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HOME > スケジュールレポート_戦評 > 4/22 B.LEAGUE 2022-23 第34節 GAME1 (55/60) 川崎 90-83 三遠

勝利すれば川崎のB1中地区優勝が決定する、三遠ネオフェニックス戦GAME1。

最初に抜け出したのは川崎。ディフェンスが機能しトランジションの早い展開から#22ファジーカスの得点で25-10とリードして1Qを終えるが、2Qに入ると展開が180度入れ替わり勢いに乗る三遠に対し防戦を強いられ、39-38で試合を折り返す。

後半になると点の取り合いの中、互いにファウルが増えつつも川崎がわずかにリードして試合が進む。川崎がリードを広げれば三遠も#6オクインのインサイドアタックを中心に点差を詰め、激しさを増す試合の中で川崎は終盤、#35ヒース・#0藤井を次々ファウルアウトで失ってしまう。苦しい状態に追い込まれた川崎だったが、アリーナを埋めたサンダースファミリーの後押しを受けた選手たちがリードを保ったまま試合を締めくくり、90-83でタイムアップ。

この勝利により川崎は3季ぶり3回目となる地区優勝を達成。チャンピオンシップ クォーターファイナルのホーム開催も決定した。



1Q 25-10
川崎がディフェンスから試合のペースを掴むと、ファジーカスが早くも14得点をあげ15点リードで1Q終了。


立ち上がり、三遠は#29細川・#32山内の3Pシュート、川崎は#0藤井・#33長谷川がペイントへのアタックから得点。川崎は三遠にゴールに近いエリアでのオフェンスを展開させず、スティールから#27熊谷の3Pシュートで残り5:10には13-6とリード。三遠がここでタイムアウトを取ると一時得点が止まるが、残り3:35に#2ヤングジュニアのスティールから#35ヒースがファストブレイクで得点すると、#22ファジーカスが立て続けにシュートを沈め、25-10で1Q終了。


2Q 14-28
1Qから一転してシュートが決まらず、勢いに乗る三遠に追い上げられる展開。1点リードで試合を折り返す。


得点のペースは落ちながらも川崎がリードを保ち試合を進め、残り4:58、三遠#29細川のバスケットカウントで32-19となったところでオフィシャルタイムアウト。タイムアウト明け、#22ファジーカスのタッチダウンパスから#0藤井が得点をあげるが、ここから三遠が#4ヒックスのバスケットカウント、#29細川の3Pシュート、#0ラベナのフリースローと0-8のランで34-27と点差を縮める。川崎は#33長谷川が3Pシュートを決めるが、三遠の勢いは止まらず、残り0:36には#77土屋の得点で39-36。終了間際にも#77土屋がプットバックでシュートを沈め、39-38の1点差で試合を折り返す。


3Q 25-24
得点の奪い合い。川崎は熊谷・長谷川の活躍でリードを広げるが、再び点差を詰められ第4Qへ。


開始からハイペースな点の取り合いとなる。川崎は#0藤井・#7篠山のガード2人が3ファウルとなる中、#27熊谷・#33長谷川が攻守に存在感をみせ徐々にリードを広げていく。残り2:07には#0藤井の3Pシュートで64-56と8点をリードするが、三遠もインサイドの#9オクインにボールを集めて64-62の2点差に迫り、勝負の行方は第4Qへ。


4Q 26-21
会場を埋め尽くしたファミリーの後押しを受けた川崎が、終盤までもつれた激戦を制す。


#22ファジーカス・#0藤井のフリースローで川崎が着実に得点をあげ、残り7:43には75-65と三遠を引き離す。三遠は4ファウルの#4ヒックスをコートへ戻すとディフェンスのギアをあげ、#4ヒックス・#32山内の得点で再び点差を縮め、残り3分をきって84-78。三遠#77土屋がダンクシュートを決めると、川崎も#2ヤングジュニアのスティールから#35ヒースがダンクを決め返す。三遠は#9オクインのインサイドアタックを仕掛けるが、川崎は全員がペイント内に入りシュートを防ぐと、#22ファジーカスの得点で残り1:02、88-80。徹底してインサイドを攻める三遠に、川崎は守護神#35ヒースが5つ目のファウルをコールされ退場。さらに残り0:43にも#0藤井が三遠#0ラベナに対し5つ目のファウルでコートを去る事態に。この状況の中、川崎のピンチを救ったのはアリーナを埋め尽くしたサンダースファミリーの熱烈なブーイング。三遠は残り1分から得た4本のフリースローのうち3本を外すと、川崎が最後までリードして試合を締めくくり、90-83でタイムアップ。


佐藤賢次 ヘッドコーチ
「ハードワークの部分で勝ちきれたことは本当に大きかった」

流れが行ったり来たりして非常に苦しい試合でした。流れを掴んでも押し戻されて、イージーなターンオーバーが出たり、シュートが入らない時間帯もあって苦しかったですが、最後の最後、相手のファストブレイクを止めたりプットバックを皆で囲んで止めたり、ルーズボールへダイブしたり、そういう部分で勝ちきれたことは本当に大きかったですし、そういう試合で中地区優勝を決めることができて良かったです。これをステップにして、最終目標はチャンピオンシップでファイナルに行って優勝することなので、そこに向かって明日も試合はありますしとにかくひとつ一つ、ホームでのQF開催が決まったので、CSで最高の川崎のバスケットをするために何が必要かということを、選手チームスタッフ皆で考えながら残り5試合最善を尽くして行きたいと思います。

#0 藤井祐眞
「ここがスタートライン」

出だしは非常に良くて自分たちのペースでできたんですが、2Qに盛り返されてしまって、最後までもつれる試合になりましたけど勝ちきれて良かったと思います。 目標のひとつとしていた地区優勝ができてまずはホッとしていますが、ここがスタートラインだと思って、チャンピオンシップをホームで迎えられることは強みだと思うので、しっかり結果を残すことができるように頑張りたいです。

#22 ニック・ファジーカス
「多くの方の声援が僕たちにも届いています」

(今日の自身のプレーについて)今日の試合前から、この試合で中地区優勝が決まるということは分かっていたので、特別に気合を入れて臨みました。前半から自分のシュートタッチが良く決めきることができ、それを継続できたことが良かったと思います。

(ホーム13連勝について)今日も3Qの終わりに上(のビジョン)を見たら来場者が5,000名ということで、本当に多くの方の声援が僕たちにも届いていますし、この連勝はホームの皆さんの助けがなければ達成できなかったことです。本当にありがとうございます。

#27 熊谷尚也
「ファンの皆さん、地区優勝おめでとうございます!」

中地区優勝を決める試合でしっかりと仕事ができたことは良かったと思います。この調子をさらによくできるようにまだまだ頑張っていきたいと思います。ファンの皆さん、地区優勝おめでとうございます!残りのレギュラーシーズンも、そしてチャンピオンシップも一緒に戦っていきましょう!

#33 長谷川技
「地区優勝はできましたが、目標はそこではない」

周りのビッグマンたちのサポートがあったからこそ、相手のシューター陣を抑えることができました。明日も引き続き頑張りたいと思います。地区優勝はできましたが、目標としているのはそこではないので、チャンピオンシップで優勝するためにしっかり残りの試合もハードワークしたいと思います。

掲載されているグラフ等の情報は、試合当日にスタッツが確定となった時点での数値となっております。後日記録が修正される場合がございますので、予めご了承ください。正式な情報はBリーグの公式WEBサイトでご確認ください。

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