今節から8日で5試合をこなすハードウィークに突入した川崎。アウェーで秋田ノーザンハピネッツと対戦。
ボールにしつこく手をかけていく秋田のディフェンスに、川崎は前半だけで12本のターンオーバー を犯してしまう。秋田に立て続けに3Pシュートを決められ2Q途中には16点のビハインドを背負った川崎だったが、ディフェンスのギアを上げることで徐々にリズムを取り戻し、#2ヤングジュニアの連続得点で32-40の8点差で後半へ。
後半に入ると、試合は点の取り合いになるが、わずかに勢いで勝る川崎が少しずつ点差を縮め、4Q残り7:01についに逆転に成功。川崎がわずかにリードしながら試合を進めるが残り0:05、秋田#7キッドの3Pシュートで同点に追いつかれ延長戦に突入。延長戦も一進一退の攻防となるが、川崎1点リードで迎えた残り1分、高校時代を秋田で過ごした川崎#33長谷川が値千金のスティール&レイアップでリードを広げ、このリードを守り切った川崎が92-85で激闘を制す。
1Q 15-25
ミスが続き流れに乗れない川崎。秋田に立て続けに3Pシュートを決められ、追いかける展開に。
開始からターンオーバーが続く川崎。一方の秋田は#51古川の連続3Pシュートで7-12と抜け出す。川崎はタイムアウトを取るが、秋田はさらに#5田口・#7キッドの3Pシュートでリードを広げる。川崎は#33長谷川が得点をあげるも、ミスが続き15-25で1Q終了。
2Q 17-15
守備のギアを上げた川崎が、一時16点まであったビハインドを8点差まで追い上げて試合を折り返す。
1Qから続いて、ミスでボールを失う場面が目立つ川崎と、テンポよくアウトサイドのシュートを沈めていく秋田の対照的な展開。残り7:03に17-33とリードを広げられた川崎は、ここで前半最後のタイムアウトを使うと、ディフェンスのギアを上げ秋田の得点ペースを抑えることに成功。オフェンスでは#0藤井がコーナーから3Pシュートを決めると、さらに#2ヤングジュニアの連続得点で追い上げ、32-40の8点差で試合を折り返す。
3Q 25-20
藤井とファジーカスが7点ずつをあげた川崎が3点差まで迫り最終クォーターへ。
両チーム積極的にアウトサイドからシュートを放ち決めていく。#0藤井の3Pシュート、#35ヒースのプットバックで残り4:40に45-49と川崎が4点差に迫るが、秋田もここから#51古川・#16伊藤・#5田口が3Pシュートを決めてリードを渡さない。川崎が#7篠山の3Pシュート、#35ヒースのアリウープダンクで60-57の3点差に迫り、最終クォーターへ。
4Q 20-17
川崎が逆転に成功するが、残り5秒に秋田に3Pシュートを決められ、同点で試合は延長戦に突入。
ノーガードの殴り合いのような点取り合戦のなか、川崎#2ヤングジュニアがプットバック、フリースローで連続得点をあげ、残り7:01に70-69とついにリードを奪う。ここから急に両チームの得点が止まり、スコアが動かないままオフィシャルアウトへ。タイムアウト明け、川崎#13前田がスティールからの速攻で得点をあげると、さらに#22ファジーカスのペイント内得点で74-69と川崎がリードを広げる。しかし秋田も#12川嶋が3Pシュートを決めて、2点差で試合時間は残り2分をきる。残り1:39、川崎は#35ヒースとのハイローパスから#22ファジーカスが得点し76-72。さらに#0藤井のフリースローで1点を加えた川崎だったが、秋田#1王がリバウンドシュートを決めて3点差とすると、残り0:05、秋田#5キッドが#22ファジーカスのブロックをかいくぐりながら3Pシュートを沈め、77-77の同点に。川崎のラストオフェンス、#2ヤングジュニアがドライブからシュートをねじ込むが、これはオフェンスファウルの判定でノーカウント。勝負の行方は延長戦へ。
OT 15-8
1点差で迎えた残り1分、長谷川が値千金のスティール&レイアップでリードを広げ、川崎が延長戦にもつれ込む激闘を制す。
秋田#7キッドの3Pシュートで秋田がリード。川崎も#2ヤングジュニアのフリースロー、#0藤井の3Pシュートでリードを奪い返すが、ここでも秋田は#7キッドが3Pシュートを沈めて譲らず。川崎1点リードで残り時間1分を切ると、残り0:55、川崎#33長谷川がスティールからレイアップに持ち込みリードを広げる。秋田も最後まで猛攻を仕掛けるが、川崎がリードを守りきり、92-85でタイムアップ。
佐藤賢次ヘッドコーチ
「秋田がタフに激しいプレーをしてくる中で、我慢して我慢して勝ちきれてよかった」
まずは(秋田)前田HCが試合に戻ってきてくれて、コーチ仲間としてすごく嬉しく思います。そんな中で白熱したすごいゲームでしたけど、(秋田は)本当にタフで強い、ディフェンスもオフェンスも激しいプレーをしてくる中で、我慢して我慢して勝ちきれてよかったです。
いつもこのアリーナは秋田ファンの皆さんがたくさんいて、アウェーな雰囲気の中で苦しい試合になることが多いんですが、出だしにゾーンディフェンスをしていたところで3Pシュートを沢山決められてしまって苦しい展開になりましたが、試合の中で修正して一つひとつポゼッションを積み重ねて勝ちきれたことは、うちにとってすごく大きいと思います。両チームともターンオーバーが20以上、アシストも20以上あるという珍しい試合だと思います。お互いに激しいディフェンスをやりあっている中で、また明日もこういう展開になると思うので、準備して秋田さんの激しいプレーに負けないように戦い抜きたいと思います。
(後半に向けたベンチからの指示は)前半は元々練習してきたゾーンをやって、秋田さんもそれにうまく対応してきて少し簡単に3Pシュートを決められてしまいましたけど、後半うまくアジャストして対応しながら最後はマンツーマンで激しくディフェンスして締めるということができたので良かったです。
#0 藤井祐眞
「フリースローを外してしまったことで苦しい展開にしてしまった」
非常にタフな試合でした。出だしのところで秋田さんに流れを持っていかれてしまって非常に苦しい展開でしたが、そこから我慢して延長まで45分間を戦い抜くことが出来て本当に良かったなと思います。
シュートに関してはニック(・ファジーカス)やジェイ(ジョーダン・ヒース)が良いスクリーンをかけるから空いたら打ってくれと練習の時から言ってくれていたこともあって、積極的に打つ気持ちでいたのでシュートが入って良かったですが、前半でフリースローを3本外し、後半も1本外してしまったことで結果的に苦しい展開にしてしまったので、しっかりと決めきりたいと思います。
(明日に向けて)明日も厳しい戦いになると思いますが、引き続き応援をお願いします。そして、賢次さんも言っていたように前田HCが戻ってきてくれて僕も嬉しいですし「おかえりなさい」という気持ちです。
#33 長谷川技
「自分たちのやるべきことを徹底できた結果勝利することが出来た」
前半は相手のペースにのまれて点数が離れてしまいましたが、チームでしっかり我慢して前半を終えて、後半少しずつ点を取ることが出来ていましたし、最後も抑えるところはしっかりと抑えて、自分たちのやるべきことを徹底できた結果勝利することが出来たので、明日も続けられるようにしたいと思います。
(3Pシュートについて)空いたらしっかり打ちきろうと思っていたので、しっかり決めきることができて良かったですし、スティールも大事な場面で出来たので、チャンスがあればいつでも狙っていこうと思います。
#35 ジョーダン・ヒース
「ディフェンスで今日はチームを助けることができてよかった」
長い試合でした。アウェーでのGAME1を勝てたことはすごく大きいと思いますし、チームとして戦えていたので明日も強度を上げて2連勝したいと思います。僕自身がディフェンスでリングを守ることにプライドを持ってプレーしているので、その面で今日はチームを助けることができてよかったです。
(ファミリーに向けて)秋田まで来てくださってありがとうございます。会場で皆さんの応援を感じることができました。明日も応援よろしくお願いします。