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HOME > スケジュールレポート_戦評 > 5/14 NISSAY B.LEAGUE QUARTERFINALS 2022-23 GAME2 川崎 84-104 横浜BC

GAME1を5点差で落とし川崎にとって背水の陣で迎えた、横浜ビー・コルセアーズとの日本生命 B.LEAGUE QUARTERFINALS 2022-23 GAME2。

前日のGAME1で#35ヒースが負傷し欠場となった川崎に対し、横浜BCが開始から仕掛ける。フルコートディフェンスでボールを奪うと#15オリバーの得点につなげ、開始から0-12のラン。川崎は#33長谷川らが積極的にゴールを攻めるがなかなかネットを揺らすことができず、逆にアウトサイドシュートで一気に点差を広げられてしまう。第2Qは#22ファジーカスが3本の3Pシュートを含む20得点と気を吐き点差を縮めるが、横浜BCに前半で57得点を許し41-57で試合を折り返す。

後半、インサイドのミスマッチを起点に横浜BCがリードを広げていく。川崎は流れをつかめない中で、#0藤井・#7篠山がシュートを決めるが横浜BCの得点ペースを落とすことができず84-104でタイムアップ。


1Q 15-34
川崎はサイズの不利を全員のカバーで守ろうとするが、横浜BCにアウトサイドからシュートを決められ点差を広げられ第1Q終了。


横浜BCが#15オリバーの得点で先制すると、高い位置からプレッシャーをかけてボールを奪い、#15オリバー・#18森井が得点。川崎は1つ目のタイムアウトを使うが、タイムアウト後も横浜BCの守備を崩せず残り7:22には0-12のラン。さらに#0藤井が出血でベンチに下がるアクシデント。川崎は6:54に#33長谷川のレイアップで最初の得点をあげると、その後もオフェンスの展開に苦しみながら#18鎌田が3Pシュートを決めるなどするが、#35ヒースの不在にインサイドを全員でカバーしようとする川崎に対し、横浜BCは#18森井・#15オリバー・#5川村で4本の3Pシュートを沈めるなどリードを広げていき、残り2:58には#9森川のレイアップで8-28と20点の差が開く。川崎は#0藤井がコートに戻ると、その藤井がジャンプショット、3Pシュートを決めるが、15-34の19点ビハインドで第1Q終了。


2Q 26-23
ファジーカスが2Qだけで20得点をあげる活躍で点差を縮めるが、16点差を追いかけて後半へ。


川崎が#22ファジーカスの3Pシュートやフリースローで得点し少しずつ追い上げていく。残り4:49に#22ファジーカスがこのクォーター3本目の3Pシュートを沈めて34-46となったところでオフィシャルタイムアウト。タイムアウト明け、横浜BC#5河村が2本連続の3Pシュート、さらに#10ジャクソンのインサイドで36-55と再び川崎を引き離す。川崎はその後も#22ファジーカスが得点を決め続けこのクォーター20得点をあげ点差を縮め、41-57で試合を折り返す。


3Q 14-23
藤井・篠山が意地のシュートを決めるも、点差は縮まらず第4Qへ。


インサイドを複数人で守らざるを得ない川崎に対し、横浜BCは#15オリバーのアシストから#18森井・#30須藤の3Pシュートでスコアを伸ばしていく。逆転のきっかけをつかめない川崎は#0藤井・#7篠山が意地のシュートを決めるが、終了間際に横浜BC#9森川の放ったシュートがブザービーターで決まり、55-80と大きく差が開いて最終クォーターへ。


4Q 29-24
最後まで横浜BCを追いかけるも、20点差でタイムアップ。


残り9:21、川崎はここまでフル出場の#22ファジーカスをベンチに下げる。スモールラインナップの状況で、川崎は点の取り合いを仕掛け#21納見・#0藤井が3Pシュートを決める。#33長谷川のパスカットからのレイアップなどもあり、残り4:58、69-92でオフィシャルタイムアウト。タイムアウト明け、川崎は#13前田の3Pシュートで72-92とするが、横浜BCも#23キングのレイアップなどで決め返すと、#18森井のフリースローで100点を超え、最後まで闘う姿を見せ続けた川崎は残り0:18に#0藤井、そして終了ブザーとともに#7篠山が3Pシュートを沈め、84-104でタイムアップ。


佐藤賢次 ヘッドコーチ
「全員揃ってバスケットをさせてあげることが出来なかったことが、今シーズンは一番苦しかった」

まずは横浜の皆さんにおめでとうございますと言いたいです。本当に素晴らしいプレーでしたし、集中力も素晴らしかったですし、とにかく出だしの激しいディフェンスをなかなかかいくぐれなくて苦しい試合になりました。そこは本当に横浜さんが素晴らしかったと思います。セミファイナルも絶対に勝ち上がってファイナルに行って欲しいと思います。

今日はジョーダン(・ヒース)が不在ということで、それでも勝てる可能性を最後の最後まで探ってコーチ陣でしっかりミーティングして選手にも伝えて準備してきましたけど、選手は本当によく頑張りました。最後の最後までディフェンスで足を動かして、アグレッシブに攻め続けて本当によくやってくれたと思います。

(今シーズン良かったところと反省すべきことは)今シーズンに関しては夏にしっかり練習して準備したことを全員が揃って制限もなく出来た試合は18試合くらいしかなく、全員揃ってバスケットをさせてあげることが出来なかったことについて、現場をマネジメントする自分の責任なので選手に謝りました。選手が怪我をしたり入れ替わったり色々な状況があるのは他のチームも同じですが、そこが今シーズンは一番苦しかったところだと思います。今シーズン良かったところは、2月にチームが本当に一つになって練習してその成果が3月4月に出て、中地区優勝までいったところはチームの努力の賜物だと思いますし、チームの財産になったと思います。

#0 藤井祐眞
「もっともっと良いチームを作って次こそはファイナルに皆さんを連れていきたい」

9人という人数でやれることはやったと思いますが、クォーターファイナルで敗れてしまったことはしっかりと受け止めていかなければならないと思います。ただ、最後の残り1秒までしっかり戦い抜くことはできたのでそこは良かったと思います。

(前半から大きく点差がひらいた中でどんな気持ちで戦っていたのか)時間と点差からしたら厳しいと思われる場面だったかもしれませんが、今日会場に来てくれているファンの皆さん、そして勝利を期待して最後まで声援を送ってくれる皆さんのためにも諦めたくなかったですし、今シーズン優勝を目指して戦ってきたので諦めたくないという気持ちだけで戦っていました。

(ファンに向けて)レギュラーシーズン60試合、天皇杯、そしてクォーターファイナルと今シーズンもたくさんの応援ありがとうございました。本当に苦しいシーズンでしたが、最後まで戦い抜くことができたのは皆さんの声援や後押しがあったからだと思っていますし本当に感謝しています。ファイナルの舞台に連れていって優勝することができなかったことは本当に申し訳ないです。もっともっと良いチームを作って次こそはファイナルに皆さんを連れていきたいと思います。今シーズンも応援ありがとうございました。

#7 篠山竜青
「苦しい中でも皆でもがいてもがいて戦ったシーズンだったし、それを象徴するかのような今日の40分間だった」

シーズンを通しての総括になりますが、出だしから(マット)ジャニングの怪我があったりアクシデントが続いて苦しいことの方が多いシーズンだったと思います。ジャニングが戻ってきて、マイケル・ヤングジュニアがビッグラインナップの中での活き方が分かってきた中でまたアクシデントに見舞われて、こうもアクシデントが続くシーズンもあるのかと思わざるを得ない状況の中でニック(・ファジーカス)も今日の試合で最後足がつりながら出続けてくれたり、全員が意地を見せてくれたと思います。そういうチームの想いみたいなところは、会場でずっと声援を送ってくれたファミリーの皆さんにも伝わっていればいいなと思います。そういう苦しい中でも皆でもがいてもがいて戦ったシーズンだったし、それを象徴するかのような今日の40分間だったと思います。

神奈川ダービーがチャンピオンシップで実現できたことは神奈川県のバスケットボールにとって非常に良かったと思います。学生のカテゴリーも含めて神奈川県のバスケットボールは競技力が高いですし盛り上がりもあるので、今後も横浜BCや富士通レッドウェーブ(Wリーグ)の皆さんと一緒にトップチームの僕たちが神奈川県のバスケットボールをしっかり盛り上げていけるような存在になっていければと思います。

#22 ニック・ファジーカス
「試合の勢いを自分たちのものにするということが凄く大変でした」

すごく残念な結果となってしまいました。外国籍選手3人を欠きベストなロスターで臨むことができなかったですし、(ジョーダン)ヒース選手が出られないことで、試合の勢いを自分たちのものにするということが凄く大変でした。勝つチャンスはあったと思いますが、スタートで自分たちのペースにできなかったことが敗因かなと思います。

横浜BCはチャンピオンシップ初出場ですし、セミファイナルをぜひ楽しんでもらいたいです。

掲載されているグラフ等の情報は、試合当日にスタッツが確定となった時点での数値となっております。後日記録が修正される場合がございますので、予めご了承ください。正式な情報はBリーグの公式WEBサイトでご確認ください。

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