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選手やチームスタッフが考えるSDGsとは?ワークショップレポート

川崎ブレイブサンダースでは、持続可能な開発目標<SDGs>を推進するプロジェクト『&ONE(アンドワン)』を立ち上げ、昨シーズンより様々な取り組みを実施してまいりました。
今シーズンは、より一層クラブ一丸となってSDGsを推進していくため、選手やチームスタッフがSDGsについての理解を深め、自分ごととして考える機会として、『&ONE』プロジェクトのアドバイザーを務める慶應義塾大学大学院 蟹江憲史教授による講義とワークショップを行いました。

「&ONE」プロジェクト

川崎ブレイブサンダースは、持続可能な開発目標(SDGs)に取り組むプロジェクト「&ONE」(アンドワン)を発足いたしました。
バスケットボールを通じて、すべての人に「健康」、「働きがい」の機会を提供し、ホームである川崎をより「住んで幸せな街」にすることに一層、力を入れて取り組んでいきます。
「&ONE~KAWASAKI BRAVE THUNDERS SDGs CHALLENGE~」特設ページはこちら

蟹江教授によるSDGs講義

蟹江教授からは、SDGsとは2030年までに達成すべき世界目標であり、17個ある目標は決して難しいことではなく、「当たり前」に出来ていることもあるが、世界に目を向けると多くの課題があり、”誰一人取り残されず”全ての国が主体的に関わり、達成することが一番大切であることなどをはじめ、以下の内容をお話いただきました。

-国連で定められた条約の中でも、目標だけが定められていて、その達成のための共通ルールはなく、具体策はそれぞれに合ったやり方で進めることができるのがSDGsの特徴であること

-目標の進捗を「測る」ことが重要であること

-17の目標はすべて相互に関連しあっていること

-スポーツ×SDGsでは、寛容性と尊厳、健康や教育の促進、社会包摂的役割、個人やコミュニティの能力強化が期待されていること

-国際的なスポーツ大会でもSDGsは深く関係しており、開催に際して持続可能性(サステナビリティ)を導入することが求められていること

特に、プロスポーツクラブだからこそ出来ることとして、SDGsを広めること・行動するきっかけを与えられること・それらによって何が変わったかを測定できることを、折れたバットの再利用や環境負荷軽減素材を利用したシューズ、海外プロスポーツクラブによるフードバンクの取り組みなど、選手たちが具体的なイメージを持てるような事例を挙げてお話いただきました。

蟹江教授のお話に真剣な表情で聞き入る選手・スタッフからは、講義の最後に「世界でSDGsの推進を加速させるためには、ある程度強制力(拘束力)を持たせた方がいいのではないか」といった意見や「昨今問題になっている食料の大量廃棄について関心がある」といった感想の声が上がりました。

選手・チームスタッフによるワークショップ

蟹江教授の講義を受けて、『&ONE』プロジェクトとしてどんな取り組みが出来るかをグループに分かれて考えてもらい、選手・スタッフからは下記のようなアイデアが挙がりました。(一部抜粋)

・体育館やクラブハウスで節電を心がける
・チーム備品の再利用
・子どもたちの夢に貢献する
・SNSなどでSDGsについて発信する
・スクールや公開練習で目標の「4.質の高い教育をみんなに」を達成する
・経済的に厳しい環境にいる子どもでもバスケットができる環境を作る

感想

蟹江憲史教授

最初はみなさんがどういう反応をされるのかと思っていましたが、思っていた以上に活発に議論したり、講義が終わった後にも質問にきたり、真剣に取り組んでいることがとても伝わってきました。
リラックスした雰囲気の中で短い時間でのワークショップでしたが、本当に今後の取り組みに活かしていけそうなアイデアがたくさん出てきたので、これからもっと楽しみながら選手と一緒に取り組んでいけたらと思います。

佐藤賢次ヘッドコーチ

常に勝つことだけではなく試合を通じて何かを伝えることを信条にしていますが、それが社会と繋がったり、貢献することに繋がるということを知ることができました。プロスポーツクラブだからこそできるSDGsについて、より良い取り組みにしていくことを考えるいいきっかけになりました。

篠山竜青選手

色々な話を聞くことができて良かったです。紐解いていけば、身近にある自分たちが行動できるものばかりだし、ちょっとずつ意識を変えていける手応えを感じました。
世界でSDGsの推進を加速させるためには、ある程度強制力を持たせた方がいいのではないかということを聞いてみたかったので、蟹江教授のお話を聞いて、ルールを決めるのではなくそれぞれに合ったやり方で進めることがメリットになるということが分かり、自分たちもSDGsを推進するプロスポーツクラブの先駆けになれればいいなと思いました。

藤井祐眞選手

蟹江先生から良いお話を聞くことができ、自分たちにもできることがたくさんあるということが分かりました。普段から使っているウェアやシューズなどをうまく活用できたらいいなと思います。
まずは自分たちでできることに取り組み、会場に来るみなさんにも協力していただきながら、小さなことから一つ一つ取り組めば変わっていけると思います。

ワークショップを終えて

今回の選手への講義とワークショップは、蟹江教授からのご提案で実現いたしました。
日頃から代表の元沢やフロントスタッフが選手にSDGsについて話すことはありましたが、今回のように具体的な事例も踏まえて蟹江教授に講義していただいたことで、選手やスタッフもより一層SDGsについての理解が深まり、自分たちのやるべき事が具体的に見えてきました。

川崎ブレイブサンダースでは、今後も選手・スタッフが一丸となってSDGsについて学び、試合会場にお越しいただいた皆さまや川崎ブレイブサンダースの発信を通して、より多くの方にSDGsを知っていただき、何かの行動に繋げていただけるよう取り組んでまいりますので、今シーズンの『&ONE』の活動にぜひご注目ください。

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