前日19点差の敗戦となったGAME1から一夜明けての、富山グラウジーズ戦GAME2。
序盤はアウトサイドの川崎とインサイドの富山という対照的な得点パターンで互いに得点をあげていくが、川崎は#13前田の2本の3Pシュートで抜け出すと、第2Qにはテイクチャージとスティールで富山から4連続でターンオーバーを奪うなど守備で試合のペースを握る。前半だけで12本の3Pシュートを成功させた川崎が、50-39とリードして試合を折り返す。
後半も川崎がリードをキープして試合を進めるが、3Q残り4分をきったところから富山が#22ヘソン・#33晴山を中心に連続得点をあげ一気に点差を縮めると、4Q残り9:11には#23ガドソンの得点で66-66の同点に。沸きあがるホーム富山ファンの歓声をかき消したのは、かつて富山でプレーしていた#13前田の3Pシュート。4Qだけで4本の3Pシュートを成功させる15得点をあげると、チームも終盤の激しいボール争いの中で走力で上回り、100-79と富山を引き離して勝利。
古巣相手に大暴れの#13前田は3Pシュート8本、28得点といずれもキャリアハイを更新するスタッツを残した(これまでのキャリアハイは3Pシュート7本、23得点)。
1Q 28-19
藤井・前田が3本ずつ3Pシュートを決めるなどアウトサイドのシュートを中心に28得点をあげた川崎がリード。
#35ヒース・#0藤井の3Pシュートで得点をあげる川崎に対し富山は#34スミスのインサイドでネットを揺らし、残り5:45でスコアは10-10の同点。ここから川崎は#13前田の2本の3Pシュート、さらに#0藤井も3Pシュートで続き、残り3:25には19-10と抜け出す。富山はここでタイムアウトを取ると#23ガドソンが3Pシュートを決めるが、川崎はすぐさま#13前田が3Pシュートを決め返すと、#0藤井の3Pシュート・#22ファジーカスのバスケットカウントで28-19とリードして第1Q終了。
2Q 22-20
ディフェンスで川崎が試合のペースを握る。納見・篠山の3Pシュートでリードをキープして後半へ。
川崎は得点ペースが落ちるものの、富山のオフェンスを4本連続ターンオーバーで終わらせるなど守備で試合のペースを掴み、残り6:10に#21納見の3Pシュートで36-23。富山はここでタイムアウトを取ると、#34スミスのインサイド、アウトサイドからは#0小野・#33晴山の3Pシュートと得意の攻撃パターンから得点をあげてくるが、川崎も#21納見・#7篠山の3Pシュートなどでリードを譲らず、50-39の11点リードで試合を折り返す。
3Q 16-25
川崎が前半のリードをキープして試合を進めるが、残り4分から富山の猛攻を受けると、2点差まで迫られ第4Qへ。
両チームディフェンスの強度を上げる中、残り6:09に川崎#13前田の3Pシュートで59-43。ここで富山がタイムアウトを取ると、#22ヘソンの1on1を起点に得点をあげ、今度は川崎がタイムアウトを請求。川崎が#11増田のポストプレーで流れを断ち切るかと思われたが、富山は#22ヘソンのゴールアタックと#33晴山の3Pシュートを中心とした得点で一気に点差を縮め、66-64の2点差で最終クォーターへ。
4Q 34-19
前田が4Qだけで3Pシュート4本の15得点と大暴れ。最後まで喰らいつく富山を振り切り100点ゲームで勝利。
富山が#33晴山のスティールから#23ガドソンのファストブレイクで残り9:11、66-66の同点に追いつく。会場が富山ファンの歓声で沸きあがる中、川崎はタイムアウトを取るが直後のオフェンスはショットクロックバイオレーション。川崎にとって嫌な空気が流れる中、それを断ち切ったのは#13前田。2本の3Pシュートを決めて富山を引き離すと、富山#22ヘソンが3Pシュートを決めた直後のオフェンスでも7本目の3Pシュートを成功させ、残り6:37で78-71。ここから両チームスティールでのポゼッションが入れ替わる乱戦となるが、川崎が#0藤井・#13前田のファストブレイク による得点でリードを広げていき、残り2:53で90-75の15点リード。富山がタイムアウトを取った後でも川崎の勢いは止まらず、#13前田の3Pシュート、#35ヒースのアリウープダンクで喰らいつく富山を振り切り、100-79でタイムアップ。
佐藤賢次 ヘッドコーチ
「残り2試合で精度を上げてCSに向かっていきたい」
昨日の試合ですごく悔しい思いをして、チームとしてもやるべきこと、チームとして決めた約束が崩れてしまったところがあったので、CSに向けてとにかく一戦一戦、自分たちで決めたことをやりきろうということで、選手たちがそこをよくやってくれてとてもいい試合になりました。
途中追いつかれてしまったところは、やられてはいけない得点だったり、ターンオーバーだったり、課題もある中で来週のリーグ戦残り2試合で精度を上げてCSに向かっていきたいと思います。
(マイケル・ヤングジュニア選手の離脱について)それぞれいろんな想いがあると思いますが、前を向いてやれることに全力を注ぐしかないので、何が何でも1つずつ勝っていくつもりでやっていきたいと思っています。
(ホームでのリーグ最終戦について)川崎らしいいいバスケットをしたいと思います。
#0 藤井祐眞
「前田選手が決めきってくれたことが一番の勝因」
今日は最後のああいう試合展開の中で前田選手が決めきってくれたことが素晴らしいですし、そこが一番の勝因だったと思います。チームの状況としては苦しいですが、チーム一丸となって頑張っていきたいと思います。
#13 前田悟
「絶対に勝たなければならないと思って戦いました」
昨日は暖かいブーイングと言いますか、それで緊張してしまったので、今日は思い切りプレーしようということで、本当に昨日は不甲斐ない負け方をしてしまったので絶対に勝たなければならないと思って戦いました。
(レギュラーシーズン最終節に向けて)マイク(マイケル・ヤングジュニア)が怪我して、オンザコート1の時間帯が長い中で厳しい戦いが続いているんですが、それでも勝ち切る力はあると思いますし、チーム一丸となって2連勝してチャンピオンシップに向かっていきたいと思います。
掲載されているグラフ等の情報は、試合当日にスタッツが確定となった時点での数値となっております。後日記録が修正される場合がございますので、予めご了承ください。正式な情報はBリーグの公式WEBサイトでご確認ください。