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HOME > スケジュールレポート_戦評 > 5/21 B.LEAGUE SEMIFINALS 2021-22 GAME1 川崎 70-83 宇都宮

昨シーズンに引き続き、2年連続での顔合わせとなった、宇都宮ブレックスとのBリーグチャンピオンシップ セミファイナル。天皇杯も含め、今シーズンの対戦では2勝2敗の両者だが、川崎のホームでは今季初対戦。

会場が赤と黄に染まった、満席のアリーナでまずは川崎が先行するも、宇都宮がタイムアウトで修正するとジリジリと点差を詰められ、2Qはギアを上げた宇都宮のディフェンスのに対して得点を上げられず、前半を終えて30-45のビハインド。後半、#22ファジーカスの得点を中心にじわじわと追い上げる川崎が9点差に縮めて4Qを迎えると、#23ジャニングの連続3Pシュートで4点差に迫る。しかし、逆転のかかった勝負の局面で攻守に強さを発揮したのは宇都宮。再び点差を離し、70-83でタイムアップ。

1Q 17-23
川崎が8-0のランで先行するも、宇都宮がタイムアウトで修正し逆転

#18鵤の3Pシュートで宇都宮が先制するが、川崎はボールマンへの激しいプレッシャーで宇都宮にタフショットを打たせると、#0藤井のアタックを起点に8-0のラン。宇都宮もすかさずタイムアウトを請求すると、#9遠藤の3Pシュートで点差を詰める。残り3:11、宇都宮が#31喜多川・#20フィーラーの連続3Pシュートで逆転したところで、今度は川崎がタイムアウト。その後も#31喜多川・#20フィーラーの得点でスコアを伸ばした宇都宮が17-23とリードして1Q終了。

2Q 13-22
宇都宮の守備にオフェンスが沈黙する川崎。15点のビハインドを背負い後半へ。

川崎は#23ジャニングが連続でアウトサイドシュートを決めるが、宇都宮は#11荒谷の3Pシュート、#20フィーラー・#40スコットのインサイドで譲らず、残り4:50、27-32でオフィシャルタイムアウト。タイムアウト後、川崎は前線から仕掛ける宇都宮のディフェンスを崩しきれず得点をあげることができない。宇都宮#6比江島・#40スコットのゴールアタックで一方的にリードを広げられる展開に。さらに#35ヒースが3つ目のファウルをコールされてベンチに下がる苦しい状況の中、#7篠山のフリースロー、終了間際の#22ファジーカスの得点で川崎がようやく30点に乗せるも、30-45の15点ビハインドで試合を折り返す。

3Q 22-16
ファジーカスが14得点をあげた川崎が点差を縮め、最終クォーターに望みをつなぐ。

メンバーをスタートの5人に戻した川崎が、#22ファジーカス・#27熊谷の得点で宇都宮を追いかける。宇都宮も#42フォトゥのインサイドや#9遠藤の3Pシュートでなかなか点差が縮まらないが、川崎は#22ファジーカスの連続得点で残り2:07に50-59と9点まで点差を縮める。宇都宮がここでタイムアウトを取って流れを切り、52-61で最終クォーターへ。

4Q 18-22
川崎が3Pシュート攻勢で4点差まで迫るが、勝負強さを発揮した宇都宮が引き離し、GAME1を落とす。

#7篠山の3Pシュートで川崎が6点差に迫る。メンバーを大きく入れ替える宇都宮は#20フィーラーが得点をあげるが、川崎はさらに#23ジャニングの2本の3Pシュートで残り5:24にはその差を4点まで縮める。オフィシャルタイムアウト後、#18鵤の3Pシュート、#40スコットのゴール下で残り2:22には66-76と宇都宮が再びリードを10点に広げたところで川崎は後半2つ目のタイムアウト。タイムアウト後、逆転を期す川崎だったが、まさかの3連続ターンオーバーでボールを失うと、宇都宮#9遠藤の3Pシュート、#6比江島のフリースローで残り1:23には66-81と決定的な点差に。そのまま70-83でタイムアップ。




佐藤賢次ヘッドコーチ
「明日もありますので、修正して切り替えて絶対にやり返したい」

2Q終わりにターンオーバーが続いて、そこで勢いを持っていかれて厳しい結果になりました。後半はしっかり盛り返せましたが、一つひとつのリバウンドやプットバックをやられたところの差が出てしまったと思います。明日もありますので、修正して切り替えて絶対にやり返したいと思います。

(前半流れを掴めなかった要因は)前半少し我慢をしなければならないところのゲームプランで崩れてしまって、中に割られてディフェンスが小さくなって3Pシュートを打たれてしまったところがあったのでそこは反省点というか我慢しきれなかったと思います。もう一回ゲームプランをしっかりと全員で遂行できるように準備したいと思います。オフェンス面では試合の中で色々なディフェンスをされている中でハンドラー陣が迷ってしまった部分があったので、相手が何を抑えようとしているのかという部分で迷いをなくすことと、ピックアンドロールのハンドラーのところとスクリーナーのところの意思疎通をもう少ししっかりとやれれば(宇都宮のディフェンスを)崩せるかなと思います。

(試合前にどういうことを選手たちに話したのか)とにかく自分たちが今までやってきたことを自分を信じて、チームメイトを信じて、あとはホームのとどろきアリーナでやれるので、支えてくれるファミリーの皆さんがたくさんいるので、応援の力を背に受けて思いきって自信を持ってやろうというメンタルで臨みました。

(明日に向けて)ディフェンスは我慢しきれなかった部分をチーム全体でもう一回共通認識を持つことと、いいディフェンスが出来ている部分もあるのでそこは続けて、リバウンドまで徹底することが第一だと思います。オフェンスでは、オープンを作ってもシュートが入らない部分がありましたが良い攻撃が出来ていた部分もあります。一番良くなかったのは2Q終わりのゾーンプレスに対するターンオーバーなので、そこをしっかり修正して今日のような勢いを作られないようにしたいと思います。

#0 藤井祐眞
「『もっと自信を持ってプレーしていい、思い切りプレーしろ』と言われました」

自分自身として納得のいくパフォーマンスではなかったですし、チームに迷惑をかけてしまった試合でした。シュートが入らないことは仕方ない部分があるかもしれませんが、それ以外でミスマッチのアイソレーションのところを狙いすぎてターンオーバーしてしまったり、タイムアウト後のデザインしたプレーでも狙いすぎてターンオーバーになってしまったり、いろいろ考えすぎて自分の思い切りの良さや積極的なプレーができていなかったことが多かったと感じています。

(後半の追い上げについて)前半の終わりのプレーで、相手のディフェンスが「こうしてくる」ということが分かったので、後半そこに向けたプレーを使ってニック(・ファジーカス)にボールを集めると必ずディフェンスが寄るし、寄らなければニック自身にチャンスが生まれるので、チームでいいスペーシングをつくって、チームで攻めようと話していたので、後半はいい形でスタートすることができたと思います。

(試合後にチームメートからどんな声をかけられたか)マット(・ジャニング)から「切り替えて今日のことは忘れて、明日新しいゲームとして始めよう」と言われましたし、ニックからも「もっと自信を持ってプレーしていい、思い切りプレーしろ」と言われました。

#7 篠山竜青
「明日もう一回チャレンジできるので良い準備をしていきたい」

前半宇都宮さんのディフェンスに苦しめられたなという印象です。ディフェンスでも色んな引き出しのあるチームなので、ピックアンドロールに対しても川崎の方が判断を迷わされたという部分があったと思います。それに加えて2Qでアフターフリースローやアフタータイムアウトのゾーンプレスに関しても冷静に普段やっているプレスブレイクのところが少し疎かになった部分があったので、そういうところはしっかり修正して、後半は良いアジャストが出来て2ポゼッションまで詰めてもフィーラー選手に繋がれたりとかもあったので、しっかり振返って改善して、気持ちを切り替えてまた明日もう一回チャレンジできるので良い準備をしていきたいと思います。

(後がない状況で自身の経験からチームメイトに伝えることは)とにかく1ポゼッション、1秒1秒に集中することを積み重ねていくしかないということを改めて話せたらいいかなと思います。

(満員の会場を見た感想は)久しぶりのチャンピオンシップホーム開催ということで、Bリーグ1年目に比べると本当にたくさんの方が足を運んでくれて、ブレイブレッドで会場を染めてくれて非常に嬉しいですし、クラブとしての成長を感じますし、ファンの皆さんには感謝しています。

#27 熊谷尚也
「明日全員で、全力で勝ちにいくだけ」

(2ポゼッションまで迫る場面や連続3Pシュートで流れが変わる場面もあったが)勝ち切れなかったというのは自分たちの実力不足だと思うので、明日はやり返せるように全員で全力で勝ちにいくだけだと思います。

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