60試合のB1リーグ戦を締めくくる、サンロッカーズ渋谷との最終節GAME2。
SR渋谷のインテンシティの高い守備に対し今日は立ち上がりからしっかりとアジャストしていく川崎だったが、SR渋谷にファストブレイクからの得点を許し、GAME1に続き追いかける展開に。川崎は攻撃のリズムを失う中、#7篠山が3本の3Pシュートを成功させ36-44で試合を折り返す。
後半もSR渋谷のアグレッシブなバスケに守勢に回るなか、#22ファジーカスの得点で粘る川崎は3Q残り3分から#7篠山の連続得点で点差を縮め、4Q開始直後には6点差まで点差を縮めるが、そこからSR渋谷に0-19のランを浴びて勝負あり。
1Q 21-19
長谷川の3Pシュートとアシストで川崎がリードを奪い、3点差で1Q終了。
立ち上がりは両チームともディフェンスの強度の高さが際立つ展開。SR渋谷が#34ケリーの連続得点でリードを広げだすと、川崎も#33長谷川が2本目の3Pシュート、さらに#33長谷川のアシストからゴール下の#22ファジーカスのゴール下シュートで残り3:20には13-12と逆転。ここでSR渋谷がタイムアウトを取るが、川崎も#7篠山と#21納見がボールをプッシュして#35ヒース・#27熊谷らの得点につなげ、21-19で第1Q終了。
2Q 15-25
SR渋谷にリードを広げられる展開。篠山の3本の3Pシュートで一時3点差まで迫るが、8点ビハインドで後半へ。
SR渋谷#1関野の3Pシュートで逆転すると、互いにトランジションの早いバスケを展開しながら得点をあげていく。残り7:11にSR渋谷#73田渡がファストブレイク から得点し27-27の同点となったところで川崎がタイムアウトを取るが、タイムアウト明けはSR渋谷が#34ケリー・#14マカドゥが立て続けに得点し0-9のランで27-36となったところでオフィシャルタイムアウト。タイムアウト明け、ディフェンスを修正した川崎がSR渋谷の得点ペースを落とすことに成功すると、#7篠山の3本の3Pシュートで残り1:27には36-39と点差を縮める。しかしSR渋谷も#27石井のフリースロー、#34ケリーのレイアップで36-44と再びリードを広げ試合を折り返す。
3Q 21-21
SR渋谷にリードを広げられる中、ファジーカスの個人技で食らいつくと篠山の連続得点で点差を1桁に縮めて第4Qへ。
#14マカドゥ・#34ケリーの得点で残り7:29には38-52とSR渋谷がリードを広げる。川崎は#22ファジーカスがドライブからのミドルジャンパーで得点をあげるが、SR渋谷の#34ケリーを軸とした攻撃を止められず、点差を縮められない。残り3:30にはSR渋谷#9ベンドラメの3Pシュートで47-63とこのクォーター最大の得点差となるが、川崎がここから#13前田・#7篠山のシュートで追い上げ、57-65の8点ビハインドで最終クォーターへ。
4Q 14-23
増田の得点で6点差に迫るも、その後SR渋谷に連続得点を許し敗戦。
#11増田の得点で川崎が6点差まで迫るも、逆にSR渋谷に#73田渡の3Pシュートから連続得点を許しリードを広げられてしまう。川崎が得点をあげられないまま連続16失点で59-81と点差を広げられたところでオフィシャルタイムアウト。タイムアウト明けは両チーム外国籍選手をベンチに下げ、「オンザコート0」の戦いの末71-88でタイムアップ。
佐藤賢次 ヘッドコーチ
「ファミリーの皆さんへの恩返しができるようにCSに向けてしっかりと準備したい」
レギュラーシーズン最終戦ということで川崎らしいバスケットをして終わりたかったところですが、なかなか難しい試合になりました。選手たちは最後の最後まで戦ってくれたと思いますし、とにかく来週のチャンピオンシップクォーターファイナルで全部出し切れるかどうか、そこを見据えてしっかり準備していくだけだと思います。
今日の試合もそうですが、シーズンを通して最後まで声を出してサポートしてくれたファミリーの皆さんには感謝しかないです。今シーズン良い時も悪い時も色々とありましたが、ずっと支え続けてくれたファミリーの皆さんに感謝しつつ、その恩返しができるようにチャンピオンシップに向けてしっかりと準備したいと思います。
#0 藤井祐眞
「切り替えてCSに向けて準備したい」
レギュラーシーズン最終戦ということで勝ちたかったですが、以前にも経験しているようにリーグ戦とCSは全く別の戦いになるので、切り替えてCSに向けて準備したいと思います。
(CSに向けて)メンバーが揃わない中ですが、全員が一丸となって戦う必要がありますし、そういう意味でも選手一人ひとりがコートに出た時にはフルスロットルを体現していかなければならないと思います。一試合一試合、全力を出し切っていきたいと思います。
#7 篠山竜青
「CSに繋げる内容の試合には出来たと思います」
チャンピオンシップに向けてニック(・ファジーカス)もジェイ(ジョーダン・ヒース)も休まなきゃならない時間帯も出てくるし、オンザコート1の時間帯でどういう風に攻防していくかという中で今日はそういう時間帯が長めにあったので、試合を振返って改善しなければならないところもありますが、機能して流れを持ってこられた時間帯もあったのでCSに繋げる内容の試合には出来たと思います。
(CSに向けて)100%自分たちはチャレンジャーだと思っています。出来れば12人全員でチャンピオンシップに臨めたら良かったですが、現状キーパーソンとなる外国籍選手2人がいない状況なので、残りの10人で挑戦者として全力でぶつかっていくだけだと思うので、ファミリーの皆さんにも後押しして欲しいなと思います。クォーターファイナルをホーム・とどろきアリーナで開催出来ることは追い風になると思うので、良いチャレンジが出来ればと思いますし、クォーターファイナルに向けての一週間、良い準備をしていきたいと思います。
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