを作ろうと思い起用しました。

(3Qで3ファウルになっていた藤井選手・ファジーカス選手を起用し続けたことについて)選手とアイコンタクトを取って、選手が大丈夫ということだったので信じて様子をみようというところと、ゾーンが効いていたので、ゾーンにチェンジングしながらファウルを抑えながらなんとか繋いでいこうと思っていました。

(昨日に比べて我慢の時間帯が続いていたように思うが)出だしから三河さんの激しい気持ちが全面にぶつかって来ていて、ルーズボールやリバウンドといった場面で負けているような前半だったので、気持ちで負けないようにというのが後半のポイントでした。
(ホームでのチャンピオンシップに向けて)ホームでのCS開催ができることは、とどろきアリーナが大好きなので本当に嬉しく思っています。シーズン前に天皇杯優勝・地区優勝・リーグ優勝の3冠ということを掲げた中で地区優勝は叶いませんでしたが、昨シーズンはCSのホーム開催を勝ち取ることが出来ずに厳しい試合を乗り越えることができなかったという想いがチームや選手の中にもあったので、ホーム開催を達成できたことは本当に嬉しいですし、リーグ制覇に向けて良い弾みがついたと思っています。来週のクォーターファイナルでは全部を出すしかないので、今までやってきたことを全部出せるようにしっかりと準備したいと思います。

#0 藤井祐眞
「お互い負けられない試合だった中で、熱い、いいゲームが出来たと思います」

優勝を狙うつもり、チャンピオンシップのつもりで戦っていました。三河さんもチャンピオンシップ出場権獲得に向けて負けられない試合だったと思いますし、お互い負けられない試合だった中で、熱い、いいゲームが出来たと思います。

(ビッグラインナップのコントロールついて)サイズのアドバンテージがあるのは分かっていますが、狙いすぎるのではなくシンプルに考えてミスマッチをつくところ、ピックアンドロールでずれをつくってからダックインでポストを突くところ、あとはトランジションの中だけでなく、ハーフコートのオフェンスになったときにセットプレーのコールをすることを意識していました。

(チャンピオンシップに向けて)まずはホームでクォーターファイナルができることを嬉しく思いますし、ホームで皆さんの応援の力を借りて頑張りたいと思います。今日も三河さんとこのような好ゲームが出来たので、チャンピオンシップでもこのようなゲームが出来るように頑張っていきたいと思います、応援よろしくお願いします!

#22 ニック・ファジーカス
「ここからとどろきアリーナでまた試合ができることが楽しみです」

祐眞(藤井)や自分が3ファウルになっていても、J(ヒース)やパブロ(アギラール)、他のメンバーで色々なプレーをすることができ、ディフェンス面でもカバーできていることはチームとしての強みですし、今日の勝因でもあると思います。

(CSのホーム開催について)7連勝して東地区2位となり、ホーム開催権を獲得することができて良かったと思っています。Bリーグ初年度以来のCSのホーム開催なので、ホームコートアドバンテージは凄く大事ですし、とても楽しみにしています。ここからとどろきアリーナでまた試合ができることが楽しみです。ここからがリーグ優勝に向けて凄く大事なので、優勝目指して頑張ります。

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