前日のGAME1を川崎が20点差で勝利し迎えた、群馬クレインサンダーズとの”サンダー対決”GAME2。
昨日の借りを返すかのように群馬がスタートダッシュをかけるが、川崎も#22ファジーカスの得点を中心に食らいつく。その後は点差が離れることなく、リードチェンジを繰り返しながら試合が進んでいく。試合が動いたのは4Q残り6分から。#23ジャニングが群馬のエース#4ジョーンズ からチャージングを奪うと、オフィシャルタイムアウト明けにも再度テイクチャージ。これで試合のペースを掴んだ川崎が、4Qの群馬の得点を13点に抑えると、#22ファジーカスが勝負所でバスケットカウントを沈めて勝負あり。
90-80で川崎が今シーズンの”サンダー対決”連勝を飾った。
1Q 26-26
川崎が追いかける展開の中、ファジーカスが12得点で攻撃を牽引し、26-26の同点で1Q終了。
群馬が連続でトランジションオフェンスから得点をあげ、開始から1分あまりで0-6とリード。川崎はアウトサイドシュートが決まらない中フリースローで加点すると、#22ファジーカスのペイント内得点で残り6:37には8-8の同点に追いつく。群馬は#15チェンバース・#16並里・#3パーカーと3連続の3Pシュートで再度リードを広げてくるが、川崎は#22ファジーカスの連続3Pシュートで再び点差を縮めると#2ヤングジュニアの得点で逆転に成功。残り0:16に群馬#4ジョーンズ のジャンプショットで26-26の同点となり1Q終了。
2Q 23-20
藤井がこのクォーター10得点と気を吐くが、群馬を引き離せず3点リードで試合を折り返す。
両チーム譲らず点差が離れずに試合が進み、38-36の川崎2点リードでオフィシャルタイムアウト。タイムアウト明け、川崎はゾーンディフェンスで群馬の攻撃リズムを狂わせると、#33長谷川の3Pシュート、#0藤井のフリースローで川崎が43-36と群馬を引き離しにかかるが、群馬も#16並里・#30山崎の3Pシュートなどで残り1:48にはスコアを44-44の同点に戻す。群馬が逆転して迎えた残り0:31に川崎#0藤井が3Pシュートを決め、49-47で試合を折り返す。
3Q 19-20
拮抗した我慢の展開が続く。川崎1点リードで勝負は第4Qへ。
前半に続き川崎がわずかにリードするものの、群馬を引き離すシュートを決められず拮抗した状態で試合が進む。残り3:02に#40キーナンのゴール下で群馬が逆転すると、ここからリードチェンジを繰り返す展開に。68-67で勝負の行方は最終クォーターへ。
4Q 22-13
オフィシャルTOを挟んでジャニングの連続テイクチャージで試合の主導権を掴んだ川崎が、終盤に群馬を引き離し勝利。
川崎#27熊谷・#2ヤングジュニアが得点をあげれば群馬も#40キーナン・#4ジョーンズ が決め返す。息を呑む展開の中、川崎#23ジャニングが群馬#4ジョーンズ から4つ目のファウルとなるチャージングを奪うと、続くオフェンスでは#27熊谷のゴール下シュートをアシストし、残り4:47、78-75でオフィシャルタイムアウト。タイムアウト明け、#4ジョーンズ に代わって#8八村を投入した群馬のオフェンスに、またしても#23ジャニングが#8八村からオフェンスファウルを奪うと、#7篠山がドライブで得点し80-75。これに群馬はすぐにタイムアウトを取ると#4ジョーンズをコートに戻す。群馬#3パーカーの得点で83-80で迎えた残り1:11、川崎は#22ファジーカスが値千金のバスケットカウント。その後の群馬の攻撃を守りきった川崎が90-80で勝利しシリーズ2連勝。
佐藤賢次 ヘッドコーチ
「控えの選手も含めてチーム皆でいい試合ができた」
出だしは群馬さんの得意なパターンを何回ももつくられてしまって、GAME2によくある、相手のエナジーの高さというか出だしの勢いに少し飲まれかけたところもありましたが、我慢して、今日はビッグラインナップでつないだ時間帯も長かったしそこでジョーンズ選手のファウルトラブルも誘発できました。あとビッグラインナップを使った分、鎌田選手がつなぐ時間帯で良いディフェンスがあったり、控えの選手も含めてチーム皆でいい試合ができたと思います。ホームでの試合があと3つ続くので、1試合1試合成長できるように、いい試合が見せられるように準備していきたいと思います。
#0 藤井祐眞
「成長しているのかなと感じています」
昨日20点差で勝ったことで群馬さんも今日は絶対に出だしから激しく来るなと思っていたのですが、その通りの展開になって出だしから走ってアグレッシブに来たところで僕たちが受け身になってやられてしまったことは反省が残ります。ただ、そこから1Qのうちにイーブンまで戻すことができて、そこからは自分たちのバスケができて特に後半の集中力は良かったと思うので、最後までどちらに転ぶか分からない試合でしたけど、最後に点差を話して勝つことができて良かったです。前半戦で自分たちができなかったような展開で勝つことができたので、成長しているのかなと感じています。
#7 篠山竜青
「オフェンスの部分でも何かに固執せずにボールが回る時間帯が増えてきた」
昨日に比べて、群馬さんが出だしから激しく来ましたが、我慢して1Qで押し戻せたことが今日に関しては大きかったと思います。チームとしてもディフェンスの集中力とかオフェンスの部分でも何かに固執せずにボールが回る時間帯が増えてきたので、これを続けていきたいと思います。あと水曜、土日と3つホームゲームが続くので、しっかりと勝ちきってチームとして勢いをつけたいと思います。一緒に戦ってください。
#23 マット・ジャニング
「1Qの半ばからしっかりと自分たちのエンジンをかけることができた」
昨日とは違った展開で、もっとフィジカルな試合になりました。自分たちとしてはスロースタートになりましたが、1Qの半ばからしっかりと自分たちのエンジンをかけることができて、そこから継続的に自分たちのテンポでコントロールができたので、40分通していい試合になったと思います。
掲載されているグラフ等の情報は、試合当日にスタッツが確定となった時点での数値となっております。後日記録が修正される場合がございますので、予めご了承ください。正式な情報はBリーグの公式WEBサイトでご確認ください。