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HOME > スケジュールレポート_戦評 > 4/12 B.LEAGUE 2022-23 第31節 (51/60) 川崎 103-75 SR渋谷

今シーズンのとどろきアリーナ水曜ホームゲームとしてはラストとなる今節。平日の夜に4,509人の来場が集まる中で、サンロッカーズ渋谷と対戦。

序盤こそSR渋谷が連続得点でリードするものの、川崎が追いつくとその後は拮抗した展開が続き、前半を終えて35-33の川崎2点リードで試合を折り返す。ところが第3Qに入ると、川崎のオフェンスが爆発。開始4分の間に#35ヒース・#0藤井・#22ファジーカスで5本の3Pシュートを沈めると、その後も次々にシュートを沈めて第3Qだけで46得点のビッグクォーターを作り、30点リードで第4Qを迎える。大きく点差が開く中でSR渋谷は積極的なアタックを仕掛けて追い上げてくるが、川崎も#21納見・#13前田・#11増田らセカンドユニットのメンバーがSR渋谷の勢いを押し返す試合運びでゲームをクロージングさせ、103-75で勝利。

川崎の100点ゲームは今シーズンこれが初めて。単一クォーターでのB1最多得点記録、さらに#22ファジーカスがB1史上初の4000リバウンドを達成するなど記録づくめとなったこの試合で、川崎ブレイブサンダース は中地区2位以上が確定し、「日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2022-23 」への出場権を獲得した。


1Q 14-17
序盤SR渋谷にリードされるもディフェンスから試合のペースを取り戻した川崎が一時は逆転に成功。


最初に試合のペースを掴んだのはSR渋谷。#34ケリーのフリースローから0-7のランで抜け出す。川崎もタイムアウトを取ると#22ファジーカスが得点。さらにディフェンスでもゾーンディフェンスやバックコートからプレッシャーをかけてSR渋谷のオフェンスリズムを狂わせ、残り1:58には#7篠山の得点で12-11と逆転に成功。SR渋谷もタイムアウトを取ると#1関野・#27石井の得点で再逆転し14-17で1Q終了。


2Q 21-16
ファジーカスの得点で川崎が逆転に成功すると、リードチェンジを繰り返す展開から川崎2点リードで後半へ。


川崎が決めればSR渋谷が決め返し、SR渋谷がわずかにリードしたまま試合が進む。残り4:47、#22ファジーカスのバスケットカウントで26-24と川崎が逆転に成功するが、SR渋谷もケリーの3Pシュート、#12西野のゴール下シュートで再逆転。その後も拮抗した展開の中、川崎は#2ヤングジュニアの得点で35-33とリードして試合を折り返す。


3Q 46-18
第3Qだけで46得点とビッグクォーターを作った川崎が一気にSR渋谷を引き離し第4Qへ。


開始から川崎が#35ヒースの3Pシュート、#2ヤングジュニアのフリースローでリードを広げる。さらに#0藤井が連続で3Pシュートを沈め残り6:54で48-39となったところでSR渋谷がタイムアウト。しかしその後も川崎の勢いは止まらず、#22ファジーカス・#0藤井の3Pシュートでさらにリードを広げる。SR渋谷は2つ目のタイムアウトを取るが、その後もフリースローやファストブレイク で次々に得点をあげた川崎が81-51と大量リードで最終クォーターへ。


4Q 22-24
3Qに広げたリードを守り切った川崎が今シーズン初の100点ゲームで勝利。


#14マカドゥ ・#9ベンドラメの得点でSR渋谷が点差を縮める。セカンドユニット主体の川崎も#21納見・#27熊谷がフリースローなどで加点して再び点差を広げる。残り1:03には#11増田が100点目となる3Pシュートを成功させ、103-75でタイムアップ。


佐藤賢次 ヘッドコーチ
「とどろきアリーナの勢いと選手たちのチームのムードが一体となってここまで得点が伸びたのかなと思います」

今日は重たい出だしとなり、なかなかオープンのシュートも決めきれず、イージーショットも何本かミスして流れに乗れない中で後半第3Qで何とか流れを作れたことは良かったと思います。ただ、まだまだ課題があるのでとにかく一つひとつの試合を大切にしっかりと課題と向き合っていかなければならないと思います。

(3Qの46得点について)切り替えを早くしてどんどんアタックして早い攻めで流れを作るというSR渋谷さんのスタイルに前半苦労していた中で、ゾーンディフェンスを敷くことによって相手のやりたいことを潰して流れを掴ませないようにして、それががしっかりと効いてリバウンドを取れて走れたというのが一番大きいと思います。そこで流れを掴んだ時に、ホームとどろきアリーナの勢いと選手たちのチームのムードが一体となってここまで得点が伸びたのかなと思います。

#0 藤井祐眞
「あそこまでうまくいくことは滅多にない」

(3Qのオフェンスについて)僕らのペースで進めることができて、僕、ニック(・ファジーカス)、ジェイ(ジョーダン・ヒース)が3Pシュートを連続で決めて相手にダメージを与えることができました。最初の僕のコーナーからの3Pシュートも、落ちるかなと思ったんですがそれが入ってそこから乗っていけましたし、チームも勢いに乗れたと思います。さらにディフェンスでもスティールが多くて、ゾーンも効果的で僕らが仕掛けたことがすべてうまくいって、あそこまでうまくいくことは滅多にないんですが、ビッグクォーターをつくれたことでチーム全体の雰囲気も良くプレーできたので、良かったと思っています。

#22 ニック・ファジーカス
「しっかりと決めきれて良かったです」

今日の試合はチャンピオンシップへの進出を決める大事な試合になるということは分かっていたので、しっかりと決めきれて良かったです。ここから先はホームのとどろきアリーナで(CS)クォーターファイナルをやるために頑張っていきたいと思っています。

(ここから先のCSに向けてチームに必要なことは)安定性だと思います。この前の横浜BC戦でも20点近くあった点差を後半に追い上げられてしまった状況があったので、自分たちがリードを作った後にどれだけ安定してプレーしていけるかが大事だと思います。

掲載されているグラフ等の情報は、試合当日にスタッツが確定となった時点での数値となっております。後日記録が修正される場合がございますので、予めご了承ください。正式な情報はBリーグの公式WEBサイトでご確認ください。

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